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【感想】生き方革命 未知なる新時代の攻略法

人生100年時代、パンデミックによる先行き不透明感、やりたいことがみつからない、私たちは何をしていけばいいのか。

これからの人生・キャリアの羅針盤になるような書籍になるだろう。

一度きりの人生なのだから、夢中になるものを見つけて、とことん楽しんでほしい。

これに尽きる。

人生100年時代の中で、幸せに生きるためのキャリアデザイン?
そんなものは考える必要はない。目の前の夢中になるものを見つけて、全力で楽しもう。

LIFE SHIFTを読むと、ある程度のキャリアデザインを求められるようなイメージがある。

だが、実際には人生がどうなるかなど誰にもわからない。将来など予測できない。今を夢中に生き続けることで自ずと未来が見えてくるのだと同書は語っているように思う。

だからこそ、組織に隷属するのではなく自分を活かすために使うこなすことがベターとなる。

10年後、20年後にどうなっているかなんて誰にもわからない。だからこそ、今を楽しもう。

こんな時代には、少しでもチャンスのある仕事へと移動していくべきだろう。自分の得意なことを見極めて、その能力を高める。そういう自分を評価してくれる場所を探して移動する。
組織のために働くのではなく、自分を最大限活かすために組織を使いこなす

夢中に仕事をし続けられる環境に身を投じよう。自ずと未来が見えてくるはずだ。

以下は書籍には登場しませんが、松井秀樹さんの名言です。

自分でコントロールできないことは気にしない。
コントロールできる範囲に集中する。自分にコントロールできないことは、いっさい考えない。考えても仕方ないことだから。自分にできることだけに集中するだけです。

所感

同書では日本社会の構造的な問題などにもコメントしているが、重要なことは将来を心配することではなく、今何をするかを選択していくことなのだと思う。

特に怖いのが現状維持バイアスだ。

勤続年数が長くなるほど、現状に不満が合っても腰が重くなり身動きが取れなくなる。現状に満足していないならば何かしら動いてみた方がいい。

提案してみてもいいし、試しに転職活動をしてみてもいいと思う。

動いてみることで何かわかることがあるだろう。

引用:一覧

ウェットな人間関係に基づいた組織は多様性に乏しく、これからの競争に勝てないだろう
頭でっかちな動機を最初に設定したところで、それは推進力になりえない。最初にあるべきは、理屈ではない興味や関心だ。もっとも本当にハマっているときは、「自分はXXが好き」などどすら思っていなかったりするが。
自分の時間をやりたいことだけにつぎ込み、それ以外のことは一切しない。そうやって集中すれば、どんなことでもあっという間に上達する。
...
本当にやりたいことがあれば突き進める
僕はそれまでの人生で、迷ったときには、いままでやったことのないほう、大胆なほう、チャレンジするほうを選ぶようにしてきた。その身上のおかげで、痛い失敗もたくさん味わった一方、おもしろいことにもたくさん出会えた。
...
人生はハチャメチャな方が自分の力を伸ばしてくれる!
僕らにできるのは何が起こっても大丈夫なマインドを作っておくことだ。...考えるためのベースとなる情報がない事柄については、考えない、気にしない。

以上。

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