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同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか

先日、あるアートディレクターの方に、クライアントとの仕事におけるコミュニケーションの在り方について質問した際に1冊の本をオススメされました。

それが鴻上尚史さん、佐藤直樹さん著の「同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか」という本。

この本では同調圧力の事を

少数意見を持つ人、あるいは異論を唱える人に対して、暗黙のうちに周囲の多くの人と同じように行動するよう強制することです。

と定義しています。
そしてこの同調圧力を考える時に社会と世間が重要になります。

著者一人の佐藤さんは社会を

ばらばらの個人から成り立っていて、個人の結びつきが法律で定められているような人間関係

とし、世間を

日本人が集団となったときに発生する力学

と定義しています。

そして、鴻上さんは

あなたと関係のある人たちで成り立っているのが世間
あなたと何も関係がない人たちがいる世界が社会

日本の多くの組織にはこの同調圧力というものが働いています。
特に地方の中小企業にはかなり強く働いている。

会社の未来のためと考え、発言するも受け入れてもらう事ができない。
そして、それを繰り返す事で結果として、周囲の多くの人と同じような行動をとらざるをえなくなる。

自分も短い期間ですが印刷会社、デザイン事務所でサラリーマンをしていただ時にこんな経験をしました。そして、最後は孤立するという。

この世間の常識を破壊するのはとても大変です。
だからこそ、よそ者視点を持ち、組織との関係性が深くはないデザイナーがプロジェクトの中でうまくファリテーションをしこの関係性を変える機会をつくる必要があるのではないか?と感じました。

書籍のタイトルにもある「日本社会はなぜ息苦しいのか」
この息苦しさは会社に限らず感じている方は多いのではないでしょうか?
是非、そのような方はこの本を読んで欲しいです。
少しですが、こんな突破口もあるのかもしれない。
そんな事を考えてもらうきっかけになるはずです。





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