『エンゼルバンク』から学んだこと・「30歳過ぎたら利息で暮らせ」とは

はじめまして、ただのです。

今回は、漫画『エンゼルバンク』の中に出てくる「30歳過ぎたら利息で暮らせ」というセリフから私が学んだことと感じたことを共有したいと思います。

これは私が取り組んでいるインスタ運用にも通ずる内容なので、インスタについても後半、触れていきます。


あらすじ

そもそも『エンゼルバンク』という漫画は、『ドラゴン桜』や『インベスターZ』などの作品で知られる三田紀房先生が描かれた漫画で、
『ドラゴン桜』の番外編のような立ち位置の漫画です。

出典:『エンゼルバンク』一巻

『エンゼルバンク』の主人公、井野真々子は32歳・独身・英語教師。
そんな彼女が突然、「転職したい」と言い出します。

そしてそのことを弁護士の桜木健司に相談すると、

「やめとけ、今のまま教師を続けろ、女・独身・32...これで転職したら不幸のどん底に叩き落されるぞ」

と好き放題言われてしまいます。
フェミニストの方が見たら卒倒してしまいそうな暴言ですね。

この暴言に対して井野は、必死に反論するわけですが、

転職市場には相場というものがあり、その相場から考えれば井野が今よりも条件の良い職場に転職することはほぼ不可能であると論破されてしまいます。

しかしここで話は終わらずに、

「相場を上げる」つまり転職市場における市場価値を高める方法もあると桜木は言います。

そのヒントが、タイトルにもある「30歳過ぎたら利息で暮らせ」でした。


「30歳過ぎたら利息で暮らせ」

「30歳過ぎたら利息で暮らせ」
この言葉の真意は何なのでしょうか。

このヒントを受けて井野は自分なりの答えを出しました。
それが以下の画像です。

つまり「30歳過ぎたら利息で暮らせ」という言葉の意味は、20代までに培ったスキルや経験・人脈(元金)を活用して成果(利息)を出せという事です。

20代であれば未経験の業界でも採用されることがありますが、
30代ともなると企業側も即戦力を求めているので、スキルや経験(元金)が無い業界や職種に転職することがかなり困難になります。もし採用されたとしても、かなり収入は落ちてしまうでしょう。

だからこそ、「30歳過ぎたら利息で暮らせ」なのでしょう。

井野の場合、英語力と指導力が「元金」なわけですが、英語力単体では外資系企業などに転職することはできません。

なぜなら、外資系企業に入るために必要な営業力や教育業以外の業界経験がないためです。

もちろん、翻訳などの仕事ができるほど英語力が洗練されているわけでもありません。

そうなると、井野のポテンシャルを最大限発揮するためには、彼女が持つ英語力と指導力の二つの「元金」が活かせる仕事でないと、今以上のお給料は望めないという事が分かります。

これら二つの「元金」が使える職業は、教師や英語塾の講師ぐらいしか無いわけですが、それなら今の高校教師を続けた方が良い、というのが桜木の考えでした。

桜木の発言はかなり毒を含んでいるものの、ある程度、的を得ていると言えるのではないでしょうか。


現代における「利息」とは

『エンゼルバンク』が出版されたのは2007年の事で、当然ながら当時と現在では社会の状況が変化しています。

最も大きな変化は、インターネットとスマホの普及によって誰しもが情報を発信することが出来るようになったという事でしょう。

作中では「利息」の実例として、メディア出演や本執筆などが挙げられていますが、少しハードルが高く感じますよね。

しかし現代では、instagramやブログ・YouTubeで簡単に「利息」を生み出すことが出来ます。

自分のこれまでの経験やスキルを上記の媒体で発信することで、広告収入を得たり、自分への信用を高めることで、仕事を獲得しやすくすることが出来るからです。

実際に、私の周りでも自分の経験やスキルを発信することで、「利息」を得ている人を何人も知っています。

おそらく20代まではスキルや経験などの「元金」を増やす行動をして、
30代からはその「元金」から「利息」を得るための行動をとることが正解なんだと私は思います。

そうなると20代前半で、社会人経験が無くて、現在大学生のなんの「元金」もない私が、instagramという「元金」から「利息」を得るための行動をして果たして意味があるのかと考えてしまいます。

つまり、instagramをやるよりも、まずは「元金」を大きくすることに注力したほうが良いのではないか、という事です。

この考え方自体が、「甘えからくる言い訳だ」と感じる人もいるでしょう。
実際、自分自身もそう思います。笑

また、インスタに挑戦していることそれ自体が「元金」になっていると考えることもできるので、この話は一概に結論を出すことはできませんが、皆さんはどう思いましたか?

是非コメントなどで、あなたの考えを聞かせてほしいです。


この話のオチ

ここまで「30歳過ぎたら利息で暮らせ」の話をしてきて、
井野自身もその言葉の意味を理解したにも関わらず、

井野は利息で暮らすことはせずに、人材業界という全くの異業種に転職を決めてしまいます。


転職の決め手は「縁」だそうです。

「転職において人と人の繋がりにまさるものないんだから」

というセリフに感化されたようです。
読んでいるこちらとしては「さっきまでの利息の話はどこ行ったんだよ」と突っ込みを入れたくなりました。笑

ですが、転職において人と人の繋がりにまさるものない、という言葉自体はあながち間違いではない気もします。

私も色んな縁あって、今インスタ運用をしているわけなので、少なくとも就職をするまでは、頑張りたいなと思う所存でございます。

以上が、「30歳過ぎたら利息で暮らせ」から学んだことと、感じたことでした。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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