🔴いつも大安吉日250　〜その日暮らしのはたらき方〜

【その日暮らしのはたらき方】

天気予報は外れて、昨日は結局ずっと雨
はやくやってしまいたかった稲刈りは出来ず
玉ねぎの稲藁マルチも出来なかった
そうげんは学校が休みでともだちがやってきて、保育園を休んだタマがいっしょに騒ぐ

こんなときだからこそできる「頼まれ事のストック」があるのはとてもありがたい
ぼくはいちにちしっかり働くことができた

🔴その日暮らしの仕事

同じ大日向小学校の保護者からの紹介で、町の工務店の仕事をさせてもらうことになった
中古物件を買って、そこをリフォームしてから貸しだそうって作戦に参加している
その物件を大日向小学校に入るために移住してきた人に、「はいどーぞ」と貸すことができれば、佐久穂に仲間が増えることになる
それはすてきな話しだと思った

ぼくにきた仕事はこんな感じだ
・庭木の伐採とその片付け
・一部解体と家のゴミの撤去
これははっきり言って得意分野だ

これをやるのに必要な条件は、まずこの畑田んぼが忙しい時期に、時間の融通がきくか？
ここは交渉してひと月の期間をもらった
「誰かとふたりでやった方が⋯ 」とも言われたけど、ひと月の間の自分の好きなタイミングでやるにはやっぱりひとりがいい
朝イチは霜やら朝露で湿ってて稲刈りって感じじゃないので、そんなときは午前片付けの午後稲刈りって流れになる

期限内に終わらせればそれでよしっ

お金もしっかりといただく
家の中のごみの量や伐採ごみの量は、経験から「軽トラ何杯分だから何キロかな」とはじき出して、産廃屋に処理費を確認する
ここの見積もりがまだ甘い部分がありそうで、「フタを開けたら思ったよりあった」なんてことのないようにちょいと多めにみておく
木は家で燃やしてしまえば焚き火になる
見積もりを出してオーケーをもらった

仕事の内容は、「わくわくするなあ」ってのはあまりないけど嫌いじゃない
ここはやりながらわくわくを探すしかない
大日向とつながることはとても意味がある

見積もりと条件も話しが合って、ぼくはここ何日かその家の片付けをしていたんだ
「やれるときにやればいい仕事」
その日暮らしで仕事が出来るようになった

ぼくがどんな暮らしをしてるかわかってくれていて、それで話しをくれたみなさんに感謝

🔴ひとつずつ

分別表をみながらゴミを袋に入れていく
足元のゴミを拾って入れて進んでいく
こんなときにいつも「あっ」と思う
もちろんゴミを袋に入れていってるから全体量は減ってはいくものの、ぼくは「次の部屋次の部屋」と中途半端に次に行ってしまうんだ

家の中で作業しているときもあまりに整ってない部分が多すぎて、作業中に目についた気になる場所を作業してしまうことがよくある
いろいろ手を出したくなっちゃうんだね

せっかく部屋ごとに区切られているわけだし、「この部屋をまずは空っぽにしよう」と、気持ちを改めて一部屋に集中してみた
どんどん目の前のゴミを仕分けて入れて、最後にホウキで軽く掃いておしまい
となりの部屋もまたサッとやっておしまい

狭い部屋だったのもあったのか、こっちの方がすっごく作業やりやすいんだね
過ぎた部屋はもう気にしなくていいし、残りの作業量がかなり明確になってくる

家直しにお店に農作業に学校のこと
最近いろいろはじまったりいろんな時期だったりで、どれもスムーズに進んではいかない
ひと月ほどいけてないお店も気になる

全体の想いは同じところにある
でも少しバラけてきてる感じもある
もう少し意識あわせておこう
「あとでいっか」とつい後回しにしちゃうとこを、もう少し大事にみておこう

作業もなんでも、同じところを目指すにしても、その進め方でまったく変わるね
気分も流れもまったく変わる
ひとつずつひとつずつ向かっていこう

🔴パンまつりだ

仲間が夜からやってきて、こどもも混ざって宴が遅くまでつづいた

いっぱいこどもがいるからケンカは付きもの
ちびっこのふーちゃんは泣いていても、たのしいものが目に入った瞬間に笑ってる
いつもはとっくに寝てる時間でも、あそんでたらずっと元気に起きている

目の前のことだけに全部向かってる
すごいねこどもたちは
ぼくもそんなふうにいつもいたいなあ

今日はうちでパンまつりだ
仲間のうまいパンがいっぱい集まってくる
作業は忘れて目の前のパンを食べよっ

ではみなさんすてきないちにちを

五穀豊穣　子孫繁栄　
大安吉日や　さかいひろし
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