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🍀夏のnote俳句公園 猫ラブ句 感想

みなさまおこんにちは。
かなり暑くなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

さて。
先日開催された、アポロんの「🍀夏のnote俳句公園」。

全投句数、122!!
その中から、選者アポロんが選んだ「大金賞」「金賞」「銀賞」「優秀賞」、計12句!!

僭越ながら、私なりの感想を書かせていただきます🐈
ではさっそくっ!


🐈大金賞

紫乃さん

嬰児のつかまり立ちに添ふ仔猫

嬰児のつかまり立ち、見ていて危なっかしかったりします。
私の息子も、今から23年前はそうでした。

あ、転びそう…
でもがんばれ…!
よし、立てた!!!

そんな様子を、子猫もまた見守っている。
なんとも微笑ましい御句だと思いました。
赤ちゃんと、仔猫さんが健やかに成長しますように…!

🐈金賞

こひのむさん

猫の目のレモン色揺れ芒種かな

季語は「芒種」。
稲や麦などの穀物の種蒔きをする頃、と「きごさい」には書かれています。
時期でいえば、6月6日ごろ。

猫の目を「レモン色」と表現されたのが素敵だなぁと思いました。
猫の目の金色は、まさにレモン色。
わが家の猫の目も、レモン色です。

猫の目が揺れる時。
猫はいったい、何を見ていたのでしょうか…
その視線の先を想像するのも、楽しい御句だと思いました。

🐈金賞

めろさん

譲渡後の空のゲージや夏の朝

なんとも嬉しい御句だと思いました。
空のゲージ、無事里親さんが見つかった、ということですよね。
夏の朝の清々しさとあいまって、安堵感も伝わります。

空のゲージ。
里親さんが見つかるのは嬉しいことですが、ほんの少しの寂しさもありそうですね。
わが家の猫も、何匹か里子に出しましたが…
嬉しい反面、少し寂しかったことを思い出しました。

🐈銀賞

晴田そわかさん

へそ天の猫の肋骨夏薊

季語は、夏薊なつあざみ
薊という植物は、とても強いです。
たくましく、そしてしたたかです。

へそ天の猫は、夏場になるとよく見かけます。
肋骨が浮いているということは、少し瘦せている外猫さんでしょうか。
警戒心の強い外猫さんは、へそ天で寝ることは滅多にありません。

夏薊のようにたくましく生きてほしい…
そんな思いが込められた御句なのかな、と解釈しました。

🐈銀賞

ゆずさん

揚羽蝶追いかける猫追いかける

猫は、とにかく動くものが大好きです。
揚羽蝶を追いかける、とありますから…
お外の猫さんでしょうね。

ひらひら舞うように飛ぶ、揚羽蝶。
それを追いかける猫。
情景が容易に想像できます。

そして、その猫を追いかける作者。
どんな猫だったのでしょうか。
きっと、愛らしい猫だったんでしょうね。

🐈銀賞

ひろ生 /お休み中さん

肉球のそっと触れたる夏の浜

肉球!!
この言葉は、作者が相当な猫好きであると予想されます。
(事実、ひろ生さんは相当な猫好きでいらっしゃいます)

夏の浜…
熱い砂に、そっと触れる柔らかな肉球。

ちょん、ちょん。
猫の手の動きが想像できます。
そして、海の近くには猫が集まることが多いです。


🐈優秀賞

てまりさん

保護猫と里親集ふ夏座敷

夏座敷。
爽やかな風が、吹き抜けていきそうな和室を想像しました。

和室での譲渡会なのかな?と思いましたが…
投句のコメントに「猫カフェ」と書かれていましたので。
先日アポロんが訪れた、ネコリパブリック心斎橋店の情景かな、とも思いました。

保護猫に、よき里親のご縁がありますように♡

🐈優秀賞

晴田そわかさん

痩せ猫を拾ふ逢阪蝉丸忌

季語は、蝉丸忌。
陰暦五月二十四日、とされています。

蝉丸といえば、百人一首の「これやこの行くも帰るも分かれては知るも知らぬも逢坂の関」が有名です。

痩せ猫を拾ふ逢坂。
ちょうど蝉丸忌の時期は、春に生まれた子猫がウロチョロする季節でもあります。

拾われた痩せ猫が、幸せになってくれますように。
そういえば我が家のキジトラも、外にいた頃は痩せておりました。

🐈優秀賞

ヒスイさん

すこやかに猫生まれしと青葉雨

私事になりますが…
わが家の猫、とうくんが生まれたのが、ちょうど立夏の頃でした。

青葉は、まさに新緑。
そして、恵みの雨。
自然が、新たな命の誕生を応援してくれているかのような…
温かい気持ちになれた御句だと思います。

🐈優秀賞

西野圭果さん

夕焼けに飲まれて猫の影探す

「夕焼け」が、晩夏の季語になっています。
夏の夕焼けは、まさに飲み込まれそうな勢い。
きごさいにも「夏の夕焼は大地を焼き尽くすごとく壮大である。」と書かれています。

場所は明記されていませんが、夏の夕焼けといえば…
やはり海沿いなのかなぁと想像しました。
「猫の影」の表現に、夕焼けの逆光に照らされてシルエットになっている猫の姿が浮かびました。

🐈優秀賞

永田千春さん

昼寝より覚めても猫はまだ寝てる

猫は、とにかくよく寝ます。
「寝る子」が猫の語源だという説もあります。
実際、我が家の猫を見ていても、よくそれだけ寝られるなぁ、と思います(笑)

ニンゲンが昼寝より覚めても、猫はまだ寝てる。
平和な風景が浮かんできます🐈

🐈優秀賞

瑠璃星さん

夏休みサイドシートに猫を乗せ

サイドシート!!!
何てカッコいいんでしょう!!

夏休み、良い天気の中、サイドシートに猫を乗せて走る海沿い…
(たぶん海沿いだと想像しました)
素敵な情景だと思います。

ひょっとしたら、猫さんはサングラスをかけているのかもしれません(笑)


さて、大金賞・金賞・銀賞・佳作を受賞されたみなさま。
おめでとうございます!!!

僭越ながら、超絶私の主観でもって感想を書かせていただきました。
詠まれた方の意図と違っていたら、すみません💦

それにしても…
久しぶりに、俳句に触れました。

俳句は楽しい!!
ということを、思い出しました。

愛安堵平和!
みなさまありがとうございました!!!

アポロんの、感動モノの講評はこちらから!

この記事を読むと、かなーり俳句の勉強になります。
必読っ!!

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