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【午堂登紀雄】「やりたいこと」が見つかる思考のヒント【読書感想文】
「やりたいことがないのは悪いこと」という考えをやめる
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「やりたいことが見つからない人は不幸」と言っている人は周りにいますか?
「やりたいことをやれ」
「夢はでっかく持て」
人間は過去、生きていくのに必要だから農民の生活を送っていただけ
自由に選べるからこその迷い
現代を生きている僕たちの悩みを近代以前の価値感と比べるのは飛躍しすぎ
ただ、ここでいいたいのは「やりたいことが見つからないから不幸」という状態などはそもそも存在していないってことです。
僕たちは本来やりたいことのない日常にマイナスの感情を抱く必要はないです
「やりたいことは特にない」のが当たり前です。
それが人間本来の状態です
大人になって「やりたいことがない」のは不幸ではなくむしろ幸せな証拠です。
人は、やりたいことがなくても、やりがいを感じられなくても幸せに生きることができます。
だから「やりたいことに出会えれば理想であえなくても問題ない」と考えてください。
「やりたいことを探す」のをやめる
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やりたいことや好きなことが見つからない、どうしたらいいのか?
そんなもどかしさを感じている人は少なくないはずです。
しかし、探し回るほど余計に道に迷います。
そのためあえてやりたくないことを探さないでください。
「探しても見つからないケースがほとんど」
大人は子供のような好奇心を持っていないため
未知の分野で直感的にやりたいことが見つかることなどはほとんどない「やりたいことを探すと足元がおろそかになる」
仕事に勉強にも腰がい引けて中途半端に取り組むことになってパフォーマンスが下がる
とりあえずいまはこれに全力投球しよう!という覚悟と割り切りが必要
3.「"やりたいことをやらなけば"と焦って視野を狭めて自分を追い詰めてしまう」
「これがやりたい」と思えるようになるまで機が熟すのを待つ
「自分のために仕事する」考え方をやめてみる
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仕事はお金をいただけることで成立するもの
他人の要求に応じてやるものであり他人が喜んでくれるからこそお金をいただける
仕事の出来やクオリティなどを評価するのも、あなたではなく他人
仕事は自分のためではなくて他人のためにやるもの
自分のやりがいを決める大きな要素は「あなたの納得感」
そもそも仕事には自分のやりがい以前に「向き不向き」があります。
難易度や専門性というよりも適正の問題です。
自分の特性・資質をよく知ってそれにマッチした職業の選択眼をみがくことが大切です。
そしてもし明らかに自分には向いていない仕事だと気づいたら辞めて次に行けばいいだけです。
世の中に存在する仕事の大半は基本的にはいつからでも取り組むことができます。
人と「比較」するのをやめてみる
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人と比べることに意識が向きすぎると・・・
他人と比較して優越感を得ないと自分が満たされてないのは常に外部に依存した状態
自分の個性を見つけてしっかりとそれを伸ばすことにフォーカスする
自分の個性を出して自分の領域で勝負している人はどっちが偉いかという比較の対象にはならない
「自分はこのような信念にもとづいて行動している」そのような確信があれば卑屈になった妬みの感情を引きずるのはもう辞めましょう。
幸福は他人との勝ち負けでは決まらないものです。
他人の成功は自分の人生とは無関係です。
人が大切にしていることはそれぞれ違います。
他人との比較の延長線上にあなたの幸福な人生はないことを認識してください。
それができれば誰かに対して批判的になったり憤りを感じることもないのです。
そして平穏な感情で毎日を送ることです。
「給料が上がらない」という不満をやめてみる
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最もお金を使ってくれるはずの現役世代の人口が減ってお金をあまり使わない高齢者が増える
日本で現役世代向けに商売をしている企業のほとんどは売上げが下がるリスクにさらされている
利益率が高い商品や市場占有率が高い商品を扱っている会社
競合が少ない独自のポジションにいる会社、個人の努力が報酬に連動する
給与システムの会社に勤めれば、あなたの昇給の可能性は十分にある
給与に不満があるのなら上がる見込みはあるのか
それとも見込みは薄いのか冷静になって考えてみてください
もし見込みが薄い場合、どうしても給与を上げたいのなら転職して会社や業界、職業を変えるしかない結論になります
しかし安易な転職では、よほど能力が認められなければむしろ年収が下がってしまうリスクもあります。
特に、給与が年功序列的に上がっていく会社に努めていた人が転職をすると給与が大幅に下がってしまうケースが一般的です
そこで転職する前にまずは人材紹介会社の転職エージェントに相談に行ったりヘッドハンティング会社に登録してみたりするのをおすすめします。
「あきらめない」をやめてみる
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あきらめるとは「幸福に向かうチョイス」であり
「より大事なものw選ぶためにそうではないものを捨てる」こと
「あきらめる」の定義を変える・・・それまでの自分のやり方に決別し変化をすること
変らないことはラクではありますが現実逃避や思考停止と同じ
変化を拒んで幸福になれる人は少ない
自分の誤りに自覚的になることであり、それこそが「知性」
「ブレなかったり」「一貫性がある」のは良いこと
望ましいことのように思ってしまいますが現代のように環境変化が激しい
時代には変らないことブレないことはリスクがあることだと考える
ものの見方や考え方、価値感もどんどん変わっていく
じだいや環境が変われば成功法則もライフスタイルも変化して自分が仕事や人生に求めることもやはり変化するからです。
むしろ、変らないことのほうが危険だと今日から考えてください。
あきめたことへの未練を断ち切るには「いい勉強になった、これを次に活かそう」と割り切る姿勢を持つことです。
あきらめるとは「学習すること」と考えてください。
「孤独を恐れる」のをやめてみる
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孤独はみじめ、独りは寂しい
自分は周囲の人から寂しい人間だと思われているんじゃないか
自分の固定観念が孤独であることをみじめにしている
「それは本当なのか?」と深く考えてみることです。
「孤独は寂しい」「独りでは生きられない」というのは、ただの思考停止です。
また、「孤独力」こそ人生最強のスキルの一つです。
孤独力とは、他人との接触を避けて独りを愛するというような自閉的なものではないのです。
社会の中で人と関わりながらも常に自分の意思を主軸に置いて自己責任で生きる力のことでうs.
孤独の中で自分と向き合って自分の感情を意のままに操れるようになれば、不安や悩みも自分で解消することができます。
出来事への捉え方を変えて幸せを感じられるようにもなります
つまり、心の強さを高めるには、孤独の時間が絶対に必要です。
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