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「宇治神社と宇治上神社」参詣録&食べ歩記【京都府・宇治市】

宇治神社うじじんじゃ宇治上神社うじかみじんじゃは共に京都府宇治市にある神社です。宇治神社のご祭神は菟道稚郎子命うじのわきいらつこのみこと一柱ですが、宇治上神社のご祭神は菟道稚郎子命うじのわきいらつこのみことに加え 応神天皇おうじんてんのう仁徳天皇にんとくてんのうの三柱です。両社の創建年代は不詳ですが 宇治上神社本殿木材の年輪調査によると1060年頃と判明。現存する最古の神社建築であると立証され 宇治神社もそれに近い時期に創建されたと目されています。1994年には宇治上神社ユネスコ世界遺産古都京都の文化財」を構成する遺産として登録されました。今回は宇治神社と宇治上神社参詣録他と宇治市街の食べ歩きレポです。🙂👍



宇治神社宇治上神社大吉山

宇治神社うじじんじゃ京都府宇治市宇治山田にある神社です。ご祭神は菟道稚郎子命うじのわきいらつこのみこと一柱です。創建は不詳ですが、隣接する宇治上神社とは二社一体の存在だったと言われており、宇治上神社の創建(本殿は1060年頃)に近い時期と見られています。宇治平等院とは深い関係にあり、平等院建立後に二社は鎮守杜とされました。ご祭神の菟道稚郎子命が勉強熱心だったことから、学業成就・受験合格のご利益がある神社です。😐

宇治上神社うじかみじんじゃ京都府宇治市にある神社です。ご祭神は菟道稚郎子命うじのわきいらつこのみこと、その父の応神天皇おうじんてんのう、そして異母兄の仁徳天皇にんとくてんのうの三柱です。本殿の創建は「木材年輪年代測定調査」によると1060年(平安後期)頃と推定され、現存する最古の神社建築であることが立証されています。拝殿の創建は1215年(鎌倉前期)とされ、こちらも現存する日本最古の拝殿です。本殿、拝殿国宝に指定されており、宇治上神社は1994年にユネスコ世界遺産古都京都の文化財」を構成する遺産の一つとして登録されました。🙂

大吉山だいきちやまは正式には仏徳山ぶっとくさんと言い、標高130m程の山です。宇治上神社から「さわらびの道」を少し東へ進むと登山口があり、健脚家なら15~20分で展望台に到達します。登山道は東海自然歩道になっており、桜、山吹、紅葉などの木々が四季折々の風景を織り成しています。気軽に散策できるハイキング/お散歩コースとしても人気のようです。宇治上神社とともに京アニの「響け!ユーフォニアム」に登場するアニメの聖地の一つです。🤓


宇治へのアクセス

■交通案内

交通アクセスMAP
交通のご案内
             京都宇治観光マップHP>宇治までのアクセス から抜粋


宇治イラストマップ

宇治市観光協会が発行する「宇治イラスト・マップ」は宇治市を分かり易いイラストで描いたマップです。以下のURLよりダウンロードできます。
宇治市観光協会 公式ホームページ (kyoto-uji-kankou.or.jp)
このマップは、JR宇治駅徒歩1分にある「宇治市観光協会(観光案内所)」で無料配布されています(下記マップの観光センターでもマップは貰えます)👇🙂👌

宇治イラスト・マップ(一部抜粋)


境内マップ

宇治神社境内の散策には、宇治神社の公式HPの;
トップページ>境内案内>宇治神社境内マップへ
から参照できる「宇治神社 境内マップ」が参考になります。👇🙂

宇治神社 境内マップ

宇治上神社については 同境内に掲げられていた境内図を以下に転記します。

宇治上神社・境内図(境内の看板より引用)」


宇治神社~宇治上神社参詣

宇治神社へのアクセス
・JR宇治駅から:
JR線路沿いの通りを宇治川方面に進み、宇治橋東詰まで行き、右折して朝霧通りを朝霧橋方面へ進む。朝霧橋の正面に宇治神社の鳥居が建っています。🙂👉⛩️
京阪宇治駅から:駅の出口から正面の道(朝霧通り)を真っ直ぐ朝霧橋方面へ進む。朝霧橋の正面に宇治神社の鳥居が建っています。🙂👉⛩️
中の島から:宇治川に浮かぶ中の島(橘島・塔の島)に架かる朝霧橋を渡り切った所に宇治神社の鳥居が建っています。🙂👉⛩️

宇治神社へのアクセス
宇治神社公式HP>参拝・アクセスより抜粋


宇治神社

朝霧橋のほぼ正面、朝霧通りの向こう側に宇治神社の真っ赤な鳥居が建っています。拝観料は無料です。

第一鳥居朝霧橋の階段を降りたら正面に建っています🙂」
宇治神社社務所/もう一か所(参集殿)あります。」
手水舎/水口はウサギです😊」
手水舎/ご祭神の菟道稚郎子命うさぎ字、古代の宇治菟道と書いて「うじ」と呼ばれたのも兎、そしてこの神社では神様の使いは兎・・・と言うことで龍の代わりに兎が水を吐いてます😮」
手水舎/イラストで手水の使い方説明(草間彌生デザインのプレタポルテ?)🤔」
「正面の石段の上に拝殿が見えます🫡」
拝殿(桐原殿)/桐原とは当地の地名です🤔」
参集殿(授与所)/うさぎグッズ(絵馬、おみくじなど)が購入できます🙂」
第二鳥居
喜撰法師きせんほうしの歌碑/『わが庵は都のたつみしかぞ住む よをうじ山と人は言ふなり』=大意:私の庵は都の東南でのんびり暮らしているのに、(都の)人は宇治(憂し)などと言うんだろうなぁ🤔」
中門/この奥に本殿があります🙂」
本殿(重文)/ここで参拝・・・😌😌👏👏😌」
「でも本殿は改装工事中です🤔」
みかえり兎(重文)その昔、菟道稚郎子命がこの地に向かう途中で道に迷っていた所 一羽の兎が現れ、何度も振り返りながら正しい道へと案内したことから、この神社でウサギは神様の使い(みかえり兎)とされています😮」
末社群/廣田社、松尾社、高良社、伊勢神宮😌
末社群/住吉社、日吉社、春日社みかえり兎提灯😌」
絵馬堂/兔の絵入りやうさぎ型の絵馬が沢山掛かっていました🐰👍」
みかえり兔のお守り/絵馬」
みかえりうさぎみくじ/・・・触らないでどうやって買うんじゃ!?🫵🤨」


宇治上神社

宇治神社参集殿(授与所)横の道は「さわらびの道」へ通じています。
さわらびの道」を東(道に出て右)へ進みます。🙂👉

さわらびの道/徒歩2分で宇治上神社です🙂」
宇治上神社の鳥居/新しそうな石碑に『世界文化遺産 宇治上神社』とあります🙂」
宇治上神社の正門/拝観料は無料です。」
拝殿(国宝)/鎌倉時代に建立。現存する最古の拝殿です🙂」
本殿は後ろへ回って下さい」とあります👋😐👉
桐原水きりはらみず/現存する唯一の宇治七名水の一つ。(但し今は飲めません😑)」
けやきの御神木/桐原水の真横にそびえ立ちます🙄幹回り4.8m、樹高27m、樹齢330年以上だそう・・・😮」
末社群/住吉社と香椎社😌
春日神社(重文)/鎌倉時代に建立されました😌」
武本稲荷社/ご祭神倉稲魂命うがのみたまのみことは穀物を司る神です😌」
厳島社/ご祭神市杵島姫命いちきしまひめのみことは水神です😌」
本殿(国宝)/平安時代に建立。日本最古の神社建築😮」
本殿(国宝)/内殿三社:左殿は菟道稚郎子命、中殿は応神天皇、右殿は仁徳天皇が祀られています😌」
拝殿(国宝)/再び拝殿の背後からのビュー😐」
拝殿(国宝)/左斜め前方からのビュー🙂」
拝殿(国宝)/戸が開放され外からでも内部が鑑賞できます🙂」
宇治上神社よさらば!
さわらびの道/いざ大吉山へ出発🫡」


大吉山(仏徳山)散策

宇治上神社参拝の後、「さわらびの道」を東へ進むと、大吉山だいきちやま仏徳山ぶっとくさんの登山口が見えてきます。🙂👉⛰️

ヒカルゲンジ(光源氏)と言う名の椿ツバキ😮」
与謝野晶子歌碑宇治十帖について詠んだ歌が直筆で刻まれています😮(与謝野晶子源氏物語を現代語にも訳しています🙂)」
大吉山(仏徳山)登山口です🤔」
登山開始!🙂
大吉山登山中(まだ低い高さから)の景色です🫡」
「ひたすら‥クネクネ道を上り続けると・・・🥵」
「頂上付近の展望台からの景色です🫡」
「地図のここら辺😮‍💨」
「おっ、もっと高い所へ進む階段があるぞ!🙂」
京都・文化の森と言うらしい・・・🤔」
文化の森」の雰囲気🙂
「奉献 仏徳山(大吉山)標高131.5m」
大吉山仏徳山)の三角点(山頂)」
「積まれた石の中になぜか歌舞伎面が・・・😱」
「・・・さて下山です。大吉山をどんどん下って行くと・・・」
宇治教会の横の道に出ました😮」
さわらびの道に戻って来ました🙂」
「おぉ、この施設は・・・🤔」
宇治市源氏物語ミュージアムでした🙂」

大吉山行軍中に後期高齢そうなおじいちゃん(登山中の画像8枚左列上から2枚目参照)を捕捉。これを一気に抜きさりましたが、その後 後期高齢そうなおばあちゃん(下山中の画像6枚左列下から1枚目参照)にあっさり抜かれました。きっと地元民のお散歩コースなんでしょうね(お二方共すっごい軽装でしたし・・・😓)。

宇治神社と宇治上神社の参詣&大吉山散策編はここまでです。😌


食べ歩記(宇治駅~宇治橋商店街~平等院表参道~朝霧通り~さわらびの道~国道7号)

ここからは食べ歩記です。🤤

JR宇治駅からスタートです🙂👉」
宇治茶 伊藤久右衛門JR宇治駅前店・茶房/伊藤久右衛門パフェ1090円どう?🤤えっまだ準備中?じゃまた後で・・・😓」
肉のはりよし/その場でいただける手作りコロッケのお店🤤」
「どれにしようかな?・・・勿論ここでしか食べられない抹茶コロッケ200円!」
「注文してから油の浴槽へコロッケをポイ!本当に揚げたての熱々コロッケ!ガブるとふわっと甘い感じの不思議なお味。噛むほどに抹茶の味が口の中に広がります。う~んおいしい!🤤」
中村藤吉本店/160年以上の歴史を持つ本格的お茶屋さん。開店前からこの行列😮」
「今だけの新茶ゼリイ1530円は2時間並んでも食べたい!・・・でも今日はパス😓」
GOCHIO(伍町)cafe/抹茶クレープ1140円がお薦め!・・・って「お茶摘みシーズンに入るためしばらく休業いたします。再開は7月初旬頃の予定」だって😱」」
辻利本店/創業1860年の超老舗。祇園店が有名だけどこちらが本店。八ッ橋も食べられます🤤(なぜか外国人観光客の群れ!?🤔)」
モグモグベーカリータマキ/オリジナルのお茶パンの種類が豊富!・・・本日臨時休業!😭」
宇治・上林記念館/入館料200円。江戸時代幕府や朝廷の御用茶師・上林春松家の資料館。」
大阪屋マーケット/イイでしょこのレトロな雰囲気😏」
「中に入るとディープな感じ・・・一番奥に「タイムスリップ」と言う昔懐かし昭和グッズが店先を飾る駄菓子屋さんがあります!🙂」
宇治橋通り商店街を出たところ🫡」
「鳥居の建つ通り(縣通あがたどおり)の左の通り(平等院 表参道)に進みます👈🙂」
寺島屋彌兵衛商店/創業1827年!約200年弱の歴史を持つ老舗😮ほうじ茶/宇治抹茶ちょこ972円・・・お土産でも良かったなぁ🤤」
中村藤吉本店・平等院店/行きし(京都弁)に行列を見た中村藤吉の本店です。シンボルの中村銘茶の十文字のれんがたなびきます!(まだ神社参拝してなかったのでパス)」
蛸Q & ラーメン田中九商店/たこ焼き&抹茶ラーメン他」
「ここのエリアは特にB級グルメ感が強烈に漂ってます🤤」
蛸Qのたこ焼き400円/特製抹茶ソース以外は普通のたこ焼き。まぁ記念にどーぞ!🙂」
「京都巽庵 お休み処 丸吉/甘味処。ここは看板商品の宇治茶の三色だんご140円一択!🤤」
「煎茶、抹茶、ほうじ茶の三色だんご。茶葉が練り込められ、しっかりそれぞれの味と風味が楽しめてお得!🤤」
川文/ここの茶そば950円は絶品!が、しかし!本日休業・・・残念!😭」
ますだ茶舗/宇治で抹茶ソフト(500円)は数あれど 宇治抹茶をふってくれるのはここだけ!😮」
「宇治抹茶パウダーがたっぷり(抹茶ふってる最中オバちゃんに話しかけると、より沢山ふってくれます♡)🤤/ちょい苦味の抹茶と甘いソフトの絶妙コンビネーションがたまりません!😂」
扇屋/抹茶ソフト全面的に出してますが・・・ジャンルはそば屋さん。温の茶そばが人気です🤤」

ここからちょっとワープ・・・興聖寺別記事)の参拝を終え、一路宇治神社に向かって朝霧通りを移動中・・ふと道の傍らに「宇治茶の郷」の石碑が!?

「路傍の宇治茶の郷😮」
「なんだかお店のようだけど・・・?🤔」
福寿園・宇治茶工房/お茶づくり体験と茶料理。宇治茶土産もあります😋」
福寿園・玉露亭/お茶する処です」
「メニューチェック。ここは玉露みたらし880円をチョイス🙂👆」
「ウェルカムティーは水出し玉露/まるで一番だしのような風味・・・う、うまい」
玉露みたらし/緑の玉露あんがかかったみたらし団子。玉露の葉、玉露粉末、きな粉の三種団子です。突き立てのお餅のような団子の柔らかさにビックリ!😮玉露の葉を包み込んだ団子を口の中でじっくり味わいながらいただきました🤤」
「併せて抹茶の佃煮が供されます。団子の甘さと佃煮の甘辛さのコンビネーションはとても不思議で美味しい体験でした🫶🤤」

ここからまたワープ・・・一通り神社仏閣を参拝後下山して出てきた通りが、京都宇治線国道7号)。お腹も少々空いてきてきた所でその茶房を見付けました。ちょっと大きな看板に見覚えがあるなぁ・・・。それもそのはずで 朝方に寄って準備中で入れなかった「伊藤久右衛門(宇治本店)」でした。🤤

伊藤久右衛門・宇治本店/甘味処、日本茶、そばがいただけます🤤」
「いやもーここは「ざるそばとかやくご飯・ミニパフェセット1490円」しかないでしょう🤤」
「食べたかった茶そばパフェ逸失をここでリベンジ!🤤特にパフェは抹茶を活かした上品な甘さ・・・珈琲ではなくて相性の良い日本茶をお代わり😋美味しいメニューに感激で😊ごちそうさまでした😌」
宇治橋まで戻って来ました😮‍💨」
「御茶屋・通圓/平安時代末創業の茶店。あの秀吉武蔵も立ち寄ったとか・・・😮」
「草団子240円/あ~昔からあるような素朴な味。砂糖余り入ってないような甘さ控え目さもグー🤤」

その後、宇治橋を渡り、JR宇治駅へ向かいました。途中・・・

宇治川餅本店/JR宇治駅近くの茶団子直売工場です(茶団子60円)。」
本日商品は完売しました。明朝は8時より営業しております」だって😭

JR宇治駅に戻って来たので 食べ歩きもここでおしまいです。😋
今日は一日ご苦労様でした。😌

・・・宇治神社と宇治上神社他参詣録&食べ歩記はここまで。


感想

 これまでの宇治観光と言えば、平等院を観てから周辺をウロウロしておしまいだった私ですが、方針を変え「平等院から見て宇治川の向こう側」を中心に散策した今回の宇治観光。そんな旅で気付いた点を二つ。🤔

 一つは、今はコロナ明けの反動、円安によるインバウンド増、京都への修学旅行復調の兆し、NHK大河ドラマ等々、明らかに宇治の観光客は戻ってきています。そんな中で今回回った観光スポットの観光客のそりゃまぁー少なかったこと(同じ日 平等院大河ドラマ館はうじゃうじゃ人がいたと言うのに)。GW明けだったとは言え まずまずのお天気にもかかわらず、こんなにゆったりと観光ができるとは!😮新緑もまぶしい大吉山なんて、こんなに良いハイキング日和だったと言うのに、すっごい軽装なおじいちゃんを一人抜いて、これまたすっごい軽装おばあちゃん(サンダルか?)に抜かれた位の人との触れ合い。それは宇治神社でも宇治上神社でも同じ感じ。流行りの観光地のお客さんの9割はミーハー観光客ですか!?と言うこと。😏(・・・す、すみません。今までの自分にブーメランのように返ってきてます😓🪃≡)

 もう一つは、これから宇治も新茶の季節になるところですが、ここ宇治の「宇治茶グルメ」はとっても美味ってこと。(創業100年を超えるような)ちょっとお値段お高めな茶房で飲んだり食べたりする「宇治茶グルメ」は間違いなく美味しいです。🤤例えば、お土産の福寿園・宇治茶工房で買った「ほうじ茶ヴァッフェル(税込194円)」。ちょっと歯応えあるサクサクの波型クッキーに香ばしい香りのほうじ茶クリームをサンドした和(洋?)菓子なのですが、甘さも控え目にほうじ茶の香りと食感が口の中で躍ると得も言われぬ感動体験です。😋抹茶味もいただきましたが 私は断然ほうじ茶味をお薦めします。旅先で見つけた美味しいものを自宅でゆっくりと味わう・・・これが今の私の至高のひとときです。🙂👍

最後まで本記事を読んでいただき、ありがとうございます。😌


まとめ

今回の参詣・散策ルート(一部省略)


おまけ

菟道稚郎子うじのわきいらつこのみことは、宇治(菟道)を住まいと定めて河内の国から来る途中、道に迷い難儀していました。そのとき、一羽のが現れて・・・

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