tabitoshisaku
旅と思索社の廣岡一昭です。 東京湯島でひとり出版社と本屋を営みながら、緑ナンバーの大型バス乗務員として糊する社長の日々の記録。
「本の駅ゆしま 一箱古本市」 2023年4月16日(日)にいよいよ記念すべき第1回を開催します!! 北は「谷中・根津・千駄木」、南は「神保町」と、ブックカルチャーでにぎわう街に挟まれた文京区湯島地区。 ここに本の拠点を作り「本のベルト地帯」ができたらもっと楽しいだろうなあ! と思い立って始まったのが一箱古本市プロジェクトです。 このマガジンでは、一箱古本市のお知らせや活動内容をアップしていきます!
東京・湯島のひとり出版社が来春始める貸本箱書店「はこハブ(Haco Hubooks)」への思いや日々の歩みを書いていきたいと思います。
ようやく元気になった。 およそ1年3か月の闘病生活。今考えてもどうなってああなってこうなったのかが分からない。おそらく宇宙のみぞ知る。 バス乗務に復帰するタイミン…
はじめて、自分はあと何年くらい生きられるのか考えた。 元旦にコロナにり患して、だいたいの症状は2週間弱で収まったものの、味覚障害と嗅覚障害が出た。そして鼻づまり…
この湯島の地に事務所を構え3年、店をオープンして2年半。 徐々に始まった地域の方たちとのつながりを通して、いつしかこの街がどんどん好きになっていました。 地図を見て…
先日、那須での一日をご報告したばかりなのですが、木箱が完成したとの連絡が入りました! どうですか、この眺め!! 「建築工房 槐(えんじゅ)」の皆さんが古材を使い…
2023年もスタートして早やひと月半。 点主は元旦に家族ともどもコロナにり患してしまいました……。 さまざまな症状が改善されて、ようやく元気になりました。 ご心配おか…
いよいよ2023年が始まりました。 旅と思索社では今年から同人誌形式のZINEづくりを始めます! そのZINEの名称は「Tabistory Books」。 「ZINE」とは小規模な自費出版印刷…
2022年もいよいよ残りひと月を切りましたね。 先月末にスタートしました「はこハブ」の仮申し込み受付ですが、実はいまだお申し込みなし……で少々苦笑いしております。 …
先日、木箱の製作をお願いしている「建築工房 槐(えんじゅ)」さんが試作してくださった木箱の写真を送ってくださり、その仕上がりのよさにとても感動してしまいました!…
昨日、「はこハブ」の箱主さま仮お申し込みの受付を開始いたしました。 今後、皆さまに納得してお申し込みいただけるようにじっくり時間をかけながら進捗などをお伝えして…
本日は「はこハブ」の費用についてご案内させていただきます。 これまでいろいろと悩み、検討しました結果、下記の料金にてご提供させていただきたいと思っております。 …
前回の記事を書いてからいろいろ考えるところがあって、名前を「Haco Hubooks」に変えました。 「箱(はこ)」と「ハブ」を組み合わせた造語です。略して「はこハブ」と呼…
一昨日、「出版点」のホームページとSNSで「はこのブックス」オープンのお知らせをして、なんだか不思議と気持ちが楽になりました。 今日はここに至るまでの思いを少し書…
今日は「Tabistory.jp」の創刊記念日。とてものんびりした歩みを続けているWebマガジンも満7年を迎えました。 でもそれは、恥ずかしながら著者さんと読者さんの好意と熱意…
昨夜からTabistory.jpで「ハノイのきもち」という新たな連載が始まった。 先月、出発点にて、絵本『アリペン』の出版記念イベントをしてくださった物語の作者・藤田あおさ…
秋だ! と思っていたらすっかり冬隣。 (前回のたよりの時も似たようなことを書いている) 12月に大阪でいつも常宿にしている西成警察そばのドヤに泊まり、コロナ禍の大…
夏だ! と思っていたら、すっかり秋になっていた。 今年は言うまでもなく、夏らしい季節を味わうことがほとんどできなかった(近年は異常な暑さでする気にもならな…
ようやく元気になった。 およそ1年3か月の闘病生活。今考えてもどうなってああなってこうなったのかが分からない。おそらく宇宙のみぞ知る。 バス乗務に復帰するタイミングを自分の快気宣言と決めていた。 旅と思索社のデスクワークの方はすっかり元通りなのだけれど、健康な状態で初めて再乗務する日こそふさわしいと思っていた。 5月上旬、待ちに待った再乗務のための研修でようやくハンドルを握る。うれしいというよりも、皆と同じ日常が戻ってくるぞという気持ちが強かった。 そして研修が終わり、再
はじめて、自分はあと何年くらい生きられるのか考えた。 元旦にコロナにり患して、だいたいの症状は2週間弱で収まったものの、味覚障害と嗅覚障害が出た。そして鼻づまり。 加えて、「キーン」という、鼓膜のもっと奥の、聴覚で感じるのとはまた別の電気信号のような音が以前よりも大きくなった。 <これが後遺症か――>少しショックを感じながら、いつかはよくなるだろう、そう言い聞かせて日常生活に戻り、1か月半を過ごしてきた。 2月に入り、ようやく後遺症ともこれでおさらばかな、そんなふうに感じ
この湯島の地に事務所を構え3年、店をオープンして2年半。 徐々に始まった地域の方たちとのつながりを通して、いつしかこの街がどんどん好きになっていました。 地図を見てみると、湯島は北の「谷中・根津・千駄木」、南は「神保町」と、ブックカルチャーでにぎわう街に挟まれたど真ん中のエリアなのです。 ふと、ここ湯島にも本とつながる場所を増やして「本のベルト地帯」ができたらもっと楽しいだろうなあ! と思い立って始まったのがこの「本の駅ゆしま 一箱古本市」プロジェクトです。 このマガジンで
先日、那須での一日をご報告したばかりなのですが、木箱が完成したとの連絡が入りました! どうですか、この眺め!! 「建築工房 槐(えんじゅ)」の皆さんが古材を使い、ていねいに心を込めて作ってくださいました。ほんとうにありがとうございます! 見ていただければ分かると思うのですが、仕様変更で幅は少し小さくなりましたが奥行と高さはそのままです。大判絵本などもすっきり入りますし、小さな木箱やラックなどの小物什器などを活用すればさらに魅力ある箱が演出できそうです! 思いがけず、こん
2023年もスタートして早やひと月半。 点主は元旦に家族ともどもコロナにり患してしまいました……。 さまざまな症状が改善されて、ようやく元気になりました。 ご心配おかけいたしました。もう大丈夫です! さて、昨年12月初旬に那須に伺って「はこハブ」で導入する木箱のサンプル引き取りと打ち合わせをする予定でしたが少々延期となり、去る1月22日、ようやく現地に行ってきました! お邪魔したのは那須高原SA近くにある、「建築工房 槐」さん。槐は「えんじゅ」と読みます。 棟梁の中島睦巳
いよいよ2023年が始まりました。 旅と思索社では今年から同人誌形式のZINEづくりを始めます! そのZINEの名称は「Tabistory Books」。 「ZINE」とは小規模な自費出版印刷物のこと。商業出版とは異なる、書き手の思いを本という形で自由に表現できるメディアの一形態です。 「Tabistory Books」では、毎回テーマを変えながら、今を生きる皆さんの思いを形にしていきたいと思います。 自分の足跡をぜひZINEとして残してみませんか。 制作・販売の流れ
2022年もいよいよ残りひと月を切りましたね。 先月末にスタートしました「はこハブ」の仮申し込み受付ですが、実はいまだお申し込みなし……で少々苦笑いしております。 こういう時、これまでの自分ならもっと動揺していたかもしれませんね……。 でもいまは、とにかく地道にこの「はこハブ」の目的とわたしの思いを精いっぱいお伝えするしかないのです! ひとりでも多くの方に借りていただけるように、それだけを考えていきたいと思います。 引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 さて、「はこハ
先日、木箱の製作をお願いしている「建築工房 槐(えんじゅ)」さんが試作してくださった木箱の写真を送ってくださり、その仕上がりのよさにとても感動してしまいました! 材質は杉板なのですが、古材を一部使用し、細かくご覧いただくと分かるのですが、面取りもしていただいているようです! 12月に入ったら打ち合わせを兼ねて栃木の那須へサンプルの引き取りに伺うのが今から楽しみです。 さて、いまどんな方が「はこハブ」を利用してくださるのかいろいろ思い巡らせているのですが、箱主さんとなる方の
昨日、「はこハブ」の箱主さま仮お申し込みの受付を開始いたしました。 今後、皆さまに納得してお申し込みいただけるようにじっくり時間をかけながら進捗などをお伝えしていきたいと思います。 さて現在、木箱の試作を栃木県の北部の高原地帯・那須にある「建築工房 槐(えんじゅ)」さんに依頼しています。 「建築工房 槐」 槐の棟梁・中島さんとは昨年春、石川の能登にある龍昌寺にて共通の知人を通して知り合った方で、かつては宮大工として修業、経験を積まれてきました。 当時、お酒を酌み交わし
本日は「はこハブ」の費用についてご案内させていただきます。 これまでいろいろと悩み、検討しました結果、下記の料金にてご提供させていただきたいと思っております。 ●費用(すべて税込みです) 箱主登録料(初回登録時のみ発生する費用です) 10,000円 月間利用料(毎月発生する費用です) 5,500円 売上手数料(月ごとの実績に合わせて発生する費用です) 月間の売上金額が 1万円未満……いただきません 1万円以上……売上額の10パー
前回の記事を書いてからいろいろ考えるところがあって、名前を「Haco Hubooks」に変えました。 「箱(はこ)」と「ハブ」を組み合わせた造語です。略して「はこハブ」と呼んでもらえましたら幸いです。 もしかしたら、こちらが正式名称になるかもしれません……😅 なにとぞ長い目で見てくださいませ。 本箱からつながる・はじまる新しいわたしこれが「はこハブ」のコンセプトです。 「はこハブ」はリレー型の本屋です。本箱に収まる箱主さんの思いと、本箱と出会う読み手の人生がつながることで新
一昨日、「出版点」のホームページとSNSで「はこのブックス」オープンのお知らせをして、なんだか不思議と気持ちが楽になりました。 今日はここに至るまでの思いを少し書きたいと思います。 開点当初から店の売り場の一部をシェアスタイルにすることを考えてはいて、一部をお貸ししたりしていたものの、本格的な展開はどうしても思い切ることができませんでした。 「何を売るか」というのは、オーナーのアイデンティティに関わることでもありますし、またいちばん楽しい部分でもあると思います。それを人に
今日は「Tabistory.jp」の創刊記念日。とてものんびりした歩みを続けているWebマガジンも満7年を迎えました。 でもそれは、恥ずかしながら著者さんと読者さんの好意と熱意で支えられているからなのです。 この場を借りて心より感謝申し上げます。ありがとうございました。 ゆっくりながらも少しずつサイトは成長を続け、現在、18名の書き手と23の連載があることをいま初めて知った……次第です。 確かに1回きりで全く原稿が上がってこないものや、だんだん連載の間隔が空いてそれっきり―
昨夜からTabistory.jpで「ハノイのきもち」という新たな連載が始まった。 先月、出発点にて、絵本『アリペン』の出版記念イベントをしてくださった物語の作者・藤田あおさんの若き日のベトナム旅行の顛末記である。 友達付き合いが苦手で少し堅物な文学少女の片鱗を見せながらも、特技はラップですという、ホンモノのラッパーを敵に回しそうなウィットをマイペースに放つ彼女。だがその根っこには誰からも愛される人柄のよさが表れている。 そんな彼女がTabistory.jpに興味を示してく
秋だ! と思っていたらすっかり冬隣。 (前回のたよりの時も似たようなことを書いている) 12月に大阪でいつも常宿にしている西成警察そばのドヤに泊まり、コロナ禍の大阪を見てみたかったのだが、ずっと思いきれないでいた。 今秋から始まった書店ギャラリー「出発点」もおかげさまで展示の予定が継続して決まりつつある。 いま、わたしに何かあっては困るのだ。 それでも、と、ずっと機会を探ってきた。 そして先週、事件があった。そして今日。 これまでの規模を超える感染拡大。 大阪に行くの
夏だ! と思っていたら、すっかり秋になっていた。 今年は言うまでもなく、夏らしい季節を味わうことがほとんどできなかった(近年は異常な暑さでする気にもならないが)。 つるべ落としの秋、黄昏の空を眺めながらときどき、ふと、 「下町の酒場で、欣也さんとまた頭が痛くなる焼酎を呑みたいなあ」 という思いが頭をかすめる。 欣也さんとは、弊社で初めて出版した本「二十世紀酒場」の著者、多田欣也さんのことである。 ガーデナーにしてイラストレーター、そしてコレクター。街歩きの達人