田川昌輝 / ブランド・ファシリテーター

ビジネスとデザインのよい関係とは何だろう?と日々問いと向き合い仕事をしています。 株式…

田川昌輝 / ブランド・ファシリテーター

ビジネスとデザインのよい関係とは何だろう?と日々問いと向き合い仕事をしています。 株式会社ワクグミ 代表取締役 ブランド・ファシリテーター ◎プロフィールはこちらから https://my.prairie.cards/u/tagawamasateru

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最近の記事

事業と商売

地方の企業や個人事業主は戦略や計画の必要性をあまり感じていない事も多いと思う。 自分は商売を営むのか?事業と営むのか?の意識の違いがあるんじゃないかな?と思っている。 では事業と商売の定義とは? 私は以下のようなものだと今は思っている(この先変化することもあると思う) 事業(Business) 企業や個人事業主が、生産や営利などを目的とした(経済)活動 商売(Commerce) 商品やサービスを提供する人や場所と、それを必要とする人や場所を結びつけることで利益を得

    • 地方でマーケティングが活用されないのはなぜか?

      地方でマーケティングが戦略的に活用されないのはなぜか? 多分、以下のようにマーケティング不在の状態で経営を行なっても事業として成立し、安定した利益を創出できる事業構造(ビジネスモデル)を持つ企業が多いからなんだと思う。 自治体や大手企業の下請け仕事で安定した売上・利益を創出しているような場合はこのようなケースが多いと思う。 各種組織や団体に加入し、経営者や幹部がそこで人間関係を構築・維持していくためのコミュニケーションで十分。マーケティングを意図的に行う必要がないのかも知れ

      • 自営と経営

        今、フリーランス向けのキャリアデザインサービスを考えてて、ふと頭に浮かんだ事メモ的に記録。 自営自ら事業を営んでいることを指す言葉だと思う。 一人で働く人もいれば、人を雇用して、組織化していることもある。 経営経営の語源は以下のようなものだといいます。 「経」とは縦糸。「営」とは、杭をしっかり打って、糸で四角く囲むこと。神事に使われた言葉で、それが転じて何らかの事業を行うことを「経営」と言うようになった。 経営の明確な定義はないといわれるけど「事業目的を果たすための継続的

        • DXとブランド戦略とビジョン

          DX = デジタル化。 そのような認識を持っている中小企業の経営者の方は非常に多いと感じます。 DXに取り組むにあたり、デジタル化は必然です。 DX = デジタル化という認識は、DXに対するハードルを下げるという意味では効果があるとおもいますが、DXに取り組む時には問題を作り出してしまう可能性もあります。 デジタル化は手段であって目的ではないからです DXの定義DXという言葉の定義ですが、日本であれば経済産業省がDX 推進ガイドラインで定義しているものが有名です。 定義

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        • 日記
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        • 大人のデザインの学び | Xデザイン学校
          Xデザイン研究所 他
        • ブランディング・マーケティング
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        • クリフトン・ストレングス
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        • 読書
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        記事

          デザインという言葉の意味

          今、デザインという言葉はあまりにも多くの意味を持つようになりました。 グラフィックデザイン、webデザイン、システムデザイン、デザイン経営、デザイン思考と様々な用途に用いられています。 なので、自分にとってのデザインという言葉の定義を考えてみました。 それは 可能性を可視化する です。 今後、違う言葉にかわるかもしれないけれど、現時点ではこの言葉が自分の中では違和感が少ない。もちろん、私にとっての定義なのでこれが正解である。なんて事はありません。 ただ、仕事でデザ

          同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか

          先日、あるアートディレクターの方に、クライアントとの仕事におけるコミュニケーションの在り方について質問した際に1冊の本をオススメされました。 それが鴻上尚史さん、佐藤直樹さん著の「同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか」という本。 この本では同調圧力の事を 少数意見を持つ人、あるいは異論を唱える人に対して、暗黙のうちに周囲の多くの人と同じように行動するよう強制することです。 と定義しています。 そしてこの同調圧力を考える時に社会と世間が重要になります。 著者一人の佐藤

          同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか

          オムロンの存在意義

          ハーバード・ビジネス・レビュー2020年10月号は特集がパーパス・ブランディングという事で購入して読んだのですが、中でもオムロンCEO 山田義仁さんへのインタビューが個人的にとても良かった。 オムロンは ・制御機器事業 ・ヘルスケア事業 ・社会システム事業 ・電子部品事業 全く領域の異なる事業に取り組んでいるのですが、全く異なる事業だからこそ、オムロンのMission われわれの働きで われわれの生活を向上し よりよい社会をつくりましょう この言葉がオムロンの存在意

          自分の意識のレベルはどこか?

          とある研修を受けていて、自分はズバリこの段階を抜ける事ができていないな。と感じたので備忘録的にnoteに。 意識には以下のようなレベルがあるそうです。 生存のレベル毎日どう生き延びるのか?を考えている。 恐れや恐怖感が判断軸になりがち。 維持のレベル今の地位や財産を維持しよう、守ろうという事を考えている。 恐れや警戒心が判断軸になるので、極力行動をしなくなりがち。 娯楽のレベルお金やモノといった物質的な報酬を求めている。 物質的な報酬が判断軸になるので、報酬がないと行

          自分の意識のレベルはどこか?

          人生初のデスクトップWindowsPCを購入

          コロナを機に新しい事にも積極的にチャレンジしていきたいなーと考え、WindowsPCを購入しました。 今まで安いノートPCは購入した事はありますが、本格的なデスクトップPCは初です。なんか嬉しいです。 購入した理由は色々とチャレンジしたい事があるから。 そして、その中の1つにXR(VR/AR/MR)というキーワードがあったので。 安い買い物ではないので正直迷いましたが、これも将来への投資だと思い決断。 PCと一緒に購入したVRヘッドセットはOculus Rift S。

          人生初のデスクトップWindowsPCを購入

          経験で解釈は変化する

          今、ある仕事で不足している知識を案件を進めながら、インプットしている。その中で重宝しているのがグロービスのMBA経営戦略という書籍。 約3年位前に購入して一読してはいたが、当時は表面的に書いてある事は理解はできていたけど、具体的に実務でどう活かすか?という所は結構ボンヤリとしていた。 まあ、フレームワークの解説とかみてて「なるほどー」となっていたんだと思う。 が、久しぶりに仕事の提案で書籍を開いてみると、不思議なもので、発見ばかり。教科書だからこそ、要点がうまくまとまっ

          コスト削減と未来

          事業の利益を増やすために無駄なコストを削減する。 経営に関わる方であれば当たり前に考える事ですよね。 ただ、コスト削減って多くの場合に今が起点になっている事が多い。 環境問題もそうかもしれない。 この起点が今っていうのがよくない 起点は未来の方が良くないかなって思う。 コスト削減で現在の無駄がなくなる事で利益が増えますよりも、こんな未来を実現するために、不要なコストを削減、利益が残る方がポジティブな気持ちになるのではないかなと。 全ての行動は過去ではなく未来をつくるた

          ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと

          これ、アートディレクターの方が書いたブランディングの本です。 この本の興味深い点はアートディレクターの方が経営戦略について書かれている点です。 経営の本をアートディレクターの方が書くという事は経営戦略にデザインが不可欠になってきているという事。 いわゆる一般的な経営戦略は理性的、論理的に情報を積み上げていくイメージがあると思いますが、ブランディングの場合は理性的、論理的ではなく感情にフォーカスするのが特徴です。 ブランディングは人の感覚や情緒に訴求する経営戦略とも表現で

          ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと

          両利きの経営

          イノベーションという言葉に興味がある方、過去にクレイトン・クリステンセン先生のイノベーションのジレンマを読んだ事がある方でだとより興味深い内容の1冊 既存組織には破壊的イノベーションはおこせない、新しい組織をつくる必要があるとクリステンセンさんが言われていました。 じゃあ、この新しい組織をどうつくるのか?これが中々難しい。 おおくの日本の製造業の現在をみればそれが出来ていない事は明らかですよね。 この書籍はイノベーションをおこすための組織づくりに必要な取り組みについて理

          戦略の創造学 〜ドラッカーで気づき、デザイン思考で創造し、ポーターで戦略を実行する

          タイトルにもある、ドラッカー、デザイン思考、ポーター。 経営やマーケティング、デザインを学んだいる人であれば、全部ではなくとも1つはご存知の名称だと思う。 自分はドラッカー、デザイン思考、ポーターは全てではないけど、書籍などでインプットしてきている。 しかし、これを実務で活用するとなると中々難しい。 戦略がうまくつながらない部分がでてくるのだ。 これは特にデザイン思考を学んだ人は現場で課題として感じた事があるのではないでしょうか?ワークショップで学んだ事をどう実務に活用

          戦略の創造学 〜ドラッカーで気づき、デザイン思考で創造し、ポーターで戦略を実行する

          新たな未来の兆し-IDEOの視点

          オンラインコワーキンスペースworkeasyで教えていただたIDEOが公開しているgoogleスライドが興味深かったのでこちらにメモがわりに投稿。 私たちは9つの「新たな未来の兆し」を描きました。 架空の未来ですが、すでに世の中で起こりつつある変化に基づいています とスライド内に記載されておりますように。IDEOが9つの視点から描く未来。 これ、そう遠くない未来に実現されるんじゃなのかな? と感じる事が多くて興味深いです。 個人的にはバランスの時代ではなく、フュージョ

          問いのデザイン

          仕事をしていく中で必ず発生するのが打ち合わせや会議。 そして、仕事をする中で最も不満がたまるプロセスではないでしょうか? 何のための打ち合わせやミーティングか分からない。 などという言葉がポロっとでたりした経験ありませんか? そんな、あなたにオススメの1冊がnoteのタイトルにもある問いのデザイン。ファシリテーションというスキルに興味ある方には特にオススメです。 ファシリテーションというと場を盛り上がげたり、参加者同士のコミュニケーションや発言を促すスキルについつい注目が