たあぽ

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たあぼです。言葉が好きです。三鷹も好きです。 普段はプロダクトデザインやWEB制作、ライティングなどをしつつ、いかに遠回りするかを考えてます。 最近は「ユーモア」や「不便益」といったデジタルから一見遠いところに価値を見出しています。

マガジン

  • 本、その他周辺。

    本や映画、音楽などと、その周辺についての備忘録メモです。なんにもルールはない、記憶を刻むためのメモ書きです。たまに更新。

  • 東名抗速道路【PODCAST番組】

    ここは、東京-名古屋間を結ぶ抗速道路。 効率性やスピードが過剰に求められがちな世の中に違和感を覚えた若者2人が、徒然なるままに喋ります。 サービスエリアのように、ちょっと立ち止まってみるきっかけの場となれたら。 ●Instagram https://www.instagram.com/tomei_kosoku_doro

  • すーぷかれー 侮るなかれー

    札幌旅行でスープカレーの虜になってしまい、東京にいながら日々スープカレーのこと偲ぶたあぽによるちょっとだけスパイスのきいたマガジンです。 スパイス足りない方は、コメント欄へ愛のスパイスを。

最近の記事

セカンドフライ。

何事も、はじめが肝心だ。 その点において、ぼくはアジカンの「新世紀のラブソング」が ずっと、イントロランキング不動の第1位だ。 小中と野球をやっていたから補正はかかっているかもしれないけれど、 なんて強烈で的確でくすぐったい歌詞なんだと感動した。 セカンドフライの勝利。イントロが大トロ。 さすがにあの頃セカンドフライ(自分はファーストだったか)を捕れなかったことを悔いている自分はいないけれど、でも誰にでも「捕り損ねたセカンドフライ」はあるんじゃなかろうか。 側からみた

    • M-1と面接と身体感覚。

      少し前だが、クリスマスイブにM-1をみた。敗者復活からしっかりみた。 毎年隠れた名曲を知れると話題のM-1応援動画(今年も日食なつこさんの「ログマロープ」が良すぎる)から始まり、芸人さんのこの日にかけた想いが詰まった漫才の数々を堪能した。 結果的に優勝した令和ロマンが1stステージのトップバッターで、「松本人志の90点」が全体の基準になったとネット記事にも書かれていたけれど、細かいことはさておき、やっぱり笑いとか、美しさとか、そーゆーものを評価するというのはすごく難しいなと

      • 映画の予告編を、みたいんじゃ

        年末、役所広司さん主演の「PERFECT DAYS」をみた。 ドイツのヴィム・ヴェンダース監督が東京のトイレ清掃員・平山の日常を徹底的に描くという平凡な映画だが、ルーティンの中にある人生の機微が描かれていて、個人的にはとってもよかった。 んだけれど、映画上映前が、とってもImperfect(不完全)だった。 上映時間になっても、映画とは全く関係ない不動産メーカーや高級時計ブランド、スポーツチームなどのPR広告合戦。たぶん10企業以上あったと思う。 広告業界では「シネアド」

        • 通学路が、憶えている

          元旦。2024年。実感もなきままに、新しい年が始まった。 例年、年末年始は変なスイッチが入ってしまって予定を詰め込みすぎているので、今年は腰を据えてゆっくりしようということで、「予定なし」という一番難しい予定を入れることに成功した。 そしていざ、1月1日に待ちに待った「予定なし」の実行が始まるのだが、1月1日なりに結果を出さねばという(本当によく分からない)小さなプレッシャーもあり、なんかしよう、ということになり、とりあえず年末に買い込んだ本を何冊か、手に取った。(本を読んで

        セカンドフライ。

        マガジン

        • 本、その他周辺。
          3本
        • 東名抗速道路【PODCAST番組】
          5本
        • すーぷかれー 侮るなかれー
          13本

        記事

          地球語さえ話せれば〜93車線走り書き

          語学の習得についてあれこれ話した。 英語、スペイン語、イタリア語、、 流暢に話せたらもっと楽しいだろうな、でもその程度じゃ 一生身につかないだろうな、まあでもそれはそれでいいよな、、とは思いつつ。 そもそも、日本語と英語の境目って、明確にないのかもしれないな、とふと思った。 普段日本語オンリーで話しているつもりでも、ほら、オンリーとかいっちゃっているし、英語(和製英語も多分にあるが)でもKawaii的なことはある。 国に紐づいてたまたま違うルールを適用しているだけで、

          地球語さえ話せれば〜93車線走り書き

          在宅のつらい待ち時間

          コロナもあって、自分は今も週の半分くらいは在宅だ。 通勤の行き帰りの移動時間、会社での会議室の移動、など待ち時間が圧倒的に減るのがメリットだと常々感じているが、それでも1つだけ、特に冬はどうしても避けられない在宅での待ち時間がある。 シャワーの温度が冷水からあったかい温水に変わるまでのあの時間だ。 夏のうちはあまり気にならない。 でも、ちょうど秋も終わりを迎えてくるころ、急にこの時間が長く、辛いものに変わり始める。この時間の耐え難さがゆえにお風呂ににはいる気すら失せる

          在宅のつらい待ち時間

          死と詩と。〜92車線走り書き

          しとしと雨がふる。 ふと、一年の終わりではなく、一生の終わり、を考えてみたくなってちょっとダークなテーマで話してみた。 死を想うとき、最近手に取った短歌の本がある。 鋭く優しい短歌がずらり並んでいるのだが、実はこの笹井さん、 身体表現性障害という重い病にかかり、療養生活を続けるも2009年に26歳の若さで生涯を閉じているのである。 死は、恐ろしくもすぐにやってくる。 えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい 本のタイトルにもなっているこの短歌を詠むだけ

          死と詩と。〜92車線走り書き

          人差し指を意識したらいい球投げられるようになった話。

          井の頭公園で、久しぶりに野球をした。 いわゆる社会人サークル、みたいなやつだ。 急に寒くなって、朝から小雨も降り出して、ふぅ、と思いながらも えいやっと井の頭公園の野球場へ足を運んだ。 でまあやってみると、やっぱり楽しい。 久々のユニフォーム。(あの未だよくわからないソックスとストッキングも) 久々の土、グローブ、ボール、汗の匂い。 嗅覚は覚えている。 で、アップもそこそこ、野球で一番至福の時間と言われている「キャッチボール」が始まった。 自分は中学以来まともに野球

          人差し指を意識したらいい球投げられるようになった話。

          歯が痛い、という断食〜91車線走り書き

          歯が痛い。 91車線で断食をテーマにして、食を断つことの効用とやらを話して、自分も近々ライトに(ほんとうにライトに)朝抜くくらいからやってみようかなあとか思っていたら、思わぬ方向からチャンスが(ピンチが)やってきた。 歯が痛い。 ぼくは虫歯がない。 なぜなら小学校の卒業論文に「趣味:野球、歯磨き」と書くほどの 歯磨き粉子だったからだ。 歯が痛い。 これは、最近の生活の乱れのせいか?この痛みは、さすがに虫歯なのか、、?さすがにこの歳になってはじめての虫歯はいろいろ痛す

          歯が痛い、という断食〜91車線走り書き

          電車で本を読むということ

          電車で本を読んでいる人は、無条件に惹かれてしまう。 車両の8割9割がスマホみるか、おしゃべりしているか、音楽聴いている中で、我関せず、な顔をして本を読んでいる人は、なんだかすごく美しい。 と、思っているので、自分もなるべく電車では本を読むようにしているのだが、最近うまく本の世界に集中できない。 というのも、自分の乗る電車はだいたいが満員電車で立って本を読むのだが、どうしても立って本を読もうとすると、座っている目の前の人の顔と本が、否応なくちょうど重なるのである。 本を

          電車で本を読むということ

          固定されたX。

          数学の、固定されがちなx,yの話、ではない。 ぼくの頭の中の話だ。 頭の中で、いつも何かにつけてフラッシュバックする記憶がある。 しかも、複数。 楽しい記憶ももちろんあるが、そういうフラッシュバック系の内容は、えてしてほろ苦い、得体のしれないものが多い。 何がトリガーになっているのか自分でもさもわからないが、 学校の体育の時間、病気の苦しい思い出、恋愛、仕事、、いろんなジャンルで、そーゆー固定化された何か(=x)が襲ってくるのだ。 たぶんこれって自分だけではないだろう

          固定されたX。

          こしらえるとか、こさえるとか。

          こしらえる。とか、こさえるとか、そんな言葉が好きだ。 説明はあまりできないが、 ほどよく知的な感じがする。 あまり普段の会話で出てくる言葉じゃないからか。 上品なお店で、たま~~~~~~に、 「●●●をこしらえております」みたいな謳い文句があると、もうだめ。 会社の先輩で、たま~~~~~~に、 「明日までに、こちらの企画書をこさえておきます」みたいな発言があると、もうだめ。 だって、「準備する」でいいじゃない。万人に通用する。 それをあえて、「こさえる」だぜ。 こし

          こしらえるとか、こさえるとか。

          スマホは自分のお部屋です。

          毎朝、ぼくはラジオを聴く。 特に、平日朝6時からやってる「ワンモーニング」(通称ワンモ)が大好きだ。 ユージさんと吉田明世さんの熟練夫婦のような掛け合いもいいし、テーマも多様だし、選曲もなかなかよくって、いつも仕事に向かわせてくれる大事な番組だ。 先週の募集テーマは「子どものころ、自分の部屋はありましたか?」だった。 あったなぁと思いながら聴いていると、意外とアンケートでは半数以上が「自分の部屋はなかった」という結果に。 あれあれ、自分は(田舎というのが大きいけれど)結構

          スマホは自分のお部屋です。

          定食2000円。飲み会6000円。君たちはどうするか。

          僕はよく、定食屋に行く。 それは、ちゃんとあったかいご飯を食べたいという欲望と、野菜とかバランスいい食事を採りたいという健康志向から、だと思うが、 近くの感じのいい定食屋や、もちろん大戸屋の黒酢あん定食まで、よくよくお世話になっている。 かくして、このあいだ吉祥寺にある階段ノ上ノ食堂という定食屋さんに向かった。 お店の前の看板をみて、一瞬足が止まった。 「さわらの塩焼き定食 2200円」「ズッキーニとアナゴのフライ定食 2300円」、、、 あれ、、高いぞ。。自分の知って

          定食2000円。飲み会6000円。君たちはどうするか。

          「妄想本屋」のメモ書き〜第63車線から

          東名抗速道路。ポットキャスト。 https://open.spotify.com/episode/2WVPSAyl2zDgxq8saygj4I?si=cQJ5lq4sTnafFPRHw29lrA noteはだいぶご無沙汰していましたが、 本屋について話した中で、どんな本屋があったらいいか、 少し「妄想」を膨らませたいので、ここで少し覚書を残しておきたい。 ※ここでは、この架空の本屋は「妄想本屋」と呼ぶことにします。 適当に更新していきますが、ぜひ、面白いアイデアや、やって

          「妄想本屋」のメモ書き〜第63車線から

          パセリ、燃ゆ

          引っ越した。 住みたい街で、日当たりのいい、そしてキッチンのひろい部屋へ。 引っ越しから数週間経ち、ある程度部屋の中の段ボールも片付いた頃。 私はsoup stockの冷凍の美味しいスープミールセットを頂き、「さつまいものポタージュ」なるいかにも秋らしい美味しそうなスープを湯煎した。 それをふるさと納税で昨年購入した器に移し、うんうん、美味しそうと思いながら、お皿一面に広がる黄金色に何か一石を投じたくなった。 いや、味はもうsoup stockが保証してくれているので

          パセリ、燃ゆ