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発達障害あやまり方のコツ

最近こんなツイートが流れてきた。意味がないと思っても「3回はあやまらなくてはいけない」

発達障害、とくにASDの傾向が強い人によくありがちな話が、何かしらで失敗をしたときに「何回も謝る意味がわからない」というもの。

これは私にも見覚えがある。中学生の頃に、担任のセーターに鞄を引っ掛けてほどいてしまったとき、「サッセン!」みたいな軽い返事で帰ったら同級生にドン引きされていたことを後に知った。

だって時間の無駄じゃん?

「だって時間の無駄じゃん?」というこの一言に尽きる。自分のというより相手の時間の話。

反省をしていないわけでは決してない。しかし、丁寧にあやまったってセーターが戻ってくるわけでもないし、怒っている時間どちらかが幸せになるわけでもない。

だったら謝罪が重かろうが軽かろうが一緒じゃないか。というのは少数派の考えだ。

今思えばいくらかお支払いするべきだとは思うが、同級生がドン引きしたのは「謝罪の軽さ」という点らしい。

一回じゃダメなの?

答えははい。

謝罪の軽さと簡単だが、要は表情、言葉、声色、姿勢、もろもろ含めて「態度」が必要だってことが、長年の発達障害人としての生活でわかってきた。

「申し訳なかったと思っていることを最大限示してほしい」「とにかくあやまった態度で許すか決める」という人が世の中にはすっっごく多いのだ。

私たちの意向ではなく、世の中の判断として「1回あやまるのと3回あやまるのでは意味合いが違う」のである。

なんで3回なの?具体的な対処法

これは私個人の分析だが、まず失敗してすぐに1回、次に顔を合わせたときに1回、最後トラブルが解決した際に1回。これがマストである。

やらかしたトラブルの大きさによって「すいません」の回数は変えていいと思うけど大雑把にこんな感じ

例えばバイトで遅刻したとき
①店内に入った瞬間に全員に聞こえる感じで
②迷惑を被ってるであろう直接関わるバイト仲間と店長に直接
③バイトから帰るときに

こんな感じだ。眉毛を八の字に寄せて深くお辞儀しながら、申し訳ないという気持ちを前面に押し出す。

もちろん、遅刻した後に必要なのは遅刻を繰り返さないための対策だ。予定管理の仕方を見直すとか、リマインダーを設定するとか、シフトをなるべく固定で提出するとかそういうことをする以前に、最低限円滑に人間関係を回すためにこれだけはやっておかなきゃいけない。

「謝んなくていいよ」「時間の無駄」はだいたい嘘

まじで困るのが、この言葉。言ってくる人ほど、「あやまってこないなこいつ」と思っている可能性が高い。

本当に他の人や環境に問題があっておこったミスについて、相手もそれをわかった上で言っている「謝んなくていいよ」は別だが、純粋に誤られる時間が無駄。という人はそうそういない。

本当に時間の無駄だと思っている人はこういうふうにも言わず、「ア、はい、次から気をつけてー」みたいな感じで無表情で流す気がする。

絶対に文字通りに受け取ってはいけない。こういう場合ほどしっかりとあやまっておこう。

謝りすぎるに越したことはない

自分に非がある場合謝りすぎるに越したことはない。ちゃんと反省していることなら尚更、それを相手が理解するかしないかで人間関係の円滑度が大きく変わってくる。

自分に非が少しでもあるなら「3回あやまれ」というのが私の経験則だ。





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