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2017年8月の記事一覧

知識と教養とセンスについて。

知識と教養とセンスについて。

「そこはやっぱり教養になっちゃうんだよなあ」

いけ好かない人間どもの会話と思われるだろうが、その結論に落ち着くことは多い。「あの人は、頭はいいんだろうけどねえ」みたいな会話の流れから。あるいは「彼もがんばってはいるんだけどねえ」みたいな会話のおわりとして。「なーにが足りないんだろね?」を考え、最終的に出てくることばは「教養」だったりする。なんとなくずるくてこわい結論だなあ、と思いつつも、ほかに言

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魔法の言葉

魔法の言葉

この前友人のことを手伝ったところ(といっても何もしてない)、「ありがとう。すごく支えられました」というお礼の連絡をもらった。

支えになる!!

なんという素晴らしい言葉。

今まで100回ぐらい、いやそれ以上、イベントだったり会社の仕事だったり、簡単な用事だったり、誰かが何かをするのを手伝ってきたけど、「支えになった」と言われたのは初めてだった。そういえば会社を立ち上げるとか四日間お風呂に入れな

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中島卓也が、私たちに教えてくれたこと。

中島卓也が、私たちに教えてくれたこと。

プロ野球選手たるもの、人生で一度はホームランを打ったことがあるはず。

その常識を覆してきたのが、我らが中島卓也さんである。

そんな彼が、プロに入ってから人生初のホームランを打ったこと。

このニュースまでの道のりは、ニュースそのもの以上に私たちに勇気と自信を与えるものだと思う。

***

そもそも、プロ野球選手になるような子供というのは、総じて身体能力が高い。

さらに180cm超えは当たり

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働くことと、貯金すること。

働くことと、貯金すること。

日本人の貯金好きは、否定的な文脈のなかで語られることが多い。

なんの目的もなく、ぼんやりとした「いざというとき」のため、日本人は貯金をする。そして「いざというとき」は訪れぬまま、その財産は子どもたちに相続される。90代の親が残した財産を、70代の子どもが相続する。70代の子どもはそれを消費に回さず、やはり「いざというとき」のために貯蓄し、やがて90代を迎え、70代の子どもたちに引き渡す。

何度

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