「吉野山」散策録&ちょっぴり食べ歩記【奈良県・吉野町】
吉野山は奈良県奈良群吉野町にある、吉野川から大峰山脈へ約8km続く山稜の総称で、金峯山寺をはじめとする社寺が点在する国内でも有数のパワースポットです。吉野山は古来より「日本一の桜の名所」として知られており、あの太閤秀吉も花見に来ていますが、現代でもなお桜の季節になると 多くの花見客で賑わいます。桜の木が特に集中する所があり、標高順に下千本、中千本、上千本、奥千本と呼ばれ 1990年(H2年)に「日本さくら名所100選」に選定されました。2004年(H16年)には、吉野山、高野山から熊野にかけての霊場と参詣道が『紀伊山地の霊場と参詣道』としてユネスコ世界遺産に登録されました。・・・と言うことで、今回は、吉野山の散策録とちょっぴり食べ歩記についてのレポ記事です。🙂👍
吉野山
吉野山は、奈良県奈良群吉野町にある 吉野川から大峰山脈(大峯連山)へ約8km続く山稜(尾根一帯)の総称であり、金峯山寺をはじめとする社寺が点在する国内有数のパワースポットでもあります。吉野山は平安時代から桜が植え続けられ、古来より「日本一の桜の名所」として知られています。🙂特に多くの桜の木が集まる所があり、いずれも一目千本と呼ばれ、吉野山下(北)から山上(南)へと順に、下千本、中千本、上千本、奥千本と呼ばれています。桜の種類は、ほぼ白山桜であり、総数約3万本とも言われています。吉野山の千本桜は 4月初旬から4月末にかけて、山下の下千本から順に山上へと開花して行きます。😊
新古今和歌集の時代には代表的な歌人西行も吉野をたびたび訪れ、多くの歌を残しています(奥千本には「西行庵の跡」もあります)。また、あの太閤秀吉も花見に来た事があり、太閤が花見を行った場所には秀吉の「花見塚」が残っています。現代でも桜開花時期の吉野山は多くの花見客で賑わいます。1990年(H2年)に日本さくら名所100選に選定されました。また、2004年(H16年)7月には、吉野山、高野山から熊野にかけての霊場と参詣道が、『紀伊山地の霊場と参詣道』としてユネスコ世界遺産に登録されており、金峯山寺、金峰神社、吉水神社、吉野水分神社などの世界遺産の建造物を徒歩で参詣することができます。🤓
吉野山へのアクセス
■所在地
〒639-3115 吉野郡吉野町吉野山
◆吉野町へのアクセス
◆下千本、中千本、奥千本へのアクセス
散策マップ
吉野山の散策には、以下のURLに電子データの観光地図があります。
観光地図 - 吉野山観光協会【公式サイト】 (yoshinoyama-kankou.com)
◆吉野山エリアマップ(地図ダウンロードPDF)
yoshinoyamaareamap_s.pdf (yoshinoyama-kankou.com)
◆吉野山桜マップ(地図ダウンロードPDF)(下図)
tekutekumap_map01.jpg (660×467) (yoshinoyama-kankou.com)
また、以下のURLからも「吉野山みてあるき」(下図)他が参照できます。
地図・パンフレットダウンロード | 吉野ビジターズビューロー (yoshino-kankou.jp)
吉野山散策(昭憲皇太后御野立跡~黒門~弘願寺~金峯山寺(銅の鳥居~蔵王堂))
吉野山観光駐車場から散策スタートです。🙂👉
吉野山散策(東南院~吉水神社(中千本)~勝手神社~喜蔵院~善福寺~櫻本坊~竹林院)
・・・蔵王堂拝観後は、中千本エリアに入って行きます。
さて散策のためここから更に山側へ進むとケーブルバスのバス停「竹林院前」がありました。そうだ「奥千本口」へ行くにはここからケーブルバスを使えば かなりの時間短縮になるぞ!バス停付近にある乗車券販売所へ行くと後二人乗車でバスが出発すると言うので 慌てて 券を購入(400円)し ケーブルバス(20人乗り位のマイクロバス)へ飛び乗りました。👋😉🚌
奥千本口まではノンストップ。細いくねくね山道をひたすら走り続けます。急なカーブが多いため、その都度椅子から転げ落ちないよう踏ん張ります。それでも誰もシートベルトしてなかったですね(私自身補助シートでした)横Gが掛かるたびに体幹が鍛えられるって感じ。しかも、細い道ではありますが一方通行ではありません。普通に対向車が来るため 途中何台かすれ違う時は、路肩エリアに寄せられる方の車が寄せて待機し 相手に道を譲ります。終点まで大体20分位でしたが、3台ほどやり過ごしました。そして・・・なんとか、終点の奥千本口に到着。🫷🥴🫸mokekko-
吉野山散策(奥千本口~金峯神社~西行庵(奥の千本)~高城山展望台~𠮷野水分神社)
さぁ、いよいよ奥千本へ領域展開です。🖐️🙂👉
・・・吉野水分神社も無事参拝できました。😌次は花矢倉展望台へGO!🙂👉
吉野山散策(花矢倉展望台~上の千本~桜展示園~桜本坊(護摩行)~帰路)
ここでタイムアップ!今回は全行程3時間の道のりでした。竹林院から奥千本口までのバス移動が無かったら 西行庵は無理だったと思います。半日程度で奥千本まで観て回りたい方に 今回の強行軍が参考になれば幸いです・・・(そんなやつは🙈・・・おらんやろ~🙉)
ちょっとだけ食べ歩記(竹林院~黒門)
・・・竹林院付近から黒門付近までの間は色々なグルメが楽しめます。😋👉
・・・吉野山の散策録&ちょっぴり食べ歩記はここまで。
感想
吉野山は想像以上に広大でした。特に上千本から奥千本へ行く迄が長い。😖登り位はバスを使ってもバチは当たらないでしょう?その後西行さんにもお目通りが叶い少し達成感に浸りながらの下山。吉野水分神社辺りから上千本エリアに突入すると景色はモー最&高。😀これだけ沢山の桜の木を一度に眺望できるなんて経験は一生に何度もないでしょう(来年以降もまた来ればなんですが・・・)。😅
聞けば、吉野山の桜は「花見」を目的とし植栽・管理されたものではなく、1300年も前に修験道の開祖が吉野山に祀った桜の御神木の、献木と言う形で人々によって植え続けられた結果と言うから驚きです。まさに「吉野の桜は信仰の桜」。😮・・・しかしそれも昔の話。今ではネットで献木を広く募集しているみたいで、どなたでも一口5万円で苗木のオーナーになれるのだとか。🤑こうなると 最早信仰心なんて関係なく、少なくとも現状の景観の維持、再生が目的の植栽・管理となるわけで、それは「花見」が目的のそれと変わらないってことなんじゃないでしょうか?まぁ確かに世界遺産に指定されると 現状の維持を義務付けられるようで、未来の人たちに今ある「形」を遺して行かなければならないと言う使命感が強くなるのも分かります。しかし、その遺産を築いてきた人々のひたむきで情熱的な信仰心までは引き継がれなかったとしても、遺産としての価値は棄損されないのでしょうか?🤔(‥なんだか屁理屈を捏ねてるみたいになってすみません😓)
最後まで本記事を読んでいただき、ありがとうございます。😌
まとめ
おまけ
金峯山寺蔵王堂境内にある威徳天満宮の由緒に纏わる伝承です。今から千年余り昔、日蔵道賢と言う僧が大峯山で修行中のある日、急に仮死して閻魔宮へ行ってしまい、地獄で責め苦を受けている延喜王(生前の醍醐天皇)に出会います・・・