【part1】元バルサ、ダニエル・アウベス選手のレイプ疑惑から逮捕について、スペイン紙情報からざっくりまとめ

ダニエル・アウベス選手のレイプ疑惑逮捕

バルサで数々の栄冠を勝ち取り、獲得タイトル数ではメッシを超えて世界一を誇るダニエル・アウベス選手が、何と23歳女性に対するレイプ疑惑で逮捕されるという、とんでもない事件がスペイン、バルセロナで起きた。
そしてつい先日、彼は海外逃亡予防の為の勾留施設(刑務所?)に軟禁された。
スペインではもちろん大ニュースであるが、日本では「逮捕されました」という情報のみが出てきたばかりで、その内情について詳しくは出てきていない。
そこで現地取材などは一切していない私であるが、スペイン紙をざっくり読み込んだだけの情報を、ここで書いてみても多少なりと需要があるのでは?と思いついたので、ここに記す。
グーグル翻訳に頼っているだけでスペイン語も分からず、精査などもしておらず、その上で見たものをまとめただけの情報である事はご容赦を。

初めはレイプではなく、下着に手を入れたという訴えから始まった

ダニが初めに女性に訴えられた内容は、「昨年12月30日夜、ナイトクラブのVIPエリアで、下着に手を入れられた」という物だった。
なぜそれがレイプになったのか、なぜ初めからレイプとしなかったのかは良く分からない。
これに対するダニの反論は、「やっていない。自分が他人のプライベートスペースを侵す事はなかった」という物だった。

事態は素早く動き、警察による逮捕へ。細かい情報も流れるが、未だ真偽は不明

そしてダニが逮捕されるという情報が流れはじめ、逮捕される頃には、下着ではなくレイプ疑惑であるという事実が判明した。
その詳細もスペイン紙で流れている。

初めは別々だった

ダニは男性友人と二人で飲んでいて、被害女性は女性友人と三人で来店していた。
女性側はダニ側に指示されたウェイターに誘われてVIPエリアへ行き、事件が起きた。

被害女性の主張

被害女性の主張では、ダニは被害女性に目をつけ、女性の股間を触ったり、自分の股間を触らせたりしてきた。女性は抵抗したが、それは2回繰り返された。
その後、ダニはドアを指差して女性に入るよう促し、どこに繋がってるのか分からなくて怖いと言う女性に、付いてくるよう強く主張した。
入ってみるとそこはトイレで、女性は抵抗したが、平手打ちされてお前は娼婦だと言われ、レイプされた。
そして射精された後、少し時間を置いて出てこいと言われた。
戻ってみるとダニは立ち去った後で、女性の友人も一人しかおらず、その場で泣いていると、従業員に何があったか尋ねられ、クラブの管理者同席で治療室で治療を受け、その後救急車で病院に運ばれた。
そして病院で、この主張が事実かどうかを判別できるようにする為に、生物学的検査を受けた。
さらに、証拠として着ていたドレスも提出した。
そして事件の2日後、女性はレイプ被害を警察に訴えでた。

ダニの主張

楽しく踊っていただけで、他人のスペースを侵してもいない。被害女性の主張を全て否定する、としています。
被害女性が誰だかも分からないと。

警察の捜査

警察は、カメラ映像や聞き込み、医者による医療レポートから、被害女性の主張がある程度正しいと認め、ダニ逮捕に至った。

ダニの現所属チーム、メキシコのPUMASによる解雇

ダニはこの事件の逮捕により、現所属チームPUMASに解雇された。

チャビのコメント

ダニの件についてチャビは、「とてもショックだ。正義の問題であり、正義が全て解決するだろう。」と、コメントしている。

ダニの妻のコメント

ダニの妻Joana Sanzは、「私は私の夫が誰であるかを知っています」と、ツイッターで夫を擁護した。


感想や疑問

ここからは筆者の感想も含む。
なぜ初めからレイプ事件として扱わなかったのか、という疑問は先に記した。
詳細に変な点も多く、ダニを訴えたい女性の狂言も十分考えられるのだが、被害女性証言の肝となる証拠が多く、相当な信頼性が置かれるのではないだろうか。

この事件は、ダニが本当にレイプ事件を起こしたか、それとも被害女性側がでっちあげたかのどちらかでしかないと思う。
そして被害女性側は、すぐに病院に行って診療を受け、科学的証拠を収集し、さらにドレスまで提出している。
一方でダニは、被害女性を知らない、踊っていただけでプライベートスペースを侵してもいないと主張している。
しかし状況を近くで見ていたであろうダニの友人と女性側友人の証言、そして監視カメラの存在が、ダニが嘘をついているかどうかをすぐに洗い出す。
また被害女性の主張が真実であれば、精液という確たる証拠が出てきてしまう。
つまり、現状ダニは相当不利であると言えそうだ。

陰謀論的なやつ

もしも全てが被害女性の計画であったとすると、あらかじめダニの精液をどこからか入手していて、トイレで自分にかけた可能性も考えられるか。
その場合、病院側で過去の物か当日の物か精査する事は可能だろうか。
しかし監視カメラという動かぬ証拠が、ダニの何もしてないという主張を裏付けられるかどうかは、どうにも厳しそうだ。

まとめ

現状は、ダニにとって相当不利な状況であると思います。
今後刑事裁判にて争っていきますが、ダニは逃亡を警戒して保釈さえも許されない状況のようです。
39歳という高齢でセレソンに選ばれ、WC出場も果たしたばかりの英雄ダニエル・アウベスが、何故こんな事になってしまったのか……。
悲しい話ですが、続報を待ちたいと思います。


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