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秘湯の王様|秋田・乳頭温泉

正式名称:乳頭温泉郷

エリア:北海道/東北 所在地:秋田県仙北市

特徴:乳白色のお湯と茅葺のたたづまいが秘湯の雰囲気をかもしだす。

その他:じゃらん人気温泉地ランキング2023 全国あこがれの温泉地ランキング1位「じゃらん人気温泉地ランキング2023」(リクルートじゃらんリサーチセンター調べ)


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こんにちは、若手温泉ソムリエの西岡です。

私が一番最初におすすめしたい温泉をご紹介します!

それは、秘湯の王様”乳頭温泉”です。なぜそう呼んでいるのかは後ほどご説明します。

伝説の湖をレトロなバスで走り抜けると・・・

日本一深い湖「田沢湖」は、龍神伝説である「三湖物語」の1つに数えられています。辰子と呼ばれる美しい娘が、永遠の美を願い泉の水を飲み過ぎて田沢湖の主である「龍」になってしまったという切ないストーリーの物語です。

時が過ぎ、気がつくと辰子は大きな龍になっていた。龍になった辰子は、田沢潟の主となって湖底深くに沈んでいった。

(仙北市HPより)
(筆者撮影)

そんな田沢湖をレトロな雰囲気のバスに乗りながら、ブナの木を走り抜けるとそこには、秘湯の王様「乳頭温泉郷」が見えてきます。ちなみに、電車で訪れても伝説の湖である「田沢湖駅」が最寄りです。

(筆者撮影)

伝説の秘湯、乳頭温泉郷

バスで走り抜けた先には、閑寂な地に自然が広がり秘湯がその先にあるのではないかと心が震えた記憶があります。そんなことを感じながら、目の前には乳白色の川が現れ出て秘湯感が強まっていきます。

(筆者撮影)

実は乳頭温泉、ただの秘湯ではありません。十和田。八幡平国立公園内に位置する7つの温泉からなる温泉地です。妙乃湯は、都会で働く女性が温泉で心と身体を癒せる宿をつくりたいという主人の思いと同じく、男女別々の露天風呂もあり初心者でも安心です。

鶴の湯もいいけど、秘湯の中の秘湯を

私が伝説の秘湯と呼んでいるには2つ理由があります。1つ目は、乳頭温泉は確かに”秘湯”ですが知名度が高い秘湯でもあります。みなさんも旅行番組や旅行雑誌などで1回は見たり、聞いたりしたことはありませんでしょうか。それくらい有名な秘湯でもあります。

ただ、それだけでは理由はありません。もう1つの理由は、乳頭温泉と言えば「鶴の湯」と多くの人は答えるでしょう。しかし、そんな鶴の湯より秘湯を感じたと私が思った温泉があります。

出典:乳頭温泉 乳頭温泉組合 公式ホームページ

それは、黒湯温泉という温泉です。鶴の湯とは逆の方向にあります。

位置関係がわかるように現地の地図を参照いただくと、東側の外れにあることがわかります。そこまでの道は、ブナの木々のトンネルでもあるのでまさに自然を感じることができます。

出典:乳頭温泉 乳頭温泉組合 公式ホームページ

そしてたどり着いたのは、黒湯温泉です。

黒湯温泉は、茅葺きのレトロの外観にはおしゃれなカフェも併設されております。私は、夏に訪れたので外でラムネを頂きどこか懐かしい気持ちになりました。

(筆者撮影)

そして、いよいよ温泉とご対面したらなんと・・・イメージしていた「ザ・秘湯」だと感じました。それは、茅葺きに豆電球、黄色い桶に、乳白色のお湯、そして周りはなんもない自然。みなさんがイメージする秘湯はこれではないでしょうか。

それこそが秘湯の中でも秘湯であり、伝説の秘湯なんです。

(筆者撮影)

人生も変えた乳頭温泉

秘湯の中の秘湯である黒湯温泉から実は、孫六温泉には渡ることができます。実は、先達川に小さな橋がかかっています。(オレンジの○の位置)私は何も考えていなく次は孫六温泉に行こうと当時、黒湯温泉から橋に向かって歩いていました。

(Googleマップより。)

そして、なんと橋に着いた時に「体に稲妻が走った」かと思うくらいの衝撃を受けました。その時見た、情景が以下の写真です。当時B612などの加工アプリが流行りましたが、加工を一切しないでこの情景です。

(筆者撮影)

これを見た私は、日本には旅行好きの私のような日本人でさえ知らないいいところがあると言うことを感じ、もっとそんなところを伝えることから旅を楽しくしたいと会社を起業しました。

これは私にとっての人生を変えた瞬間でした。それからのことは、以下のブログに書きましたのでぜひご覧ください!

人生を変えた温泉を若者に伝えたい|たびふぁん 代表 西岡貴史

これが私が一番最初におすすめしたかった温泉であり、伝説の秘湯です。

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<今回のライター>
西岡 貴史
1999年01月生まれ、神奈川育ち。乳頭温泉の黒湯から孫六温泉の間に掛かる橋で「人生」が変わった。温泉ソムリエ、温泉学会会員で若者がもっと温泉に行くためにどうすればいいかを研究している。旅を楽しくする会社「たびふぁん」を創業した。電車での温泉旅の記事を執筆することが多い。


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