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社会に出る前に知りたかった「社会の仕組み」の話

私は、九州の北端の小さな街で育ち、初めて地元を出て暮らしたのは田んぼの風景が広がる大学で、とても小さなコミュニティの中で22歳まで暮らしていました。

20歳ごろからブログを始めて、ネットを通じたコミュニケーションもし始めたいたけど、今のSNSに比べたらそんなにリアルタイムで追うようなものでもなく。

目の前の勉強と、部活と、家族と友人と、バイトと、遊びと、旅と本と。ほとんどそれだけで過ぎていった大学生活を終えて、私は地元に近い福岡・天神で働き始めました。

働いてお金をもらう、というのは大学時代のバイトでも体験済みでしたが、給料をもらい、それをやりくりして、暮らしを一人で成り立たせるというのは初めての体験。(一人暮らしは大学からしていましたが、親の仕送りもあったので、全部ひとりというのは初めて。)

その時点で、私はそれ以降の自分の人生がどうなっていくのか、全く見当がついていませんでした。当時遠距離恋愛の彼氏がいましたが、うまくいけばそのうち結婚するのかなぁ?くらい。

自分が社会に出て働き始めた、という事実以外は、何が分からないかも分かっていなかったのだと思います。

徐々に徐々に、自分が「何も分かっていない」ということが分かってきます。

時間をかけて、「何を知ったらいいのか」も分かってきました。

社会保険やらなんやらが引かれる給与明細、
耳にはするけどよく分からない投資やお金の仕組み、
転職したいと思ったときに自分のキャリアをどう考えたらいいのか、
おしゃれや美容に関すること、
人との付き合い方、
上手な整理収納の仕方、
健康であること、
自分の気持ちをポジティブに保つ方法。

これって、学校では習わないんですよね。

社会に出る前、長いこと学生をしていたけど、それは全部こういう生きていくために必要なことを学んだり実行したりする「基礎の基礎の基礎」でしかなく、困った時に立ち戻る何か、というのは新卒の私は持ち合わせていませんでした。

気の合う友人と話し合えるくらい。
でも、友人とも会社も違うし、悩んでいる内容も違う。私が悩んでいることが相手には全くピンとこない、というようなこともあって上手くいかない。

そんな時期もあったなぁ~と思います。

でも、自分の中で、「より幸せを感じながら生きていきたいなぁ」とか、仕事も「人がよりよい方向に進むことをサポートできるようなことがやりたいなぁ」というのは、ぼんやりと、でも確信をもって思っていました。

そこで、ちょっとずつ色々なことを経験して、学びながら試行錯誤する中で意識していたのは「自分をセルフプロデュースすること」だったように思います。

当時流行っていた芸能人にそういうスタイルの人が多かったことと、私自身、自分が納得ができる、とかしっくりきている、ということが大切というのもあってそんな意識がありました。

最初にやったセルフプロデュースは、自分の「家の中」で、色はメインは白にしよう、家具は全部木製のもの、と決めて、居心地のいい空間を作っていきました。自分にとって心地いい環境を自分のためにつくる、そういうことでした。

これはほんの小さな1例ですが、自分が心地よく生きるためには、色々な側面で、自分が何を大切にするか、どうやっていくか意思決定をしていく必要がある。そもそも、何がそう判断する必要がある大切なことなのかを知る必要がある。

自分の人生をコーディネートしてあげること。

これが自分が楽に生きるために必要なスキルで、知ったら誰でも取り入れることができることだと思います。

そして、そのコーディネートって、ソーシャルワークを自分の中に取り入れることだと思うんですね。

今よりも、より自分らしく生きていきたいと思う人に伝えていく。



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