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予想外の知らせ

私の母の状態はお陰様でここ数年安定していました。大学病院の主治医の先生が「コロナ禍でここまで来るのも大変だし、処方はこれでよいから、訪問診療の先生に薬出してもらっていいですよ」と言ってくださったので、半年ほど受診を控えてました。半年を目途に再び予約を取ろうとしたところ、感染者数が激増。緊急事態宣言も発令されたので、宣言解除まで控えることにしました。そして、8か月が過ぎた9月。そろそろ解除の声が聞こえてきたので予約を取ろうとしたところ、先生の予約が取れませんでした。

主治医の先生は他界されていたのです。

たった半年の間に。まだ50代、お若いです。

12年診て下さっていた最初の主治医の先生が卒業されたことを機に引き継いでくださったのですが、常に患者ファーストで親身になって診療して下さり、介護食についても「すごく良い取り組みだ」と私のブログを読んで感想も述べてくださいました。医師である前に人としても素敵な方だっただけに本当に悲しく涙が止まりませんでした。

一方、この数日の間に母は少し体調を崩しました。主治医の先生は亡くなられたのですが引き続き大学病院で診療を受けようとしたところ、半年以上間が空いているので難しいと断られ、紹介状を書いてもらうことも断られてしまいました。

とりあえず訪問診療の先生が薬を処方してくださったのですが、急に覚醒が悪くなり、以前のような食塊では難しくなりました。これを踏まえて薬を調整するので、また戻ってくるとは思いますが、一旦噛まなくてもよいものを食べることにしました。そんな時便利なメニューが「山芋と豆乳のスープ」。

鍋の上で山芋をすりおろし、豆乳でとろみ具合を調整するだけ。塩コショウで味を調えれば完成です。冒頭の写真は硬めですが、豆乳でのばして適正濃度に調整すれば比較的多くの人が誤嚥なく食べられるのではないでしょうか。

動画はこちら→https://mediajuku.com/movie/webinar/33。




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