1日に2万回以上する呼吸のメカニズムを深掘り!健康的な呼吸とは?
1日に2万回以上も繰り返している呼吸。私たちは、この無意識に行っている呼吸について、どれくらい理解しているでしょうか?今回は、呼吸のメカニズムを深掘りし、健康的な呼吸とはどのようなものなのかについて解説していきます。
呼吸に使う筋肉:20種類以上の呼吸筋が活躍!
呼吸をする際には、肺の機能をサポートするために、なんと20種類以上の筋肉が使われています。これらをまとめて「呼吸筋」と呼びます。
肋間筋: 肺を覆うようにある筋肉で、胸郭を広げたり狭めたりすることで呼吸を補助します。
胸鎖乳突筋: 首にある筋肉で、呼吸が苦しい時などに補助的に働くことがあります。
腹横筋: 深層にある腹筋で、横隔膜と協力して呼吸を支えます。
横隔膜: 呼吸の主役ともいえる筋肉で、ドーム状の形をしていて、収縮することで肺に空気を送り込みます。
これらの筋肉がうまく連携することで、私たちはスムーズに呼吸を行うことができます。しかし、現代人は運動不足や長時間のデスクワークなどにより、これらの筋肉が硬くなってしまい、呼吸が浅くなっている人が少なくありません。
酸素と二酸化炭素のバランスが大切!
呼吸では、酸素をたくさん取り込めば良いというわけではありません。酸素と二酸化炭素のバランスが大切です。
酸素飽和度: 血液中の酸素の割合を示すもので、通常は96%以上が目安とされています。しかし、ストレスや運動などで息苦しくなっても、必ずしも酸素飽和度が大幅に低下するわけではありません。
細胞の酸欠: 息苦しさや疲労を感じる原因は、血液中の酸素不足ではなく、細胞が酸欠状態になることが考えられます。酸素は、ヘモグロビンという物質と結合して細胞に運ばれますが、この際に二酸化炭素が必要となります。二酸化炭素が不足すると、ヘモグロビンは酸素を細胞に渡せず、細胞は酸素不足に陥ってしまうのです。
呼吸と姿勢の関係
呼吸と姿勢は密接な関係があります。姿勢が悪いと、呼吸筋が正常に働かず、呼吸が浅くなってしまいます。また、肩や首、背中、腰の筋肉が硬くなると、呼吸が制限されてしまうことがあります。
健康的な呼吸のために
健康的な呼吸を行うためには、以下の点に注意することが大切です。
呼吸筋を鍛える: ヨガやピラティスなどの運動を取り入れて、呼吸筋を鍛えましょう。
姿勢を正す: 猫背やストレートネックなど、姿勢が悪い状態を改善しましょう。
腹式呼吸を意識する: 横隔膜を意識的に動かす腹式呼吸を習慣化しましょう。
リラックス: ストレスを溜め込みすぎると、呼吸が浅くなりがちです。リラックスできる時間を作りましょう。
まとめ
呼吸は、私たちが生きていく上で欠かせないものです。呼吸のメカニズムを理解し、健康的な呼吸を心がけることで、より良い生活を送ることができるでしょう。
参考資料
医者が教える正しい呼吸法
入門!「全集中」の呼吸法
世界の最新医学が証明した究極の疲れない呼吸法
ロングブレスの魔法
健康に興味のある方は
是非LINE追加・シェア拡散お願いします🤲
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?