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アパレルと小売の未来_01

これまで「接客論」と「店長論」をお伝えしましたが、今回より「アパレルと小売の未来」について書いていきます。
私は新卒就職してから15年間、アパレル接客販売に携わってきました。
その後、会社にシステム管理部への異動を打診され、アパレル会社のシステム管理を8年間担いました。システム管理を経験して、数年前からアパレル業界のシステム化が顕著になってきたことを感じましたが、業界自体のシステム化が遅れているので、急激に変化することはないだろうと思っていました。

しかし、昨年からのコロナ禍で状況が一変しました。5〜10年かけて業界内のIT化が徐々に進み、またアパレル業界や百貨店業界もある程度淘汰が進むだろうと思っていましたが、その進行がコロナの影響でこの1年で通常の5年以上の進行が起きた感じを受けています。

今後、アパレル業界を含め全ての業界がコロナ以前と同じ状態には戻らないでしょう。アパレルや小売に関してはこの1年でECなどのデジタルソリューションが大きく飛躍しました。逆にリアル店舗は大きな痛手を負い、2020年のアパレル大手5社の閉店数は3100店舗以上とのニュースが出ています。今後、リアル店舗の在り方が変わり、小売やアパレル業界が激変時期に入っていきます。

そのような中で、アパレル販売員は接客や店舗のことしか知らず、ただ販売だけを行っていくと、今後社会で生き延びていくことは難しいと思います。次回以降では、アパレル販売員も知っておくべき今後の大変革に繋がる知識をご紹介していきたいと思います。

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