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架空漫才「犬と猫」


この度、近代文学史の歴史を塗り替える大発見があった。

漫才が江戸時代末期に既に行われていたことが大阪府丹禅寺能楽堂蔵の慶応十二年の公演記録から明らかになった。その漫才はあくまで能の前座であったが、なんと日本人とオランダ人商人によって行われたというのである。

漫才の起源は、現在愛知県で古くから行われる予祝行事であり伝統芸能の一つである「三河漫才」として知られているが、この事実は定説を覆すかもしれない。

二人「どーもー、冷LAL鬼(ヒエラルキー)です!」
冷奴「ワタシが根木冷奴で、」
鬼笑「拙者が鬼笑太郎左衛門(おにわらたろうざえもん)ですよろしくお願いしますー」
冷奴「相方が河内国の出で、ワタシが阿蘭陀(オランダ)出身なんですけども、この冷奴って名前は実はオランダ語の本名の直訳なんデスよねー、お願いしますー」
鬼笑「どないやねん!何を直訳したら冷奴になんねん!」
冷奴「ねーいうとりますけどもー」
鬼笑「あのね、拙者ペット買おうかな思おててー」
冷奴「ペットねー、ワタシはもう体内に何億というペット飼ってるんでいらんかなー」
鬼笑「キモいねんおまえ、誰か微生物のことペット言うねんなー」
冷奴「ほな言葉を変えよか」
鬼笑「言葉変えるてなんやねん」
冷奴「自分たちのこともコントロールできひん人間という動物がね、他の動物を飼う支配するなんてのは欺瞞ですわこれ」
鬼笑「お前欺瞞ってなんやねん漫才であんま難しい言葉使うなよバカ」
冷奴「バカ?うーん確かにバカは難しい言葉じゃねえなよなあ(ニヤニヤ)どちらかといえば簡単?」
鬼笑「おちょくってんのかオイ!語彙力はないけども!でどうなんですか冷奴殿は犬派?猫派?」
冷奴「あー犬の歯は“いぬは”じゃなくて“けんし”って読むって寺子屋で習わなかったかい?」
鬼笑「ペットの話で始めに犬の歯の話するやつがおるかあ、犬が好き猫が好き?ってことよ」
冷奴「外人に同音異義語はむずいよなー、犬の歯と、犬派、うーん」
鬼笑「急に外人ぶんなよ、お前でどっちなの?」
冷奴「猫かな、なんでかって犬ってのは歴史的に人間の狩り、放牧、の手伝いをしてきたわけよそれが時代が進めば働かずただただFEEDされるだけのペットという存在になってしまって、本来の主従関係を忘れてしまってるんだよな。でもそれに比べて猫っていうのは人間との歴史のはじめから人間に飼われる養われるために容姿や仕草に磨きをかけてきたわけだから、役割的なペットとしては猫しかありえないよな。」

鬼笑「は?怖」

二人「どーもありがとうございました!」

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