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自分の仕事に誇りを持つのが大切

ある絵付けの職人さんは焼き物の工程で絵付けが一番大事だと言い、ある生地の職人さんは形作りが一番大事だと言っているのを聞いて、職人さん達は自分の仕事に誇りをもってるからこそ、素晴らしい仕事ができるのだと感じました。

職人の仕事は分業制が一般的であり、一つ一つの工程が無くてならないものであり、全ての工程が大切だと言えます。ただ個人だけでは完成せず、実感が湧きにくいという話も聞きます。

同様にデザイナーの仕事も、企画やデザインを請け負っていますが、製造や販売はクライアント側の仕事になります。自分だけで完結できる成果物は、非常に限られています。

つまり、一から十まで全てを自分一人で完結する仕事はあまりありません。どんな仕事でも誰かと誰かが手を取り合って、仕事として完成します。その中で、自分の仕事に誇りを持つのが大切だと言えます。


仕事に誇りを持つ意味

自分の仕事に誇りを持っている人は、自分の仕事が何のための仕事なのかを明確に理解しています。更なる成功を目指して、技術を磨き、創意工夫し、積極的に行動するようになります。

それにより義務やただの労働として仕事をこなすよりも、成果を出すことができます。仮に失敗などをしても、それを糧に成功へと進めることも難しくありません。

さらに誇りを持つことで、仕事は更に楽しくなります。自分の仕事が実際に発売されたときに、どのように使われ、使い手や社会にどんな影響を与えるかを知ったときに、仕事にやりがいを感じるようになります。

この世の中に尊敬できない、意味のない仕事は無いと思っています。すべて社会として必要なので、仕事としてあり、それを生業としている人が居ます。全ての仕事に敬意を払い、自分の仕事をしましょう。


仕事に誇りを持つ方法

仕事に誇りを持つ方法は色々と知られていますが、結局は目の前の仕事に全力に取り組むしかないと思っています。ただ全力で頑張るのではなく、技術を磨き、創意工夫し、積極的に行動することが大事です。

ただの作業として仕事をこなすのでなく、何のための仕事なのかを意識して仕事に取り組むことが誇りを持つことに繋がります。

誇りは身に付けるのではく、自然に身に付くものだと考えています。一朝一夕で身に付くものでなく、技術を磨き、成果を上げているうちに、自然に自分の仕事に誇りを持てるようになるのかと思います。


最後に

先に誇りが身に付くのか、先に技術が身に付くのかは分かりませんが、目の前の仕事に全力に取り組むことでしか、誇りも技術も身に付かないと思っています。そのために、毎日考えて、毎日行動して、毎日健やかに過ごすのが大事だと思います。

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