フォローしませんか?
シェア
渡辺拓朗(わたなべたくろう)
2023年6月11日 18:19
6月。焚き火をするのであれば、曇天の下で、が正しい。そもそも晴天を見込むのは野暮だし、小雨の中の焚き火ほど、他から見て見苦しい自慰行為もない。葉山、御用邸の裏。物々しい詰め所にて、警備が施されている海岸で、僕らは火を起こした。もちろん、健全に。土曜日の午後は、火を起こすのに適している。平日の、溜まった家事や疲れやら、なんとなく片付けてから。焚き火の良さは、「ついでに」できないところだ。