[台湾]愛おしい高雄の絶景。カメラ越しに自分のいる場所と向き合う。
半年が経った。今も日常の景色に飽きることなく、斜めがけしたカメラと共に高雄を眺めている。この街の素敵な景色をどこかの誰かに知って欲しい。
「なぜ高雄にしたの?」とよく聞かれるけど、ずっと上手く説明できない。旅行した時、なんか好きくらいの自然な感覚があって、なぜかこの街で生活する自分が想像できてしまった。
写真を撮ることで少しずつわかってきた。
ここには眩しすぎる日差しと、夕焼けが染める空のグラデーションと、穏やかな港の波音がある。
緑が生い茂る公園での憩いも、木の葉の間から漏れる玉ボケ模様の影も。森の中に佇む図書館やひっそり隠れたカフェも生活のすぐそばにある。
島にもすぐ渡れるし、アートにも触れれるし、日が暮れると屋台が揃って並び出す。程よく都会であるし、ローカルでもあり活気がある。足並みを揃え過ぎず、完璧じゃないし完璧を求められてもいない。自分にとって心地よいと感じる空間にそっと包まれている。
心がキュッと動かされるたびにシャッターをきる。今まで撮った写真を見返して、こんなにも心を動かされている街、高雄の良さを改めて知る。
そういえば台湾でのワーキングホリデーも折り返し地点を過ぎてしまい、パスポートには滞在期限の日付スタンプをしっかり押されてしまった。
カウントダウンが始まりさらに台湾、特に高雄という街に愛着が湧いてきて、この景色を一生忘れないためにどうしたらいいかと考えたりしてしまう。答えは多分、写真を撮ることだと思うけど。
この日常の記憶がいつか思い出になり、忘れてしまう日が来るのではと考えると切ない。そして、そう思える日々を生きていることって結構凄いことだと思ったりする。
台湾でウェディングフォトを撮りたい、友達や家族と台湾旅行の思い出を残したい、勇気を振り絞った一人旅の記録がほしい、留学中にできた友達と記念写真を撮りたい、などなど縁がありましたら。
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