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コロナ後の海外はどこへ?香港・マカオへ3週間行ってきました。

旅好きコミュニティTABIFLEEEEEK(たびふりーく)のKuniです。
メンバーの旅話を聞いては羨ましくて悶えそう、な運営でございます。

TABIFLEEEEEKメンバーさん、やっぱり旅が好き。日本・海外各地いろんなところへ旅されてます。海外行ってきたよ!という話も聞くようになりました。今回は東京から沖縄へ移住された*メンバーさんから、香港マカオへ約3週間旅してきたよ〜と伺ったので、皆様にもお裾分けです。

*沖縄へ移住されたお話も気になるので伺ってみました。沖縄の方かと思いきや、20年も東京人。2020年コロナが蔓延する直前に退職したのを機に、海外へ行こうと考えていたそうです。しかし国境封鎖状態、身動きが取れない中で、日本内であればまだ動ける、そして暖かいところへ行きたいという思いで、まずは一ヶ月試しに沖縄に住んでみたところ居心地が良く、ここは永住できる!と思えたので、那覇に移り住んだそうです。

さて、話を今回の旅に戻します。いつもの旅記事とはテイストが異なりますがもっと、もっと、とお話を聞いていたくなるような内容でしたので少しでもお伝えできたら嬉しいです。


香港・マカオを選んだ理由

沖縄という地は実は海外へ行きやすいんです。東京より不便でしょと思われるのですが、アジアの国を経由するとサクッと海外へ行けるんです。フライトも割と多く飛んでいますよ、今回は香港エクスプレスを利用して、沖縄ー香港間、約2時間半のフライトでした。

今年は香港・マカオに行きましたが、去年はヨーロッパ(ハンガリー・ルーマニア・ウクライナ・ブルガリア・モルドヴァ・ポーランド・オーストリア・ドイツ)を巡りました。(この話も興味深いので後日また取材させていただくことにします。) ジャーナリストの知人についていく旅だったので、自由が好きな自分にとって、人が決めてくれる旅に割とフラストレーションが溜まってしまったんです。戻ってきたらとにかく近場、そして馴染みのある国へ行きたい。そう思い、選択肢として中国・香港・台湾を考えたというのがきっかけです。

沖縄からのフライトは問題ないですが、ビザの発給は少々不便なことが明らかになり、中国は諦めました。過去3.4回訪れて馴染みのある香港ですが、中国政府への批判(雨傘革命)が起こったあとは訪れたことがありませんでした。現状が知りたかったので行くことに決めました。

Googleマップはピンだらけ

旅のインタビューをさせていただくにあたり、どこへ訪れたのか教えてください。と伺ったところこちらの画像が送られてきました。

Googleにさしてあるpin

これは・・・すごいスポット数ですね。詳しく聞いてみると、普段からGoogleマップを多用されているそうで、「旅番組で見ていいなと思ったところ、本を読んだり、話しで聞いたところ、とりあえず全部ピンに蓄積しておくんです。Googleマップのピンの色分けの緑(行きたいところ)は死ぬまでなくなることがないとは思います。スマホが登場し、旅のスタイルが全く変わりました。地図やガイドブックは小さな画面の中に収まり、ExpediaやBookingで僻地の宿まですぐ手配できてしまう。Googleマップはどこでも使えるのもすごいですよね。もうこのピン収集に関してはオタクと言って間違いないと思います。一方で何も調べす、情報もいれず、まっさらな気持ちで世界を見るのもいいんだろうなと思ったりもするのですが、元々ライターという職業柄、前知識なしで行くのは性格的にできないと思うので、だったらめちゃくちゃ調べていく方がいいんじゃないかな。ということでこのスタイルに落ち着いています。正直言って沼ですね笑。」なるほど( ・∇・)。

マカオと言えばカジノ

マカオのカジノの市場は、2006年にラスベガスを抜いて世界一の売り上げを誇ります。カジノ帝国を築いた香港の実業家スタンレー・ホーさん(98歳でこの世を去るまでに奥様4人、子ども17人という元気の良さにも驚きますが…)に触れておきます。ホテル・リスボアというホテルにカジノを作ったところからストーリーが始まるんですね。

▼マカオのカジノ王についての記事はこちらをぜひご覧下さい。

ホテル・リスボア外観

ホテルは1970年建設、歴史があります。マカオ半島に位置するホテルの方は昭和の臭いぷんぷん、ギラギラ、金ピカです。(怪しい感じも含めて、昔のカジノのやばい感じも出ていて堪らない。) 世界遺産に登録された「歴史市街地区」があり、ポルトガル風や中国風の歴史的建造物が共存しているのがこのマカオ半島ですね。近年カジノホテルの建設ラッシュで盛り上がっているのがコタイ地区です。表現するとコタイ地区はリゾートアイランド化していて、ディズニーランドみたいな感じ、2カ所の差が妙です。

昭和を感じた後は、最新のマカオを感じたい!ということでLEDやネオンで装飾されたお洒落なカジノホテルへ。

ザ・ロンドナー 外観

最新は"ザ・ロンドナー"というカジノ。名前の通りロンドンがモチーフ。他にもベネチアの街並みを表現した「ヴェネチアン」、NYやハリウッドをイメージした「スタジオシティ」、中国とヒマラヤをモチーフにした「コンラッド」など、カジノそれぞれに国のイメージが紐づいているのも注目ポイントです。個人的にギャンブルはそんなに好きではない(やるならしっかりかけたい( ´∀`)のと、妻にとめられたのもあって) マカオでギャンブルはしなかったです。

ただ行くことも楽しいですが、その場所の意味を考えていくと、より旅は面白くなりますね。

香港はひたすら食

やっぱり中華は香港が一番美味しいと思います。日本では"中華料理"と一括りに呼ぶこともありますが、その表現は雑です。イタリア料理・スペイン料理・フランス料理を一括りで"西洋料理"と言っているのと同じ。中国は歴史も深い、人口も多い、地理的にも広大なんですよね。上海料理・広東料理・北京料理・四川料理は聞いたことがあるかも知れないですが、この他にも種類がまだあります。香港は広東省から突き出た半島部にあるので、広東料理の一種とされていまして、辛くないのが特徴です。多彩な点心を楽しめる飲茶も香港が発祥地ですね。

色々食べた中でのお気に入りは広東料理の「福臨門」。「めちゃくちゃうまい!」今回はローストダックをたくさん食べました。香港に来るたびに好きなものは変わります。この前までは小籠包が一番好きでした。今回は炭水化物過多を気にして、ローストダックにハマりました。このお店の味付けは抑えめで、素材が十分に生かされている、少し和食に通ずるところもある気がしますね。

穴場かな?おすすめな場所

香港といえば100万ドルの夜景(調べたら2012年からこのキャッチコピーでした)。ビクトリアピークの夜景、山頂は有名だと思うのですが、山の上はジョギングコースになっているんです。"ピーク・サークル・ウォーク"は1周3.5Kmくらいです。遊歩道が整備されていて歩いて40分くらいなのですが、いろんな角度から夜景を堪能できるのでおすすめです。香港の山の上は富裕層の豪邸がいっぱいある場所柄もあり、治安も心配ないです。

夜景という点では、九龍島と香港島を結ぶ、船(スターフェリー)はお得で5香港ドル(平日料金)でした。夜の22時くらいまで運航しているのでおすすめです。

スターフェリーからの眺め

ホテル選び

東京の東と西でカルチャーが違うように、香港も九龍半島と香港島で大きく雰囲気が変わります。文化の違いも楽しみたかったので3週間くらいある滞在の中で、色々なところに泊まりました。感覚的に香港は今、宿が高いですね。ただ香港のいいところは狭い(いい意味で密集してる)、そして交通機関が充実している(24時間バスが走っている)ことです。

香港の夜

さらに今の時代はGoogle先生が優秀で世界各国で使えます。ですから、繁華街から離れても観光に不便なことはありません。香港のセンターからバスで20分くらい行けばいいホテルに巡り合えます。大体値段は都心と比べて半額くらいですね。Camlux Hotel、NINA HOTELが今回の旅の中でのお気に入りでした。

Camlux Hotel
NINA HOTEL

もっとお得に滞在したい人は、国境を超えて深圳へ行くのも選択肢としてはありですね。45分くらいでいけるそうですが、イミグレーションがあるので実際にはもっとかかるみたいです。マカオからでしたら、中国本土の珠海という町が隣り合っています。出入国は政治的に大変そうなので、宿泊費を抑えたいだけで国境を無理に越える必要はないのですが、イミグレ自体も楽しめる人なら、そういう選び方もいいですよね。

香港人というアイデンティティ

今回は、中国の本土に返還されてどう変わったのか、反政府運動を経て変化はあったのか、そういった部分を感じる目的が1つありました。街を歩いていても反政府運動の痕跡は一切ない。逆に怖さすら感じました。政府が完全に統制したのか、地下鉄なども完璧に修復されていて、なかったことになっていました。香港の友人(ミュージシャン)に聞くと、常に検閲されている感覚だと話していました。エッジが効いたものが出しづらい、自由な活動がしづらくなってきているそうです。香港の人たちはどこか納得はしていないけれど、監視の目が強すぎて何も言えない状況なのかもしれないですね。

日本はわかりやすい。どこの国とも隣接せず、日本人がほとんどで、唯一言語の日本語を話している。世界からみると逆に珍しいですよね。

昔の方が面白かった

正直な感想は昔の方が面白かったです。どうも香港らしさが失われつつあるのかな。ジャッキー・チェンやウォン・カーウァイがノリに乗っている時に自分は思春期で、香港の文化はすごい!!と感じていたのですが、映画1つとっても今はアジアはインドの方がパワーがあります。こういう文化的な意味では勢いが弱まった気がします。ですが、ミュージシャンなど特種な仕事を除いて普通に生活する分には、相変わらず中国本土やなんなら日本よりも裕福で、いい場所だと思います(もっと政府の弾圧が強い国も多ですし)。そして香港はギュッと圧縮している感じがやっぱり好き、他にはないんですよね。

金魚街
香港土産におひとついかがでしょうか?!麻雀牌
伝説の巨大スラム街 九龍城砦
Yick Cheong Building 通称:モンスターマンション

2人旅が理想。最高のコンビ

住んでいる感じ、滞在型の旅が好きです。地元の人と知り合ったり、地元の人しか行かないようなところへ行ったり。もちろん事前にGoogleマップのピンを刺したところには行きたいですが、こんなところあるんだ!という新しいピンが増えるのも嬉しいです。

学生時代、社会人とたくさん旅もしてきたのですが、色々試して、旅は2人がベスト(理想)と今は思っています。1人だと寂しい。3人だと自分がやりたいことが1/3になってしまう。もっと人数が多いと地元の人との交流が減ってしまう。宿も2人部屋が多いですし、頼める料理も品数が増やせるのがいいですよね。最近は妻との2人旅です。自分では気づかなかったことに相手が気づき、視点の違いで新しい発見があるのも面白いですね。性格が真逆なので、情報収取をして予定調和が得意な自分にとってはかき乱してくる存在は楽しいです。喧嘩もしますが、これからの旅も2人を選びたいです。今週末は宮古島行ってきますよ〜( ´∀`)。

まとめ

コロナ後の海外はどこへ?香港・マカオへ3週間行ってきました。 いかがでしたでしょうか。Googleマップにピンを刺しまくるスタイル、真似したくなりました。旅を一緒に行きたい人って限られませんか?普段の生活と違うからなのか、旅の波長が合うというのは大事ですよね。今のコンビが最強!というのは羨ましい限りです。そしてお話の展開が愉快で、もっと旅のお話し聞かせてください!と思わず目を輝かせてしまいました。続編もぜひ楽しみにしていてください。さて、宮古島の旅もきっと楽しかったでしょう。またお話し聞かせてください。

TABIFLEEEEEKメンバーの話を聞いていると旅欲が高まってしょうがない!ぜひ交流いただけたら嬉しいです。
今後もたくさんのみんなのタビサキを紹介させていただきます。


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