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ラダーシリーズが好きです

英語学習者向けの洋書シリーズ「ラダーシリーズ」を知っていますか?
OxfordやMacmillanよりも、このラダーシリーズの方が本屋で売られているのをよく見かけるんじゃないかな?と思います。


日本で出版されているGraded Readers

ラダーシリーズはIBCパブリッシングという日本の企業が出版しているGraded Readersです。なので、比較的手に入れやすい本になっています。
私自身、OxfordなどのGR本は県庁所在地にある大型書店や、図書館でしか出会ったことがありません。しかしこのラダーシリーズは郊外の書店の、英語の参考書コーナーでもよく見かけます。なので多読を始めたばかりの頃、まだ図書館を利用するという手段を知らなかったときに数冊お世話になりました。

日本人向けに作られたGR

OxfordやPearson、Macmillanなどの他の有名なGR系と違い、完全に日本人向けに作られたGR本なので、巻末にはストーリーの中で出てきた単語の英日辞書がついています。また、巻頭にはスムーズに読み始めるための事前知識(日本語でストーリーや作者についての捕捉)が書かれていたりします。
タイトルも日本の昔話だったり太宰治や日本の歴史など、日本に関連するものが多く取り揃えられていて、他のGRとははっきりと棲み分けされている感じです。出版されているタイトルは上のリンクから見れます。

外国人との会話のネタにも!

海外の方とお話する機会があるとき、日本のことについて聞かれることが多々あります。ですがそんなときに、これって英語でなんていうんだろう?とすぐに出てこなかったりしませんか?私は、しょっちゅうそのようなことがあり、その都度もどかしい思いをしてきました。特に料理とか、文化の話はよくされます。

ラダーシリーズの本では日本の宗教、料理、経済、歴史、金融市場や株式市場などなど、それぞれのジャンルについての本があるんです。ほんとにもう、誰得?と思うくらいすごいラインナップなのでぜひ、チェックしてみてください(;^ω^)
これらを読んでおけば、それにまつわる単語についての知識がつくので外国のと会話のネタに使えると思います。

私がラダーシリーズを好きな理由

一番は巻末についているワードリストです。これさえあれば、読んでいる途中ですぐにわからない単語について調べることができるので、わざわざ携帯を出したりしなくてよく、本当に便利でした。
次に、独特なラインナップです。他のGR系は結構他の出版社と被っているタイトルが多く、古典的な名作のリライトものばかりだったのでお硬い印象で、なかなか食指が動きませんでした。ラダーシリーズはさすが日本人向けというか、これ読んでみたいな!と思えるタイトルが多かったです。
最後に、本の形態です。薄くて微妙なサイズ感の印象が強いGR本の中で、新書サイズで厚みがほど良くあるラダーシリーズは魅力的でした。厚みがあると読んだ感も出ますし(笑)新書サイズは持ち運びやブックカバーにも困りません。紺とグレーの落ち着いた装丁もいいですよね。

幅広い内容を楽しみつつ学習できる

このように、ラダーシリーズは他のGRとは違って、一風奇妙な、独特なシリーズとなっています。
見た目も洋書ぽくなく、あからさまに洋書を読むのが恥ずかしい方にもおすすめです(私もはあからさまな洋書!感のあるペーパーバック好きですが笑)

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