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《エジプト》ピラミッドの大きさを確かめに行く日(ドバイ→エジプト→中国②)

〜社会の授業中〜
「底辺が230m、高さが138mの四角錐」
を想像してみましょう。

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こう聞いた私は、とりあえず考えてみた。

ひとまず、100m走で考えてみると…底辺は100mを2.3倍して、高さは100mの1.4倍?いや、大きいよ。大きいことだけは分かる。だって、校庭の端から端をとっても100mの直線が引けないんだもん。その100mの2.3倍の直線?まぁ、大きいよね。

〜算数の授業中〜
「底辺が23cm、高さが14cmの四角錐」
を想像してみましょう。

これならどうか。

定規で14cmはこれくらい、23cmもだいたい指を広げた長さくらい?想像できるというよりも、画用紙でも持ってきて、実際に作ってみたい。23cmや14cmはその場で測ることができる。

実物に勝るものはない。

そう思った私は、「底辺が230m、高さが138mの四角錐」を見るためにエジプトへ向かった。ピラミッドの大きさを自分の目で確かめるために。

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ずっとずっとずっーーーと行きたかった、ピラミッドへ行った旅行記。

①ホテルからの景色

3日目の夜。
この日はピラミッド近くのホテルを予約していた。(Map)

ピラミッドやホテルがあるギザ地区は、空港から車で1時間ほど離れている。ホテルまではタクシー移動。

タクシーはアラビア〜ンな音楽とともに、相当なスピードで走って行く。車線変更という概念がないのか、クラクションの応酬。(プッププッーーープッーーピッピーー)

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タクシーの運転手さんは、「これがエジプトの日常だから!」なんて言っているが、私は約1時間、事故だけは勘弁しか考えられなかった。

そんなこんなで無事ホテルに到着し、この日はもう夜遅かったので、ピラミッドを見ずに就寝。

〜・〜・〜・〜・〜・〜

「朝ごはんは、4階ね!」
前日にそう説明を受けていたため、エレベーターで4階へ向かった。

するとそこに広がっていたのが…

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この景色!!!
エレベーターが開いた瞬間に、この景色!外!ピラミッド

あ〜このホテルにしてよかった〜

憧れのピラミッドの前で朝食。世界で一番幸せな朝食。そら豆のコロッケ(ターメイヤ)が一番美味しかった。

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②ピラミッド観光

ずっとずっと憧れていたピラミッドが目の前にある。

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《クフ王のピラミッド》
「底辺が230m、高さ138mの四角錐」

とにかく大きかった。
三角形の面で勝負してくるので、圧倒的に強い。ただただ大きい。ほんと大きい。大きい以外の言葉があるなら教えてほしいくらい。「大きいね~」しか出てこない。

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↑下から上を見上げた時の圧迫感。伝わりますか、この圧迫感。私が想像していたのよりも、急こう配。この写真、上に頂点がある。頂点がどこまでも続いてるような感じ。よく分からないくらい高い。高さは東京スカイツリーの1/5くらいなのに、ピラミッドの方が果てしなく高く感じる。

よくこんなに積んだよ、ほんと。

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《ピラミッドの内部》
ピラミッドの内部は狭いので、屈みながら進むところもある。人一人通るのがやっとの道もあり、行く人と帰る人で譲り合いながら進む。気分は完全にミステリーハンター

③客引きの洗礼

ピラミッド内部の観光も終わり、憧れのピラミッドを目の前にして、生きててよかった〜と思ったのも束の間、エジプトのしつこい客引きの洗礼を受ける。

「baby!写真スポットにつれてってあげるよ!カモン!」「キャメル!キャメル!ワンダラー」

あ、噂に聞いていたエジプトの客引きだ。
ラクダ乗りが1ドルなんてありえない。
最初は、私たちもニコニコしていたが、ずっとずっとついて来る。(ちょっと〜観光の邪魔しないでよ〜何?こっちが折れるの待ってるの?騙されないよ?)

というわけで、客引きへの最終手段は無視攻撃。何を言われても無視。無視。無視!

流石にダメと思ったのか、客引きのお兄さんもどっかへ行った。

④エジプト文明の技術

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クフ王の隣の、カフラー王・メンカウラー王のピラミッドも見に行った。(メンカウラー王の写真は、逆光の写真しかありませんでした。もう少しいい写真を撮ろうよ…と反省です。)

クフ王のピラミッドと比べてサイズは劣るが、石がより角ばった四角になっている。石切りの技術が上がっている。時代とともに技術を向上させてきたんだな、さすが!エジプト文明。

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最後はスフィンクス。
ここは、さらっと見て終了。

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◼︎さいごに

私は大人になり、子どもたちに授業をする側の人になった。

「底辺が230m、高さが138mの四角錐」
を想像してみましょう。

ピラミッドの実物を見た私が、子どもたちにどうやって伝えられるのだろう。

「まぁとにかく大きいのは分かるよね?でも、そうだよね、想像するのなんて難しいよね。だいたいこれくらい?とかも言えないよね。うん。私も実物を見るまで、よく分からなかったもん。だから見に行った。想像できなかったから、見に行っちゃった。」

それもまた人生の楽しみだよ。

こんなことを言いながら、写真や動画を見せてあげたいな〜

次は、カイロから1100km南下して、世界遺産始まりの地「アブシンベル神殿」へ向かっていきます!

お読みいただきありがとうございました。
(ライター:yumiko)

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