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「なぜ、社員には俺の言うことが伝わらないのか!」と怒っている経営者に教えたい、伝わる技術のこと。

こんにちは、採用コピーライターのたいすくです。
エン転職という転職サイトで、14年間、超大手企業から郊外の町工場まであらゆる企業の採用を4000件以上成功させてきた私が、成長意欲のある中小企業の経営者・採用担当者に向けて採用力をUPさせる情報を発信していくnoteシリーズ。今回は「伝わる技術」についてお話しします。
 

こんなお話を聞きました

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ある経営者の方とお話ししていた時のことです。その経営者は、社員全員の日報の内容をチェックされていて、そこに書かれている内容の視座の低さ、レベルの低さ、自分が朝礼で話したことの理解の低さに、フンガー!と憤慨されていました。「なぜ、俺レベルの話ができないんだ!」と。

私は言いました。

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社長が話していることを、「社員」が社長と同じように受け取れるわけがないのです。なぜなら、「社員」は社長ではありませんから。社長という立場の責任感がない、社長が付き合っているような人たちとの交流もない、社長と同じ経営の情報もないのが「社員」です。

両親がピアニストで、小さいころからピアノを習ってきた人が、都庁の展望台で流れるピアノの生演奏を聴いて感じることと、これまでの人生でピアノと縁がなかった人が聴いて感じることは、まったく違います。これと同じ話です。

社長と「社員」とでは、持っている情報の素地がまったく違いますから、何もせずに、自分と同じように感じることを期待するほうが、そもそも間違っているのです。
 

「伝わる」には、どうすればいいのか

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それでも経営者である以上、いろいろ伝えなければならないことを伝えないわけにはいきません。それでは「伝わる」ようにするには、どうすればいいのでしょうか。

その答えはカンタンです。

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至極当たり前のことを言っているように聞こえるかもしれません。でも、ここで大切なのは、「伝えたい相手が、伝えたいことについて、どれくらいの理解力を持っているか」、あなたは把握していますか?ということです。

「社員」が社長でないように。社長は「社員」ではありません。つまり、社長と「社員」は、見ている景色、感じていることはまったく異なるため、社長も「社員」のことを分かっていないことが多いのです。

コミュニケーションが上手くいっていない場合、その多くは、相手の理解度を合わせた説明ができていません。理解できない話を聞かされた人間は、聞かされている情報を「他人事」と認識します。だって理解できないのですから。自分が考える余地がない取っつきにくい情報なのですから、どう逆立ちしても自分事として認識できないのです。

つまり、このnoteでお伝えする【伝わる技術】とは、「相手の理解度を把握し、相手のレベルに合わせて説明をして、相手に自分事として認識させる」ということになります。
 

伝えたければ、相手を知ろう

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映画『鬼滅の刃 無限列車編』が大ヒット上映中です。この記事を読んでいる方の中には観た人もまた観ていない人もいらっしゃると思います。まだ観ていない人に「面白いから絶対に観なよ!」と言っても、映画館に行って1800円払って観る、という行動を起こさせるのは結構難しいです。

ここで1つ問題を出します。

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どうですか。ご両親に自腹でお金を払わせて映画を観に行かせるトークのシミュレーションが立てられましたか。

今、立てていただいたシミュレーションは、性格や趣味嗜好をよく知っている両親に、興味を引き、メリットを提示する…といった流れになっているんじゃないかと思います。

「相手の理解度を把握し、相手のレベルに合わせて説明をして、相手に自分事として認識させる」という【伝わる技術】とは、これのことです。

「できない」という方はあまりいらっしゃいません。多くの方ができることです。ただし、それが仕事上でもできているかというと、意外とできていない方は多かったりします。

それはなぜでしょうか?

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コミュニケーションが上手くいかない理由、そして改善すべきポイントが、ここにあるのです。
 

そして、採用のお話

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「応募が来ない」「採用ができない」「定着しない」といった採用の問題の多くは、コミュニケーションで解決できます。そして、採用で苦戦している多くの企業様に共通しているのは、

求職者に興味関心がない

ということだったりします。

もちろん、興味関心がないと認識している企業様は存在しないと思いますが、求職者への興味関心を深く持っている企業様かどうかは次の質問に即答できるかどうかで判断できます。

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即答できますか?

即答できないということは、あなたの会社は採用すべきターゲットを決められていない、もしくは決めてはいるけど深く知ろうとしていないのだと思います。

この質問は、相手に対してどこまで深く興味関心を持てばいいのか、お分かりいただけるある種のモノサシになる質問です。そして、ここまで求職者のことを考えられていると、ご両親を映画に行かせるトークと同様のコミュニケーションを求職者に対して行なうことができると思います。

ぶっちゃけて言うと、

1社1社においてこの採用コミュニケーションの型をつくることが、私が4000件以上の採用成功を実現させてきた必勝パターンだったりします(笑)

今回、お話ししたいことは以上です。最後までお読みいただきまして、まことにありがとうございました。

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