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兼業・副業人材活用事例:ウェブマーケティングチーム編

こんにちは。名古屋市でスクリーン印刷、そしてスクリーン印刷を応用した困りごと解決商品を展開している「人を助ける印刷屋さん®」太美工芸です。

太美工芸では、従来BtoB取引で受注生産を中心に行っておりましたが、近年のパンデミックによる社会情勢の変化もあり、自社開発製品の展開とAmazonなどのECサイトでの自社販売、D2Cブランドの構築という挑戦を始めました。

そのきっかけになったエピソードはまたいずれ紹介する機会を待つとして、これから複数回にわたって社外から集まった専門家たち、兼業・副業メンバーを加えた社内・社外混成チームについて紹介したいと思います。

社長・店長を中心に兼業・副業メンバーを集めた混成マーケティングチーム

太美工芸のD2Cを支えるのは、社内外のメンバーによるマーケティングチームです。大きく分けて、困りごとの発見やお客様の声の調査(=ニーズの洗い出し、評価)、具体的な商品開発に関連する調査と分析、商品開発プロセスそのもの、メディアリリースや関連情報の収集を担う「商品開発チーム」と、ECサイトの戦略レベルから実務レベルまで運営・改善を担う「店舗運営チーム」、ブログ、SNS等のウェブメディアの運用・ECサイトも含めたデータ解析、サイトの改善、ウェブ広告運用、商品開発チームへのフィードバックを担う「ウェブマーケティングチーム」に分かれています。

◇D2Cマーケティングチーム
 ┠商品開発チーム
 ┠店舗運営チーム
 ┠ウェブマーケティングチーム

この3つのグループに分かれていると言っても、必要に応じて横断的に情報共有したり、ミーティングの参加などを行い、適切に連携するようにしています。したがってお互いの境界線は曖昧で、クロスオーバー的につながっています。
ちなみになんですが、これらのグループの名称は暫定的なものでして、より親しみと帰属心とコンセプトに沿ったネーミングができないかと内部で検討中です。したがって今後変更になるかもしれません。

今回はこの記事を執筆しているウェブマーケティング担当の大林が所属する、「ウェブマーケティングチーム」についてご紹介します。

ウェブマーケティングチームの担当領域

ウェブマーケティングチームは、その名の通りウェブマーケティングを中心とした活動を行うのですが、具体的にはコーポレートサイトやECサイト、SNSなどのウェブメディアと、それらに付随する広告の改善施策、データ分析、戦略立案、レビュー等のフィードバックといった一連の業務が中心です。

店舗運営チームではサイトの設計、戦略など経験者の知見に基づいて運用されており、ウェブマーケティングチームとデータと経験を共有し、総合的な方向性と詳細の改善施策の両面でD2C事業の裏側を支えています。

店長は商品開発チーム、店舗運営チームにおいても中心的役割を担っており、つまり3つのチームの橋渡しでもあり、リーダーでもあります。
全体を俯瞰できる店長は商品立案~デザイン~新製品投入~レビュー等のフィードバックの一連の流れに関わっております。多忙ですね。

もはや「店長」の名称だけでは説明がつかない現状となっているので、新たなネーミングを検討中です。

気持ちの通ったマーケティングにはデータと情熱の両方が必要

さて、マーケティングは体系立てられた理論や経験則によるロジカルなものですが、ものづくりにはロジックとは違う領域の動機や哲学も同時にあります。いいものを作りたい、届けたい。誰かの力になりたい、助けたい。そうした原点ともいうべき感情や使命感は忘れてはならないと考えています。
商品開発チームが生み出すアイテムの一つ一つにもそうした思い、使命感が宿っているように、マーケティングチームもお客様の行動データや広告などから得られたビッグデータを読み解きます。「人を助ける印刷屋さん®」の裏方として、潜在的なニーズ(=お困り事や期待されていること)へ応える道筋を作ったり、限られたあらゆる意味での資源をもっと効率よく機能させることで全体の活動がお客様への伝達力を高めていくことを目指しているのです。

そのため、データの整理を定期的に行い、判断材料を揃えた上で方策の提案を行い、実行~修正~改善という一連のプロセスを続けています。

自社工場生産で品質にこだわるアイテム一つ一つをよりよく届けるために。

会社としての戦略から事業としての戦略をつなぎ、行動指針を決定

このように、「人を助ける印刷屋さん®」というコンセプトのさらに根っこには、太美工芸としての理念、経営方針があり、これに基づいてそれぞれの事業についての戦略を十分理解した上でチームが動いていきます。

定期的に開催されるミーティングでは広告や売上データなどの情報共有と合意形成が中心となりますが、時には大きな方向転換を伴うこともあります。

そうした行動方針を決めるには、思いつきだけでは無理があります。
そこでECサイトやSNS、ウェブ広告の運営、運用で得られたビッグデータやユーザーレビューといった客観的な情報が大きく役立ちます。広告運用とデータ解析は外部人材を起用し、担当領域は得られた情報を元にした助言や提案、そして実行まで含まれます。

商品の売れ行き予測や、商品開発、水平展開にもこれらの活動は徐々に精度が上がっており、安定した販売と供給の持続、新製品投入の初動販促効果向上を目指しております。

データの傾向から「本来もっと売れてないとおかしい」とマーケ担当がいつになく強く力説。露出を高めるプロモーションを実施し、店舗内実績をいつもの安定上位が占める中に食い込み、新たな売上上位を獲得した例。(画像リンク先は楽天の商品ページです)

SNS運用、note執筆

本記事もそうです。マーケティングチームが担当しています。また、SNSや動画は新たに加わった若手社員が試行錯誤しながら熱心に取り組んでおり、これから大きな役割を担うと思います。他にも情報整理など縁の下の力持ち的存在としてD2Cチーム全体をサポートします。

マーケティング研修を実施

ウェブマーケティングチームでは希望者に向けて定期的に研修を行っており、基礎理論から実務をベースとしたワークショップまで徐々に学んでいます。理論を眼の前の実例を教材にし学んでいくことで、ケーススタディ的に即実践ができる、というわけです。

STPやSWOTのような古典的なフレームワークから、ウェブ広告や検索エンジン等の現代的なウェブマーケティング領域、人間心理、ここには書けないような実務上のインサイドワークや心構えまで共有しています。

マーケティング担当の展望としては、企業理念に基づいた血の通ったコミュニケーションによるデータ活用をベースとした、基礎体力と瞬発力を併せ持つチームを目指しています。基礎的なマーケティング理論を理解している上でアイデアワークや常識から外れたアクションを生み出すような瞬発力を身につけられれば、もっともっとユニークなチームになると思います。

自社工場で一つ一つ「一刷入魂」で作られた誰かのお役に立つ製品を、より最適な形でお届けするために、マーケティングチームは日々学び、試行錯誤しています。

より柔軟で、体幹の強い組織へ

わたくしが所属しているチームについて執筆しているのでつい熱量があふれて3000文字級の記事になってしまいましたが、これからもっともっといろんなことができるんじゃないか、という手応えを感じています。

ぜひ、下記リンクより当社のブログ、サイト、店舗もご覧ください。

太美工芸ツリー (taibi.nagoya)

(文・編集 |太美工芸ウェブマーケティングチーム 大林)