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旅好きの思考 "食と人" 未知に触れる楽しさ

旅好きがあつまるコミュニティTABIFLEEEEEKのKuniです。
旅好きの思考」シリーズ第四弾です。旅に熱中している人へ取材をし、旅に魅了されるその人の人物像も探っていきます。

取材相手は会社のスタッフ、サロンメンバー、はたまた外部の人など興味の赴くままにすすめようと思っています。どこか共感してもらえたり、発見があったり、さらに読んだら旅したくなっちゃった!と思ってもらえたら最高です。頑張ります、ぜひ最後までお読みくださいませ。

インタビュー プロファイル4 ) 奈良県出身、1〜5歳は台湾で育った帰国子女。インドネシア7年、タイ3年の勤務経験を経て、日本帰国後まだ1年未満、東南アジア生活ロス中のgomiさん。日本語、インドネシア語、英語を扱うトリリンガル。クールな見かけとは裏腹に内面は楽しいことを追い求めている人。新しい出会いを積み重ね、一度きりの人生楽しくないと辛いよね、常に「楽しい」を判断軸にしています。

ふらっと世界を行き来する

-国境を越えることにギアを入れない
小さい頃から海外と日本を行き来していたので「よし、海外行くぞ!」と意気込む感じはないです。ふらっと飛行機に乗って国内移動をする感覚で海外にも行きます。ヨーロッパやアジアなど陸地でつながっている国の人たちは国境を越えることは日常なので、そのような感覚と近いかもしれないですね。なのであえて旅した国、とカウントしたことがないです。

-住まないとわからないこともある
台湾5年(生まれてすぐすぎて覚えてないですが)、ハワイ1ヶ月、オーストラリア1年、インドネシア7年、タイ3年と各拠点に長めに滞在しているので、旅をするというより暮らしながら土地のことを知っていくスタイルです。もしまた海外勤務という選択肢があるなら間違いなく選びますし、絶対に経験した方がいいと断言できます。海外経験がある50代とない50代は差が出ると思います。「なんとかなる」って思えるようになりますから。どこかにまた長く住みたいですね。

-イスラム圏  唯一の神を信じている国
どの国も行けば衝撃がありますが、特にイスラム圏。モロッコやインドネシアなど、アッラーの神様が絶対の国はインパクトあります。神様が生活の一部で、生活の全てに影響しているのが興味深いですね。もちろん礼拝も欠かさない。ラマダン(断食)や禁酒もしますし、豚肉も食べないなど徹底しています。特に貧しい人の方がより信仰心が強いように感じました。日本にいると神様を意識した生活スタイルではないので宗教を信じる国の文化は非常に面白いです。

-今、行きたい国
大陸でみるとアジアは結構行ったので、ヨーロッパ大陸だったら東欧へ行ってみたい。ナチスの影響を受けた国の雰囲気を感じたいです。ただ今行きたい場所を1つに絞るとしたら南米大陸。イグアスの滝、ナスカの地上絵など観に行きたいですね。ルート66を走ってグランドキャニオンやデスバレーも行きましたが、アメリカはとにかくスケールが違う!ここは宇宙か!?というくらい壮大・雄大、言葉で表現しきれない圧倒的なパワーを浴びたいです。

ナスカの地上絵

-これから注目の旅先
サウジアラビアです。2019年9月に日本人を含む一部の外国人に観光査証の発行が正式に認可され、2022年には聖地メディナへの観光も解禁になった話題の国です。イスラム教でモスクと砂漠があって、と想像はしますが観光として行ったことがある人がまだ少ない未開の地の1つなので興味がありますし、これからますます発展が期待される国の1つです。

進化が止まらないサウジアラビア

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さてここまでは旅のお話でしたが、さらに取材は続きます。オタク最強時代!日本と海外で"オタク"の認識のズレがあると思いますが、ここではオタクは薄く広くではなく一点深く愛する人と定義します。旅の他に熱量高く語りたいもの、どんな人を好きで、どんな哲学を持っているのか聞いていきます。どうぞお付き合いください。

楽しい方がいいから、RUNよりWALKING

中高陸上に打ち込み、奈良県で5本の指に入るほど超アスリート少年時代を過ごされてきたgomiさん。半ば義務的に向き合ってきたRUNの経験が今の熱中につながっています。

-ウォーキングは300km/月 を目標に
COVID-19が再燃のきっかけに。当時タイにいて観光客がパタリとなくなってしまったタイミング。時間はある、何かみんなでできることをと考え、バンコク支店の後輩達と一緒にウォーキングを開始しました。ランは辛いですが、ウォーキングなら街観光しながらできるので本当に楽しいんですよね。目標は1日10km、月300km決めてひたすら歩くことを2年半以上。体重も減ってやはり脳で考えるより体を動かすことって楽しくていいですね。

-共感しあって継続
楽しくても一人で継続していくっていうのはモチベーションを保つのが大変ですが、タイ、ベトナム、インドネシアに赴任している会社の後輩達を誘ってウォーキングしました。NRC(Nike RunClub)を使って、みんなで記録を共有しあえるから楽しみが増しましたね。アジアでもRUN文化は結構流行っているので、ウォーキングもみんな楽しく参加してくれています。

街観光をしながらWALKING

-熱中の先に 
熱中とまではいかないかもしれないすが歩くことは本当に楽しいだけじゃない効果があるのでやめられないです。体重が減る、体調良くなる、健康(栄養素)への意識も高まります。もともとアスリートだったので、栄養学の基礎知識はあったのですが、プロテイン、血糖値、ビタミン、面白いからどんどん調べていって結構くわしくなりましたね。楽しみながら続けられるので、ライフワークになっていくのかなと思っています。

会ったことない人に興味がある

-知らない人にはまず会ってみたい
COVID-19前は旅関係の業種の方とお会いする機会がほとんどだったのですが、業界が危機に直面し、ありがたいことに他業種の方々がものすごく温かいサポートをしてくださったんです。業界外の方のビジネスの考え方、ものの見方、刺激が多く、人脈が繋がっていき今にも活きています。仕事の話は一切なし、喧嘩なし、忖度なしで話ができるので、自分の視野が広がる会話ができるのが楽しいですね。知らない人と会えるチャンスがあれば、どんどん会いたいと思っています。

-人は完璧じゃない
憧れの人いますか?というのはよく聞かれるんですが、その時々で尊敬する方はいても、その人の全てをリスペクトして陶酔するという経験はないですね。人って完璧ではないので見習いたいと思うことはあっても、追いつけないとも思わないです。いろんな人に触れて吸収したいです。

-戦国、幕末が特に好き
ロマンがありますね、特に新撰組。幕末周辺の時代のものは本でも映像でも結構好きで触れてきました。とにかく変化があり、パワーがある。日本をよくしよう!という日本の底力を感じますね。流石に常に死と隣り合わせで死ぬ覚悟を常に持って生きなければいけない戦国時代に生きてみたかったとは思わないですが、気概を持ったあの時代の人たちをリスペクトしています。

-情報は人から
海外でTVを観ない習慣がついたので、TVは観ないです。情報はSNS(Twitter)で追いますが、自分で辿り着けない情報や考えなど人からの情報も大切にしています。できるだけ同じ業界以外の人と話す機会を増やしています。

私のポリシー

相手をリスペクトする
海外にいたからこそ余計に感じるところでもあるのですが、謙虚さと尊敬を常に大事にしています。日本は「ちゃんとしている」文化なので海外のルーズさなどは気になることももちろん多いのですが、郷に入っては郷に従えですね。相手の文化や作法など理解ができなくても、あくまでその国でビジネスをさせていただいているという気持ちでローカルスタッフとも向き合うことが信頼関係を築くためのキーでした。

迷ったら楽しいと思う方を選ぶ
何か迷った時は楽しそうという方を今までも選んできました。楽しくないと辛い。人生一度きりなので楽しみたいですから。挫折って何?というほど感じたことがないのは、物事を深く考えて落ち込んだり、深刻にならないからかもしれません。

EdTech  Education(教育)とTechnology(技術)

知人のインドネシア人が生み出した新しいビジネスが素晴らしいのでぜひ紹介させていただきます。教育×テクノロジーを組み合わせた新しいサービス。インドネシアでは貧富の差が大きな社会問題になっています。貧富の差が生まれる原因は教育格差。田舎はビジネスがなく学校は行っても中学校まで、いい教育を受けるためには都心部へいかなければいけないんです。では田舎に学校を建てたらどうか?と言ったらそれは根本的な解決策ではないんですよね。この新しいビジネスは村全体を巻き込んでパソコンを設置し、先生をオンラインで繋いで授業を受けられるという仕組みづくり。インドネシア人は非常に能力が高く前向きなので環境さえ整えばみんな学びたかったんです。課題の本質を見てそれに対する課題解決がビジネスにつながるという点で素晴らしいサービスなのでもっと広がってほしいと願っています。

"人"の魅力に触れてほしい

今回はHISのスタッフ(今回は取締役上席執行役員に登場いただきました( ´∀`))へのインタビューなので、せっかくなので自社のことを。"親友にすすめたくなるようなコンテンツやサービスってありますか?"っと聞いてみました。

あまり言いたくはないですが旅先での事故対応はかなりの件数があり、HIS海外支店として対応してきました。何かハプニングが起こった時にHISのスタッフはプライドと使命感を持って、とにかく御客様にとって最善を尽くす、これを当たり前のサービスとしてやっています。保険と一緒で何かあった時にしか気づくことはないかもしれないのですが、自由旅行であってもバックアップがついてる旅は安心だと思います。航空券だけで手配するよりもツアーが安心というのは間違いないですね。

あとはHIS関連のサービスだとHIS Mobileは安くて電波も悪くないですしいいですよ、私も使っています。

10年後、これからの未来について

-世の中の進化、注目していること
AIなくしてはもう無理な世の中になっていきますね。情報整理は間違いなくAIの方が長けているし、AIができることはやらなくて良くなる、上手く活用できればAIの可能性って無限大ですよね。人間がAIをどう活用するか、賢くならないといけないと思いますが記憶すること、正しい解答をだすことに評価がされる日本の教育のままでは、難しいかもしれないですね。日本の教育のアプローチの仕方を変えていく必要がありそうです。私自身は新しいものには全く抵抗はないですし、テクノロジーはどちらかというと結構好きなので、まず使ってみたいと思います。

-コミュニケーションがテクノロジーで深くなる
翻訳機能搭載の携帯電話やポケトークなど進化し便利になっているので、コミュニケーションの質が変わると思っています。カタコトで話せる表面的な会話から進化し、よりコミュニケーションを深く、人との繋がりがより強くなる旅になることを期待しています。ニュアンスまでも伝えらるようになるともっともっと旅は楽しくなる。英語圏(ネイティブ)の人が旅好きな理由は交流ができ、その楽しさを見出せてるからなんでしょうね。世界中が日本語だったらもっと楽しい、きっともっと旅に出たり、どこでも働くようになりますよね。テクノロジーを活かして世界の人と話をしてみたいです。

旅することの意味

食と人との出会い。その土地を離れるときに思い出すのって「食」と「人」じゃないですか。一番寂しくなる、懐かしくなるこの2つとの出会いがやっぱり一番楽しいです。世界の食って底知れない、田舎の方に行くとその土地にしかないものを教えてくれて、何これ、何この味と触れたこともないものに出会えるんですよね。そういう楽しい体験ができるのが旅の醍醐味じゃないでしょうか。

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1.5時間にわたる取材、ありがとうございました。ほんの一部なので全生音源データを公開したいところではありますが、コンプライアンスのラインなど判断が難しいので、公開は控えたいと思います💦

"人"を通して、旅の素晴らしさが伝わると嬉しいです。もっと旅を愛する人が増えていきますように。そして世界が平和でありますように。
次回の"人"もぜひお楽しみに。

第一回第二回第三回のインタビューも是非ご覧ください。

旅好きなら知らない人はいない!そんなコミュニティにしていきたいTABIFLEEEEEKでした。ではまた。


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