辞書

書籍化作業を一太郎でやってみた 初稿編②

 初稿編、第2回です。
 早速、前回の記事にもご意見いただきました! いろんなやり方の作家さんがいらっしゃいます。
 この連載で書くのは、あくまでも、「タイノエさんの場合」です。「絶対こうじゃないとダメ」とは一言も言いませんので、ご了承ください♪

 書籍化作業しようにも本文が書けないと、どうにもなりません。当たり前です。内容がないと、本はできあがりませんし、ここは作者ががんばるべき。

 自力でなんとかしろ!

 でも、ちょっとだけ手伝ってくれたら嬉しい!!

 物語は自分で書くしかありません。残念ながら。
 しかしながら、その物語を文章におこす作業を手伝ってくれる機能なら、あります。

 今回、使用している「一太郎2019」にはATOKが同梱搭載されています。とても優秀な日本語変換ソフトです。

 文章を書いている途中でも、正しい日本語の使い方を教えてくれる――いえ、候補を提案までしてくれます。
 訂正候補の提示も弱・中・強選択できるので、お好みで!
 人名など、一度使用した語句の予測変換候補を出してくれたり、文脈から漢字を予測して変換の順番を変えてくれたり、タイプミスをしてもなんとなく雰囲気でそれっぽい単語を候補に出してくれたり、大変頭がいいです。
 クラウドでリンクさせておくと、自宅のデスクトップと出掛け先のノートPCで、同じ変換や候補を出せるようになります。

 また、タイノエがスタンダードではなく、プレミアムを購入した理由のひとつですが……ATOKの変換に辞書がダイレクトに表示されるのです。選択するだけで、漢字辞典・国語辞典・類語辞典を切り替えることが可能です。スーパープレミアムはここに百科事典もつきます。
 わざわざウィンドウを閉じて調べる手間が省ける!
 紙の辞書もいらない!

 さらに、「ソプラウィンドウ」という機能を使用すると、文章の横に辞書を表示させることが可能です。
 こちら、漢字・国語・類語辞典に加えて、Wikipediaの該当ページを表示できます。まさに、ちょっとした調べ物程度なら、一画面でできちゃいます。
 特に語彙力が乏しいので、類語辞典は助かります。
※ソプラウィンドウは別窓扱いなので、ほかのソフトやIEを開いているときにも召喚できます。ATOKの辞書も常時使えます※

 余談に近いですが、乏しい語彙力を楽しく補うツールとして、「感太」も面白いです。
 言葉を視覚的にとらえられることを特徴としており、「語句」と「画像」がセットになっております。それらをランダムに表示して、書き手の感性を刺激します。
 季節や場面での絞り込み機能もあり、「なんか、秋の描写がしたいけど思いつかへん」「夏らしさって、なんやねん」などの壁にぶつかったときに開くと、「こういうのありまっせ!」と、いろんなカードを持ってきてくれるのです。
 秘書かよ。

 作業時間が長くなると、ATOKに搭載された「ATOKリフレッシュナビ」が休憩を勧めてくれます。
 連続入力時間やタイプミスの頻度などから、疲労指数を割り出して「そろそろ休憩にしませんか?」と提案してくれるのです。
 休憩の目安になるばかりではなく、入力文字数を見ることで達成感も得られます。「月」「週」「日」からも入力時間を割り出してくれるので、自分の作業の成果を見るのにも使えますね。
※もちろん、「うるせぇ!黙れ!」という人は、リフレッシュナビの通知を切れます※
 秘書かよ。

 これで、ちょっとは初稿が楽に……なるかも!?

【前回までの記事】
書籍化作業を一太郎でやってみた 序
書籍化作業を一太郎でやってみた 初稿編①

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