見出し画像

【ライブ/ライブコマース】〜日本市場における将来〜

ライブは最も”信用度”が高く、現代に適したコミュニケーション方法であると私は考えます。

数年前と比べると、SNSを見ればインフルエンサーの”PR投稿”が溢れ返っているだけでなく、WEB/SNS広告の獲得単価も上がっており、企業が消費者に対してどのようなコミュニケーションを図るべきなのか試行錯誤を繰り返しております。

そこで今回の記事のテーマである、「ライブ/ライブコマース」について私の考えを含め触れていきたいと思います。

【目次】

---------

1.ライブコマースの歴史

2.中国におけるライブコマース市場規模

3.日本のライブ/ライブコマースについて

(外部環境による要因/企業のデジタル上の広告・コミュニケーション/デジタルの発展/消費者の趣味嗜好や行動変化)

4.日本でライブ/ライブコマースを成功させるために

5.ライブ/ライブコマースの未来

6.弊社について(株式会社Tailor App)

---------

画像1

【ライブコマースの歴史】

”ライブコマース”は中国が発展の地として言われおり、発展背景としては下記のようなものがあげられる。

---------

1.疫病の蔓延(SARSやMARS)

2.偽物の流通

3.国土が広い

4.人から物を買う文化

---------

中国では数年前から、インターネットショッピングが盛んに行われている中で、不良品が届くことも同時に問題となっていた。そこで人の”信頼度”を通した物の購入が発展し、人から物を買う文化が根付いただけでなく、デジタルの発展から”生の声”を届けられるライブコマースに繋がった。(インフルエンサーマーケティング)

【中国におけるライブコマース市場規模】

中国におけるライブコマース市場規模は、2019年段階で”7兆円”規模にもなっており、2020年には”15兆円”規模にもなると言われている。(下記参照)

【日本のライブ/ライブコマースについて】

初めまして、株式会社Tailor App 代表取締役の松村夏海です。

冒頭でもお伝えした通り、ライブは最も”信用度”が高く、現代に適したコミュニケーション方法というだけでなく、今後ライブ/ライブコマース市場は日本でも確実に成長すると見込んでおります。

下記に多方面から考えた理由を記載しております。

--------

【外部環境による要因】

隣の国(中国)では既に疫病が蔓延していたが、日本は島国であったため流行することが少なかった。しかし、昨今のコロナウイルスの蔓延力により島国である日本でも感染者数が増加し”緊急事態宣言”という日本の歴史でも類の見ない市場変化が起きており、企業は”デジタルシフト”を余儀なくされている。

・Eコマース

日本は”接客文化”が強い国のだったため、リアル店舗の需要が高いだけでなく、他の国と比べ国土も狭いため、Eコマースの市場の成長率が低かったが、昨今の影響により、Eコマース市場が広がっている。

・ライブコマース

ライブコマースに関しては、中国で市場が急成長していたため、過去フリーマーケットアプリで有名な”メルカリ”参入し、ライブコマース専用のアプリ”メルカリチャンネル”を立ち上げた。(他では、Live Shop!等)

しかし、現代のCPI(アプリダウンロードコスト)が高いだけなく、接客文化が強い日本で、消費者がライブで買う必要性がなかったことから、CV(コンバージョン)が起きづらく各企業が事業撤退。

一方で、緊急事態宣言により店舗の集客が減る中、ライブ配信を行う企業や、ブランドが多くなり消費者の”ライブを見る文化”が醸成されつつある。

→コロナウイルスにより、デジタルシフトが活発的に行われ、ライブ配信を各企業が行うことで、人々がライブを見る文化がさらに発展していく。

【企業のデジタル上の広告・コミュニケーション】

・SNS/WEB広告

肌感覚ではあるが、上記でも述べた通り、広告のCPC(クリック単価)やCPA(獲得単価)が年々上がっており、消費者の”広告慣れ”が起きている。また、Amazonや楽天で価格比較をし購入できるようになったことから、このブランドだから買いたいといった、ブランドロイヤリティーが薄まり表面的な観点でしか物事の良し悪しを捉えられづらくなっている。

・インフルエンサーPR

インフルエンサーによるPR投稿が近年盛んに行われている中、”物をただ顔の横に置いて投稿させる”といった中身のない文脈で行っている企業が多いため”PR感””広告臭”が強く消費者に受け入れられづらく他のPR投稿に埋もれてしまっている。※

インフルエンサーは広告媒体ではなく、”個人のメディア”のため何をどう伝えていくかと言った、”PR文脈”が必要。(次回のnoteで紹介予定)

→”信用度”の低いものは消費者に受け入れられづらい中、リアルタイムで相互コミュニケーションを取れることで、ブランドストーリーや企業の透明性を訴求できることから”信用度”を得られやすい。(事売りの時代)

【デジタルの発展】

・各SNSのアップデート

例として、インスタグラムの機能の1つであるIGTVやリールから直接物が買えるようになるアップデートがFacebook社が発表するだけでなく、インスタライブから他のマネタイズ方法として”バッジ機能”も追加された。

・5Gの出現

2021年春から導入される5Gの影響により、通信速度が早くなることから、ライブ配信が活発的になることが予測される。

→ライブを見る側だけでなく、行う側のインフラも整いつつある。

【消費者の趣味嗜好や行動変化】

・緊急事態宣言により、在宅時間が長くなることでインターネット使用率だけでなく、youtubeをはじめとした動画の視聴時間が長くなっている。

・情報過多の中、SNSが発展し、自分の好きなものを選択し見れるようになったことで、人々の趣味嗜好の多様になった。

例:アパレル有名企業の店舗閉鎖が目まぐるしく起きる中、インフルエンサーD2Cブランドが多く立ち上がり、マスブランドではなく趣味嗜好やストーリー性を前面に出した深くニッチなブランドが受け入れられている。

→ライブ(生の声)を通してブランドストーリーを伝えることで、人の”可処分時間”を獲得できることだけでなく、消費者と”リアルタイムでコミュニケーション”を取れることから、ブランドロイヤリティーを高めることが可能。

--------

特に、SNSやWEBが情報の最初の入り口になり、趣味嗜好の多様性を帯びる時代で、”事売り”として最も伝えやすい、リアルタイム且つ生の声である、ライブ/ライブコマースの需要が高まると予想している。

【日本でライブ/ライブコマースを成功させるために】

では、ライブ配信含め、ライブコマースを成功させるために、私の経験を踏まえながらお話ししていきたいと思います。

会社(テイラーアップ)の紹介として、2020年7月の立ち上げの約半年の会社ではございますが、現在大手広告代理店様だけでなく、日本を代表する東証一部上場企業のライブ/ライブコマースを担当させていただいております。(ライブ中にECサイトの商品が売り切れた事例や、他社広告代理店と比較し再生回数を6倍つけた事例がございます。)

そこで私がライブ/ライブコマースを成功させる方法として、意識していることは、

「”人”or”物”に紐付けて、消費者にライブを見る理由を与えること」

→具体的内容は、コンサルティングにより改善していきます。(弊社までお問い合わせくださいませ。)

基本ライブ/ライブコマースが上手くいっていない企業は、視聴者数が少ないということが1番に挙げられます。(物売りに近づけすぎていることで、失敗している。)

→その中でも、実際に私がライブ配信が上手いなと感じる企業様(ブランド)は、Fifthstore/nice claupです。(下記URL添付)


また、私がコンサルティングや施策を行ってきた企業様を見ると、

・ハード面→画質悪い/画面が暗い/台本が見えている

・ソフト面→一方通行のコミュニケーション/インセンティブがない

まだ多くございますが、基本的には上記が挙げられます。(結果、離脱率が上がることや、そもそもSNSフォロワーに対して視聴率が少ない。)

ここで注意するべき点として、媒体特性として、ライブ配信はテレビのような一方通行の媒体ではないため、ユーザーをアクティブにする必要があること、強制認知ではなく好感認知になるため、見に来させる仕組みづくりをすることが重要となります。

したがって、ライブ/ライブコマースは通常のSNS運用や広告と違い、リアルタイムで行うことや、修正が不可能なため、実施が難しいだけなく、正しい方法で行わないと成果が上がりづらい。

【ライブ/ライブコマースの未来】

ライブ/ライブコマースの未来として、私は広く捉えると広告業界では、広告PR手法の一つになってくることで市場が確立されるだけでなく、

企業が「TV局」を持つ時代(abemaTVのような)

が訪れると思います。

理由として、実際に私がコンサルティングを行っている企業orライブが上手い企業は、○曜日○時からとライブ配信の時間が決まっていることから、消費者の個々の頭の中で時間の確保がされており、実際にライブを毎週見るという行動を行っているからです。

例:月9といえば、ドラマといった人々の認識。

また、私はたとえコロナウイルスが収まったとしても、マスクをすることが人々の”マナー”になり、人混みを避けるということを本能的に刻まれたことから、デジタルシフトはより活発になることで、デジタルを通した”リアル体験”の需要が上がり続けると考えます。(ライブ/ライブコマースの発展)

以上、ライブ/ライブコマースの発展の背景から、未来まで述べさせていただきましたが、あくまで私の意見ではございますのでご了承ください。

【株式会社Tailor Appについて】

独自インスタライブ解析ツールを使用した、ライブ/ライブコマースコンサルティングを中心に下記の事業を行っております。

-------

・広告PR/プロモーション

・SNS運用

・キャスティング

・AR/VR制作

-------

【お問い合わせ先】

→採用活動も行っておりますので、弊社にご興味のある方も是非お問い合わせにてご応募くださいませ!!広告の新しい形だけでなく、日本の未来を是非一緒に作りましょう!

最後まで、読んでいただき誠にありがとうございました!

株式会社Tailor App 代表取締役 松村夏海


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?