見出し画像

人に指を差して生きる暮らしって...

自分の非を認めたくない。
まっぴらだ!って思う。
しかし認めたら世界がちょっとばかし変わっていくように見える。

キネシオロジーの筋反射テストで私は言葉を失ったことがある。
「アイツが悪い!」「アイツのせいだ!」と言いながら誰かに指を差すと、言っている本人の体幹がまァ~整う整う。
しかし、指を差された側の人はグラグラになった。
グラグラの人がまた別の人を差すと、新たに差された人がグラグラに…。

そこで先生が一言「そんなことをしているからいつまで経っても戦争が無くならないんだよ」(意訳)と。

私も参加させてもらったが、人に指を差すってこれほどまでに体感が整うのかとびっくり。
じゃあその指を自分に向け直して「悪いのは私です!私のせいでした!」ってやると自分がグラグラになる。
世の中いろんな人がいるけれど、ただ指を差してるだけの人は整っていないのだ。
だからこそそこで自分の在り方を軌道修正すれば世界は変わる。
精神面だけでいきなり変えるのが難しいなら、経絡を流すだけで体幹は整う。
老若男女や体格にかかわらずそれが起こりうる。

思い返せばそれまでの人生、世の中はどうしてここまで嘘っぱちだらけなのだろうと思って、世直ししたい気持ちが悶々とする日々だった。
キネシオロジーの受講生仲間には同じ気持ちの人もいて、一体どうすれば世の中を変えられるのだろうと考えていた。
そんな私たちを見透かすように先生は「自分の中にも闇があることを認めなさい」と。
けしからん人を前にして、まずは自分の中に、同じ”けしからん部分”を持ってやしないか?と問い直すこと。
世の中で起こっていることは自分自身の映し出しなのだ。
だから他人を直すのではなく自分を整えること。

自分には選択肢があって、自分には価値があるのだと、一旦おでこに手を当てて落ち着いてそれを認める。

整った自分で世界を見れば、意外と味方もいて救いようも見えてくる。
この社会は実直に生きていれば揉みくちゃにされるから、そんな人ほど心を勿体なくさせてしまうんじゃないかな。
真面目でいることは大事、でも思考を捨てちゃうのは違うぞ。
頭でっかちも敵、人は素直な心を持っている。

嘘っぱちをしちゃう人は整ってないからで、それに乗っかっちゃう自分も整っていない、ただそれだけだった。
それなら先に整っちまったほうが、手っ取り早くないか?

人の数だけ「己」があり、各々に権威があるのだ。
自分を安くすんなよ!諦めんなよ!という自分への戒めである。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?