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私の思ったこと

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1日の中で、感じたこと、思ったこと、考えたことを毎日更新しています
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2020年11月の記事一覧

克服した人のアドバイス

克服した人のアドバイス

整理整頓ができない、という相談をもらった。

何から手をつけたら良いか、どのように優先順位をつけたら良いか、どこに何をしまう、置くかの選択、決断ができないというものだった。

僕はそれらのことに負荷がなく、日頃無意識に近い状態でこなせているので、その相談に答えられると思っていたが、どうすればできるようになるのかという答えや道筋を説明することができなかった。

相談してくれた人が思い付かないように、

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いつかは忘れるという救い

人はその瞬間を忘れたくない。

あるいはかつていたあの人に会いたいという思いで、写真や蓄音装置、映像などでその瞬間を閉じ込めて、永遠に残るものにしようとしてきた。

それらはすべて人が忘れるから起こることである。

なら忘れなければよいのに。と人の構造を恨めしく思うこともあるだろうが、大人になればなるほど全て記憶が残ってしまうことへの恐さも感じているはずで、忘却という機能に救われることもある。

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気をつけていること

気をつけていること

僕は人にじぶんのことを話したり、結論が出ていない段階の話しを相談することに抵抗を抱えて生きてきた。

それは生まれつきだったり、奥ゆかしい性格という要素の影響というよりは、経験として人に話して、結果的に「話さなければよかった」と思うことが何度か重なったせいなのではないかと考えている。

つまり人は周囲の人のリアクション次第で、「何でもできる」と思う人にも「何をしてもいい」と思える人にも「じぶんがし

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「時間がない」から「時間がある」へ

師走という言葉の意味は、じっくり座って読経をするような師僧でも急がなければ、走らなければと思うほど慌ただしい季節という意味で、昔から人は忙しく過ごしてきたし、テクノロジーが進歩しても、人は変わらず忙しくするものなのだなぁと師走という言葉を聞く度に感じるのです。

でもその反面、「忙しい」を、「時間がない」をいろんなことの言い訳に使っている場面を目にしたりもします。

「時間がない」おかげでやらなく

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冬の気配

冬の気配

昨日の東京は一気に冷えた。

そこに降る雨で一層冬を感じた1日で、どこか快適だった季節が終わり、乾燥し、身体が芯から冷える季節がやってくる。

冬の訪れを感じるといつも思うことがある。

生きてるってことは基本的にはあったかいってことそのものだなぁと思うんです。

死んでしまった人が冷たくて動かないからというのもあるんですけど、冬はあったかいものを求めてしまうし、冷たくなりすぎないように自然として

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考えが深まる傾向

考えが深まる傾向

各個人によっての話しなので、今日書くことは僕の場合ということで読んでいただければと思います。

タイトルにも書いた通り、考えが深まる傾向というのは、実は人によって違って、僕自身が考えが深まる瞬間だなぁと思っているのは、じぶんにフラストレーションの感情があるときだ。

例えば「忙しくて時間がない」というフラストレーションを抱えているとする。

そうすると僕はこのフラストレーションを解消しようという時

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文章で難しいこと

文章を書くというのは、難しい。

じぶんが感じたこと、思ったこと、考えたことを、言葉にして、それを読んでくれた人に伝わるようにととのえるというのは、簡単なようでいて難しい。

例えばnoteならタイトルを決めたり、書くことを考えたり、決めたり、どういう順番で、何を書くのかも様々なことを考えながら書き進めていく。

どの工程も難しいのだけど、それらが大変なのはある程度想像ができる。

では逆に実際に

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愛ってなんだろう?

愛ってなんだろう?

多くの人が愛を口にする。
愛について話している。

だけれどじゃあその話している愛って何か?
と聞かれると明確な定義はなかなか見つからない。

でも僕はその共通する定義が見つからないということが愛の本質なのだと考えている。

結論を言ってしまえば、愛というのは、その人が愛だと感じた瞬間が愛だからだ。

だから共通の定義など見つかるはずがない。

恋人から素っ気なくされて、それに悔しくて当たり散らし

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対人関係の距離感

対人関係の距離感

例えばじぶんの習慣の、毎日の中からやらないことを決める。
ということを多くの人はしている。

コンビニでガムや飲み物を小さく毎日買わない。
大勢の飲み会には行かない。
寝る二時間前には食べ物を食べない。
電話はしない、出ない。
マクドナルドは食べない。
ソーシャルゲームで課金しない。
他人の悪口や愚痴の多い人にはなるべく会わない。

など、きっとあなたにもやらないと決めていることはいろいろあるだろ

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じぶんで考えた時間

じぶんで考えた時間

友人のラジオ収録に参加してきた。

その二人は自身の一人しゃべりでラジオを更新し続ける会話のプロフェッショナル。

最初僕には力みがあったものの、二人がやわらかく受け入れてくれたおかげで収録自体は無事に終えることができた。

三人で台本などもなく、自由に話していいですよ。
となった時、会話の流れの中でじぶんが何を話すのかに興味があった。

そうするとあることに気がついた。

そのようなときに話すこ

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消えてなくなるもの

インターネットによってあらゆる情報が保存されるようになり、数字によってあらゆるものが基準化、可視化されるようになると目に見えないもの、形にならないものの価値というのは、どんどん下がっていった。

逆に残るもの、目に見えるものの価値はどんどん上がっている。

でもそんな中でもすごい勢いで日々消えていってるものがある。

それが人の記憶だ。

毎日文章を書いているからこそ、日々感じたことを手放したくな

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人の思い込み

人の思い込み

真っ昼間のテラスで風に当たりながら、ビールを飲む。

そのことがなんとも言えぬ快感で、そういう環境で飲むビールは格別だと、お酒が好きな人は話す。

もちろん昼間の風に、日差しを浴びながら飲むビールは格別なのだろう。

けれどその快感、格別と感じるものは、「真っ昼間からお酒は飲まない」という思い込み。
あるいは「昼間は労働時間」という思い込みによって下支えされている。

例えば食べ物を食べるだとか、

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喪失感の中の生命力

喪失感の中の生命力

戦後日本が経済的に成長した理由を、経済的に語る人は多い。

朝鮮戦争の特需だ。
アメリカというロールモデルの存在を一つ一つ実践して追いかければよかった、等。

もちろんそれは正しいと思うのだけど、それ以上に今の世界と戦後の復興期で大きく違うものは、多くの人が大切な誰かを理不尽な何かで失っている、その中で日々を生きているという経験ではないか?

日々を暮らしていても居なくなったあの人のことが浮かぶ。

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ほどほどで生きる

ほどほどで生きる

「毎日楽しい」という言葉には、ちょっぴりの無理とちょっぴりのウソが含まれてる。

けれどそれでもまずは「楽しいと思う」ことから、楽しい日々というのは増えていくのだーというなら、それは間違いないと思う。

しかし僕は、1年を割合として見ると楽しい1日3割、なんてことない1日3割、なんだかなぁーな1日3割くらいではないかと思っている。

で、なんだかなぁーな1日3割となんてことない1日3割を楽しい1日

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