体内時計研究者のあれこれ

人を対象に体内時計の研究をしています。 研究や日々の生活のことなどをつらつらと。

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学振特別研究員採用までの道のり

はじめにみなさん、日本学術振興会特別研究員(通称: 学振)というのはご存知でしょうか? 大学院生(特に博士課程)や研究に関わるお仕事をされている方はよく耳にするかもしれません。 日本学術振興会のホームページから引用すると、 "特別研究員制度は、我が国の優れた若手研究者に対して、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を与え、研究者の養成・確保を図る制度です。" 引用元↓ 簡単に言うと、特別研究員に選ばれた博士課程学生、もしくは博士号取得後5年未

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    • 研究者は転勤族?

      研究者が転勤族だということは博士課程に進学した時点で何となく感じ取っていましたが、いざ自分が学位取得し、就職活動が目の前に迫ってくるとそのことをひしひしと実感しました。 ただ、「転勤」というのは同じ会社内で勤務地が変わることを指すので厳密には研究者はあてはまりません。 強いて言うなら職場が変わるので「転職族」でしょうか?「異動族」?ワタリドリ? ここでは勤務地が変わるという点でわかりやすい「転勤族」という言葉を使わせてもらいます。 もちろん研究者みんながみんな転勤族と言う

      • 就活をしてみようと思った話

        つい最近まで大学院の博士課程に在籍していましたが、そのことを周囲に話すと、 「博士号ってよくわからないけど、大学の教授コースだね。すごい!」 みたいな反応をされることが多々ありました。 その度に愛想笑いをするしかできませんでした。 教授コースであればどれだけ良いか... 現在大学で教授をしている方や研究所等で研究している方、企業に就職した方などは一体どんなキャリアを積んできたのだろうといつも気になるのですが、最近特に気になるのは「博士号取得直後」は一体どうしていたのか?

        • 睡眠時間が足りないときのポンコツ具合が悲しい

          ここ数か月間、約2歳半の子どもの夜泣きに悩まされています。 夜中の汗の量が尋常じゃないことから、急激な気温の変化が原因じゃないかなーと思ってます。 実際私たちも最近暑くて寝苦しいですし... でも多分大人の私たちが感じている暑さと子どもが感じている暑さはきっと違うんだろうと思います。 ともすれば、その暑さに対する不快感も比べ物にならないのかもしれません。 不快感に対しては子どもは泣くことしかできないのは頭では分かっていますが、いざ睡眠中に大声で泣かれると... 睡眠を大泣き

        学振特別研究員採用までの道のり

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        • 元高校不登校が妻子持ち博士学生になるまで
          10本

        記事

          義務教育終了後の足跡⑩: 適応障害から新天地へ

          結婚が決まり、プライベートが順調であったのに対して大学には通えない状況が続いていたところまではnoteに書きました。 春休みも終了し、晴れて博士課程に進学した私でしたが相変わらず思うように大学に行けない日々が続きました。朝起きても布団から出る気が起きない。体がだるい。ぼーっと布団の中にいると時間だけが過ぎて謎の焦燥感から動悸が激しくなる。無理やり体を起こしても動く気になれない。そうこうしていると夕方そして夜になり何もしてない自分に嫌気がさしてむしゃくしゃする。気持ちが落ち着

          義務教育終了後の足跡⑩: 適応障害から新天地へ

          義務教育終了後の足跡⑨: 結婚話と適応障害

          博士進学が決定していたものの博士進学の意味や目的を見失い、そんな中プライベートでは結婚話が浮上し、公私のバランスがおかしなことになっていたところまでは前回のnoteに書きました。 修士論文執筆中あたりから、自分でもメンタルを思うようにコントロールできていないことに彼女の協力もあり少しずつ気づいていて、大学の保健センターでカウンセリングを受けていました。 結婚の意思があること彼女の両親に伝えようということになったあたりから、不眠の症状が気になるということで精神科病院に通院する

          義務教育終了後の足跡⑨: 結婚話と適応障害

          義務教育終了後の足跡⑧: 病み期から結婚話

          大学に入学してから修士まで、あまり深く考えずに目の前の課題をただただこなしていたら、そのしわ寄せが修士論文執筆の時期にやってきて、精神状態が徐々におかしくなってきたところまでは前回のnoteで書きました。 眠っていないので目のクマがすごく、ご飯も食べず風呂にも入っていないので髪の毛がテカテカの私を見て、当時彼女だった妻はヤバいと思ったのでしょう。仕事が終わったら私のアパートに来て晩御飯を作って待ってくれていました。晩御飯を作って待っているという連絡をすれば私はアパートに帰ら

          義務教育終了後の足跡⑧: 病み期から結婚話

          義務教育終了後の足跡⑦: 修論から病み期

          修士課程に進学し、とりあえず目の前のやることをひたすらやっていたら「能力の伴わない成果」が積み重なっていったことまではnoteに書きました。 あまり深いことを考えず、理解せず、言われた通りに(もちろん多少自分で色々考えてはいましたが)研究を進める修士課程。 ちなみに修士1年の冬頃に、今の妻とお付き合いを始めることになります。妻は年齢が一つ上で学部4年で卒業していたので、この時社会人2年目でした。大学は私と違いましたが、妻も大学で軽音学部に所属しておりました。大学同士が近い

          義務教育終了後の足跡⑦: 修論から病み期

          義務教育終了後の足跡と題して、小学校から修士まで振り返ってきたけど、お世辞にも優秀とは言えない学生だったな そんな自分が来週博士論文の公聴会を控えているというのが何とも感慨深い

          義務教育終了後の足跡と題して、小学校から修士まで振り返ってきたけど、お世辞にも優秀とは言えない学生だったな そんな自分が来週博士論文の公聴会を控えているというのが何とも感慨深い

          義務教育終了後の足跡⑥: 卒研から修士

          大学院の入試に合格し、与えられた卒研のテーマもそこそこ順調に結果が出てきたところまでは前回のnoteに書きました。 毎日実験、ゼミに向けた勉強や資料作り、バイトや部活など急に充実した日々を研究室に配属されてから過ごしていきます。そうこうしているとあっという間に卒論提出時期に。大学に入学してから文章を書く機会はレポートという形でたくさんありましたが、それらはどれだけひどくても添削されて返ってくることはなく、フィードバックは点数という成績のみでした。単位が取れているか否かしか気

          義務教育終了後の足跡⑥: 卒研から修士

          義務教育終了後の足跡⑤: 学部4年

          学部卒で就職する気満々だった私が、修士卒の方が給料がいいから、もう少しモラトリアムを楽しみたいからという理由で大学院進学を決意するところまで前回のnoteに書きました。 大学院への進学は当然入学試験があります。私が所属していた学部学科ではGPAが一定以上あれば推薦入試を受けることができ、簡単な面接でほぼ100%合格が保証されます。私はというと、だらしのない大学生でGPAを理由に研究室を変更するくらいの成績でしたので推薦入試を受ける資格がなく、一般の筆記試験を受けることになり

          義務教育終了後の足跡⑤: 学部4年

          義務教育終了後の足跡④: 大学生活

          高校での不登校を経て、紆余曲折あり大学に合格したことまではnoteに書きました。 将来のことを考えたときに高校で勉強を頑張ることの意味、大学に入学する意味が分からなくなって高校に行くのをしばらくやめていましたが、結局深く考えるのをやめてとりあえず大学に行こう。その先はその後考えようというマインドになっていました。 深く考えることやめた自分にとって大学はただ自由な楽しいだけの場所でした。入学して最初こそは、初めての一人暮らしに戸惑い、自分で講義を選択し、単位の計算をすること

          義務教育終了後の足跡④: 大学生活

          自宅カラオケの設置まで

          中々思うように外出が出来ない日々が続いていますね。そんな中家の中にもどうにか娯楽を導入できないかと、自宅にカラオケを設置するためのプロジェクトが始動しました。意外と自宅でカラオケが出来ればと思っている方がいらっしゃるのではないかと。そんな方の参考になればと、うちのセッティング例をここに綴っていこうと思います。 依頼主は同居している義理のお父さん(妻の父)。プロジェクトリーダーは私で、実働も私です。要望はなるべく家にあるもので完結させることでした。 まず調査したのは自宅カラ

          自宅カラオケの設置まで

          先日から子どもが鼻水、咳、発熱の症状。でも元気で走り回るし、飯も大量に食う。体力あるなー

          先日から子どもが鼻水、咳、発熱の症状。でも元気で走り回るし、飯も大量に食う。体力あるなー

          義務教育終了後の足跡③: 高校再登校から大学受験

          再度高校に通うことにしたものの、スムーズに復活したわけではなく、学校にいくふりをしながら近くの公園でゲートボールを眺めていたところまでは前回のnoteに書きました。 かといって毎日行くふりをしていたわけではなく、ちゃんと授業を受ける日もありました。疲れたら途中で帰ったり、部活(テニス部)にだけ行ったりという日もありました。そうした日々を約1か月経たのち、徐々にほぼ毎日授業を受けるようになりました。今でも覚えているのですが、復帰した最初の試験で学年最下位から二番目になった時は

          義務教育終了後の足跡③: 高校再登校から大学受験

          わが子の抗利尿ホルモン

          今日はちょっと趣向を変えて、人生の振り返りではなくわが子の成長についてちょっとした感想を。 私の子どもは今2歳を超えたところなのですが、日々の成長の著しさを感じる年頃です。出てくる言葉が増えているし、こちらの言葉にもずいぶんと反応するようになりました。出てくる言葉が本人の興味があるものに特化しているのは大変興味深いです。例えば、うちの子は乗り物が大好きで、「バス」という言葉を発したのをきっかけに、「ブーブー」や「飛行機」「新幹線」も言えるようになりましたし、食べることがとに

          わが子の抗利尿ホルモン