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選ばなかった未来を想うより、選んだ今に全力で。

2021年、父親の他界、転職・転居と大きな変化のある一年になった。

父親との別れはとてもつらく悲しいものだったが、この先おれの中でずっと生き続けるんだと気づくこともできた。愛しているし感謝も変わらない。

上場企業を離れ、ご縁を頂いたベンチャー企業にきて毎日がとてもとても刺激的だ。新たに学べることも格段に増えたし、自分の価値観や常識を常に疑えるようになった。HRと労務の責任者として人づくり、組織づくりに力を注いでいる。

いま思えば、いつしかおれは挑戦するマインドが弱くなっていたと思う。人事領域・労務領域ともに実務もマネジメントも長く経験を積み、無難な判断をベースに仕事をすることに慣れてしまっていた。

このままではダメだ、何か変えなきゃ、と漠然と思いながらもそのまま時間を過ごしてきた。そんな中、環境の変化により痛いほど自分と向き合うことができた。
とても苦しい時期だったが、おれにとって必要なことだったんだと思う。

当然のように別れもあり、新たな出会いもあった。素敵な仲間、刺激的な職場に巡り会えたことはひとつの喜びだ。


いつだって、選ばなかった道の先は見られない。
だからこそ、選んだ道に全力で真摯に向き合って日々を積み重ねていく。


あれが良いターニングポイントだったと、いつしか心から思えるように。


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