見出し画像

ひらがなの語源を知っていますか?⑥(は〜ほ)

しひらがなの語源シリーズ第三弾です。インスタの更新順の都合で、noteは逆から更新しています。今回は「は・ひ・ふ・へ・ほ」の5つをご紹介します。

全8回に分けて紹介
ひらがなの語源①(あ〜お)
ひらがなの語源②(か〜こ)
ひらがなの語源③(さ〜そ)
ひらがなの語源④(た〜と)
ひらがなの語源⑤(な〜の)
ひらがなの語源⑥(は〜ほ)
ひらがなの語源⑦(ま〜も)(や〜よ)・・・更新済み
ひらがなの語源⑧(ら〜ろ)(わ〜ん)・・・更新済み

以前に更新した、2つもよかったらご覧ください。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
波→は

実は、”は”の一画目の縦線はさんずい編だったんです。変化の途中の3つ目のさんずい編は、皆さんも見たことがあるのではないでしょうか。”皮”の”又”の部分は、3つ目に書かれているような丸く続けて書く方法はよく見られるくずし方です。まさか、それが”は”の丸の部分に繋がるとは思っても見ませんでした。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
比→ひ

これは比較的分かりやすい変化ですね。1つ目から5つ目に一気に飛ぶと分かりませんが、順に変化していく過程を追うと確かに”ひ”という形になるのにも納得がいきます。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
不→ふ

こちらも分かりやす変化ですね。ただ、少し不思議なのが、”不”の3画目は縦線なのに、それと同じ位置にあたる”ふ”の2画目は丸みをおびているのでしょうか?

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
部→へ

めちゃくちゃ、無理やり感がすごいですね。左右どちらも原型がありません。特に3つ目→4つ目の変化で左側が極端に略されています。ここまで極端に略すなら、他の文字ももっと極端に略せたやろ、ってちょっとツッコミたくなります。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
保→ほ

”は”の縦線が”さんずい編”をくずして出来たのに対して、”ほ”の縦線は”にん編”をくずした書き方なので、全く同じ語源ではないんです。”口”を横線一本で表現するのは、結構強引な表現の変化ですね。

”木"の”八”の部分は点々で表現。それを連続して書くことで丸く表現するのは、”末”→”ま”の変化と同じです。

シリーズ第三弾はこれで以上です。第四段以降も同じような感じで書いていきますので、「なんで、こうなるんやろ〜〜〜」と一緒に考えながら見てみてください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?