青春18きっぷの旅で、盛岡から八戸・青森方面へ行く方法
青春18きっぷの旅のことで、青森県内の「青い森鉄道」の区間の例外のことをお話しました。
青春18きっぷのルールと、青森県内の例外についてはコチラをご覧ください。
ただ、この記事でも書いた通り、
盛岡(岩手)~八戸(青森)間については、どうあっても青春18きっぷだけでは越えられません。
何とかして青森方面に抜けようとしたら、
IGRいわて銀河鉄道+青い森鉄道(3110円)や、東北新幹線(八戸まで4290円)で正面突破する以外にも考えられるルートはいくつかあります。
盛岡に着く前か、盛岡から秋田方面を経由
盛岡発の花輪線で大館(秋田)から青森へ
山田線・釜石線から三陸鉄道・JR八戸線経由で八戸へ
盛岡~久慈・八戸・青森までバスを使う
1・2番が秋田方面を経由するルート、3・4番が太平洋沿いを経由するルートです。
それぞれについて順に解説していきます。
1 盛岡に着く前か、盛岡から秋田方面へ抜ける
東北本線を北上していく中で、福島~秋田~青森を走る奥羽本線に合流する東西の路線がいくつかあります。
その分岐駅が5つあって、南から順番に以下のようになります。
A:福島 (奥羽本線の起点)
B:仙台(宮城)⇔羽前千歳・山形(山形) (仙山線)
C:小牛田(こごた・宮城)⇔新庄(山形) (陸羽東線)
D:北上(岩手)⇔横手(秋田) (北上線)
E:盛岡(岩手)⇔大曲(秋田) (田沢湖線)
この中でも比較的扱いやすいのが、本数が多い、Bの仙台⇔山形の仙山線になります。
仙山線以外については、どうしても本数や乗継が悪いケースも結構あります。
その中で次点を挙げるとすれば、比較的乗り継ぎのいい便が多い、Cの小牛田⇔新庄の陸羽東線になります。
奥羽本線で福島~秋田まで踏破すると、乗換がスムーズなパターンでも7時間半程度は必要です。
ただ、福島から米沢までの間は山形新幹線を除けば、6往復のみなので、他のB~Eの乗換でも、スムーズなものを使った方がいいかとは思います。
最初から日本海側を行ってしまう方法もありますが、パターンが多くなりすぎるので割愛します。
2 盛岡発の花輪線で大館(秋田)から青森に向かう
盛岡から北に伸びるJRの在来線もあって、第三セクターのIGRいわて銀河鉄道の好摩駅から花輪線を経由して大館(秋田)に向かう列車も日に5往復程度あります。
その中でも使いやすいのは、2~3往復程度になります。
午前中に盛岡や大館に着くようであれば、花輪線を経由した方が使いやすいかも知れません。
実際、パターンさえ合えば、秋田経由で回るよりも早い可能性も高いです。
ただ、このルートの場合、盛岡~好摩の660円が別途で必要になります。
上手く旅程を合わせられれば、使い出はあると思います。
3 山田線・釜石線から三陸鉄道・八戸線経由で八戸へ
時間もお金もかかりますが、釜石や宮古から三陸海岸沿いを行く三陸鉄道で久慈(岩手)まで出て、そこから、久慈からはJRで八戸方面に向かう方法もあります。
これは、ローカル線大好きな方であれば、ありな方法です。
ただ、盛岡~宮古の山田線も、花巻~釜石までの釜石線も、どちらも本数がさほどありません。
かつ、三陸鉄道で、宮古~久慈で1890円、釜石~久慈で3050円と、それなりに払う必要があります。
完全に好みであれば、のレベルです。
ただ、このルートは乗ってみて思うのですが、景色がとてもいいです。
三陸のリアス海岸の風景を満喫しつつのんびり旅を進めたい方なら、このルートを考えてもいいかと思います。
参考までに、盛岡から山田線経由の場合のレポートを挙げておきます。
4 盛岡~久慈・八戸・青森までバスを使う
別に鉄道で北に行く必要性はありませんので、盛岡からバスで移動するのも1つ方法です。
盛岡からなら、久慈・八戸で2000円ちょっと、青森なら3400円と、各方面にバスが出ています。
八戸から北であれば、青春18きっぷの特例で青い森鉄道を通過できる区間があるので、特例のない盛岡~八戸間だけを飛ばすにはいい方法だと思います。
特に八戸行きであれば、まともに盛岡~八戸間で別料金を払うよりは、金銭面や体力面を考えるとこの方法の方がお得だと思います。
なお、新幹線のある八戸駅と、市内中心部の本八戸駅とは互いに離れていますのでご注意ください。
あとは、自分の旅程との相談です
これらの方法と比べて、盛岡~八戸を正面突破した方がいいのであれば、もちろん、構いません。
IGRいわて銀河鉄道+青い森鉄道で3110円支払う、
あるいは、東北新幹線で八戸まで4290円支払って、正面突破してもいいと思います。
ただ、
青春18きっぷを使うのであれば可能なら迂回する、
日程を続けられるのであれば、北海道&東日本パスを使う、
そのどちらかにした方が、いいと私は思っています。
東北方面のローカル線を満喫したい方たちの参考になれば幸いです。
いずれも2022年3月現在の情報を元に記載をしています。
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