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2023年3月の記事一覧

発酵文化人類学

発酵文化人類学      小倉ヒラク  2017年

微生物の大きさ
小:細菌(乳酸菌、納豆菌)
中:酵母(パン酵母、ビール酵母)
大:カビ(麹菌=ニホンコウジカビ、クモノスカビ)

カビは微生物の中でもとりわけ分解力が強い。
複雑で巨大な生物の身体の構成物を分解し小さな物質に還元する。その分解された物質がカビよりも小さな菌たちのエサになる。
日本酒はコウジカビがつくりだした糖分を、酵母が食べてお

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大地再生農法2

大地再生農法2

昨年収穫したイセヒカリの苗床です^^
苗床を運びながら見ると、小さないのちが感じられて可愛いのです。

昨年から縁あって、成田で稲の多年草化栽培、春日部で協生農園に参加してます。行った日には夜眠ろうとして目を閉じると、緑の苗や畑の緑が目に浮かんできます。これがいのちなのだと感じます。

共感が循環する社会、いのちが循環する地球との関係は気持ちいいです。

海は入魂する

10代の頃に石牟礼道子の『苦海浄土ーわが水俣病』を何度か読みました。
人と地球との関係はこれでいいのかなとずっと思っていたのですが、社会はどんどんゴミを出して新しいものを買い求める価値観でした。
最近になって人と地球との関係を捉え直す時期になったと思います。

少し前に田口ランディさんに出逢い2021年に発行された『水俣 天地への祈り』で水俣の様子を深く知りました。
緒方正人さんの『チッソは私であ

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スギ花粉

スギ花粉

林野庁ホームページによると、
・戦時中や戦後には過度な伐採があり山地が荒廃した。
・山地の復旧や高度経済成長期における木材需要の増大など、各時代の社会・経済的要請に応えるため、木材として好まれ、成長が早く、日本の自然環境に広く適応できるスギ・ヒノキの造林を推進した。
・これらの人工林は木材資源であると同時に、国土の保全や地球温暖化の防止、水源のかん養等の多様な公益的機能を発揮している。

・現在、

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