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🔴いつも大安吉日86 〜竹を伐りだして竹で柵を作ってみた〜

【竹を伐りだして、竹で柵を作ってみた】

なかなか伝わらないと思う

じーさんばーさんばっかりの大日向の中のちいさいぼくの住む地区
となりの地区の人と話しをしても「そーなの、そんな天気なの」と言われてしまう
何度も書くけどほんとにどんよりしてる

それが昨日は8割は晴れてた
これってここにしたら天晴日本晴れなの


ほんとうにおてんさまさま
おかげさまで作業が気持ちよく進んだ

🔴好きな場所を選ぶ

ぼくは暮らすなら人工物がなるべく見えない場所がよくて、使うならなるべく天然のモノを選ぶようにしている
なるべくだからね、カッチカチじゃないよ

田んぼでも畦シートよりは畦塗りの方が雰囲気は圧倒的に好きなんだ
だけど今回は時間的に厳しかったのと、地元の先輩たちに「畦シートは絶対だよ」って何度も念をおされたから、そこに放置されてた畦シートを使わせてもらうことになった

来年は確実に畦塗りでいくけど、そんな風にバランスをとれるようにはなった

好きな景色、好きな雰囲気、好きなモノに囲まれた暮らしや作業は落ち着くんだよね
プラスチックよりは木製が好きだし、ピッカピカよりは味のでてる古びたのが好きだ


自分のいちばんいいパフォーマンスを発揮できる環境づくりは大事だよね

🔴勝手にコメント作戦会議

「ビニールハウスの廃材」を使った柵作り
昨日の投稿にそんなことを書いた
「廃材」ってところでなんとか自分の中ではアリにしようと思ってた
でもイメージする鉄の支柱に囲まれてた畑は、やっぱりどっか引っかかってた

鹿との競争がぼくの判断力を鈍らせたんだ
「サクッ」とできるやり方でいこうと

ともだちがコメントをくれた
「枝をぶっ刺したりしてるよー」って
違うともだちがやっていたのも思い出した
竹で柵を作ってたこと
だめになったらまた作ればいいって言ってた

あぶなかったぜ
これから長い付き合いになる畑と柵
もちろん好きな空間にしていきたい
そのときは材料調達の手間もかかるし、メンテナンスも必要だろう
竹と比べたら鉄は長持ちするだろうから、一度作ったらしばらくはそのままだったな

柵の材料はやっぱり竹を使うことにした


コメントも誰かとの会話も、何かを作り出すときにはとってもありがたいアドバイスになる
みんなの経験値を使わせてもらってる
本よりも、近い仲間の言葉はリアルだ

🔴あるものを使う

昔はいろんなことに使われただろう竹が、いまでは肩身の狭い想いをしながら煙たがられながら大日向にも生えてる
竹林整備も兼ねられて材料調達もできる
こりゃとってもありがたいことだ


こどもと一緒に竹林に入った
上のおとこ二人はマイノコギリで挑む
そうげんはほぼ使いこなしてる
たまはなんとなく使いこなしてる
「ふーちゃんも欲しーよ」
こういう流れはいつもと同じで、それ用にも持ってきてある
最低限のことだけは教えてあげて、あとは勝手にやってもらう


両手を広げて長さを測りながら伐り出す
鹿は2メートルはジャンプするから支柱用には埋める分も計算して、両手を広げてさらにその半分を足して約3メートル
横棒用には軽トラに積むことを考えて、両手を広げる二回分で約4メートル

両手を広げた長さ、手を広げての小指と親指の幅、これチェックしておくと結構使える

空き家のまわりや納屋のまわりもいまはビッシリと竹に覆われて明かりも入らない


使われなくなった家と使われなくなった竹
「うーん」となってしまう

水をあまり吸い上げてない時期に伐らせてもらえば竹はさらに長持ちするらしい
いつも気にはなるけどできていない竹の保管も、しっかりした使いみちを考えながらやっていきたいな
畑に建築に道具、なんでもできそうだもんな

軽トラに積んだだけでこどもたちは「竹の家だ」って言って静かに収まった


🔴この土地での生き方

うちの畑はいつも支柱は竹
伐る時期関係なく必要なときに伐ってくるんだけど、それでも二年はしっかり立ってる


「二年持てばとりあえずばっちりだね」
そんな気持ちだと作業もやりやすい
穴を掘って竹を挿して踏んで固める
枝付きのまま横用のやつを畳の縁の廃材で支柱に縛り付けて、畑の方に飛び出してる枝は枝同士で絡ませてぐるぐるする
外に向かってる枝は鹿避けになりそうだ


地面が固いのが大変だけど、あとの作業はサクサクと進んでいった
なかなかいい仕上がりになった


色合いも変わって馴染んでくるだろう
竹を使ってさらにアレンジも強化も可能
場所によってはツル系のきゅうりとかいんげんなんかもそこに育てちゃえばいい

竹の伐りだしと柵づくり50メートルくらいは、慣れてきて本気出したらひとりの作業でも一日でいけそうだ
これで二年間持ってくれればコスパも最高だ


こどもたちは水鉄砲作ったり、叩いて音出してみたり、尖らせて草刈りしたりして遊んでた


果樹や山菜みたいに、あんまり手をかけなくてもしっかり育ってくれるたくましい竹
「お金をかけずにあるもんで」なぼくには、持ってこいの材料だった
この土地にあるものをよく見ていこう

柵の作業も区切りがついたころ、畑の先にばーちゃんが腰かけてるのが見えた
手には無くさないように赤いテープの巻かれた鎌と、おっきなフキを抱えてた
田舎によくあるばーちゃんのいる風景


「竹をいっぱい積んでた車はさかいさんだったのか。何に使うのかね?」
「いやいや、じゃがいもの芽も出てきたし、鹿避けの柵をしっかり作っておこうかと」

そう答えたぼくにばーちゃんがひとこと
「このあたりの鹿はじゃがいもの芽を食べるってのは聞いたことがないねー」

そうだった
コメントや仲間のアドバイスには、そりゃもうもちろん救われまくってる
だけどまずはここの先輩に聞くことだった

柵のつづきは急がずに、今日はちがう作業をすすめていこうかな
今日も天気は良さそうだ
また焚き火でもしようかな


ではみなさんもすてきないちにちを

五穀豊穣 子孫繁栄 
大安吉日や さかいひろし
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