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子会社サラリーマンの品格(2)勝ち負けにこだわらない姿勢大事

2024/06/24 都知事選挙の話題が活発である、各陣営ともいろいろ言っているが今有権者の最大公約数の一番の不満は「税金の高さ」だ、永遠の低所得も少子化も税金の高さが原因なのである。「◯◯税の税金を下げる」の一点攻勢でも十分に戦えると思うが、あまりにも抽象的な言葉が並ぶので差別化になっていないと分析している。

会社が制圧された後の行動パターン

うちの会社が子会社になると決定した時、役職員は大きく3つの行動パターンに分かれた。まず、親会社の人たちにすり寄って媚びへつらう行動に出た人、とにかく言われたことには逆らわない、そして必要以上に自らの仕事に厳しくして自分の首をしめる人も現れ始める。

親会社もそこまで求めていないのに、先回りして規律を厳しくすることで好感を持ってもらおうとする。又、必要以上にお礼の言葉を言うのだ、些細なことであり普通であればお礼の言葉は要らないのにお礼をしてしまう。

人間というのは面白いと感じる、自分だけでも親会社に取り入って気に入ってもらい生き残ろうとする明白な行動に笑ってしまう。(馬鹿らしい・・)前章で書いたが、我がボスもそういうタイプなのだ。

会社を去ってしまった人たちの今後

他のパターンの話をしよう、もう一つは子会社化が決まった瞬間に会社を去って行った人もそれなりの人数がいる。親会社のイメージ、不合理に統治されることへの嫌悪感ですぐに行動に出たと推測される。(気持ちは分かる)

今の時代は転職天国、売り手市場が続いているので、転職は容易なのだ。きっと年収も高くなるだろうし、職位も上がるだろう。しかし、転職後の運命は明暗を分ける、そもそも動機が「子会社になってしまったことへ不満」という消極的な理由だからだ。

冷静の戦況を分析しながら備える人

他のパターンの話をしよう、もう一つは、様子を見ながらよければそのまま仕事を続けるが、絶望感が漂えばすぐに脱出ボタンを押せるように準備を整える人だ。(どちらかと言うと、私もこのパターンだ)

脱出ボタンを押すためには経済的な自由を獲得しなければいけない、無論、転職するのもいいし、自分で何か始めるのもいい。しかし、その脱出ボタンの起爆剤になるのは経済的な自由度がどのくらいあるかだ。

私の場合は、もう転職というのはないと断言する。年も年だし、今はしているが、今後も毎朝電車で通勤するというイメージがない。転職と言っても結局は使われる人なので、いつかは違和感や不満に襲われるだろう。

親会社のサラリーマンは更に大変

子会社のサラリーマンというのはここまでモチベーションが下がるものだ、全力で会社やグループを支えようと思っている人は皆無なのだ。理由は、そもそも親会社にそのような献身的な人を見定めて登用しようとする人がいないからである。

親会社でもサバイバルゲームがある、人を蹴落として生きるのが精一杯なのだ。まさにイス取りゲームであり、イカゲームなのだ。

しかし、子会社のサラリーマンは気楽な稼業でもある。業績がしっかりしていれば、あれこれ言われる筋合いはない。人事改革でいろいろしてきてもこちらは一向に構わない、むしろ責任を負ってくれるという意味だからだ。

□□□□□続きは次章へ

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