【自転車旅】パリからフォンテーヌブロー②
11月初め、パリからフォンテーヌブローまで約70キロの自転車旅にでかけました。
第1話はこちら↓
【パリからフォンテーヌブローまで】
【マックで朝食を済ませ出発】
11月初めのフランスは思ったより寒く自転車で走っていると、どんどん寒くなりたまらずにマクドナルドへ。暖まりながらマックで朝食を食べていたら、少しずつ日もでてきたので出発。
外に出るととても暖かくて、私達を苦しめていた寒さは何処かへ消えた。寒くないだけでとても元気が出て、これから始まる冒険に向けてウキウキしてくる。
パリ=オルリー空港に向かって走ると日本ではあまり見ることのない環状交差点にでくわす。なにもしないとスタート地点に戻ってしまうので毎回焦ってしまう。そこから自転車道専用の小道に入る。
【Chilly-Mazarinの街】
ファンタジーな小道を抜けると、またファンタジーな可愛い街に着いた。フランスでは街に入る時このようなモニュメントがあることが多く、旅中にこれをみると『街に着いたんだな』と気持ちがおちつく。
ここからしばらく住宅街を突き進みN7を目指す。
【Savigny-sur-Orgeの街】
サヴィニーシュルオルジュの街に入ると、人だかりが見えたので野次馬になりに行く。その周辺はイベントで車両通行止めとなっており、近くにいた警備の人に自転車で入っていいのか聞くと、満面の笑みで『通っていいよー!@3&*%6$#@…!』とフランス語で何か言われた。だけど全く分からず、(Merciといいながら)笑顔でその場を離れた。勉強してもフランス語が聞き取れる気がしない( 。゚Д゚。)
この日は11月11日 第一次世界大戦休戦日としてフランスは祝日となっている。パリではこの日、大統領が護衛と共にシャンゼリゼ通りを通り、凱旋門の下にある無名戦士の墓の前で黙祷するそうだ。夕方からは無料でコンサートが行われるらしい。来年は行ってみようと思う。
そしてパリだけでなく、あちこちのコミューン(街、村)で戦没者慰霊行事が行われるそうで、私達はサヴィニーシュルオルジュで見ることが出来た。
私達はフランス人でもないしフランスに何の関係もないので、邪魔にならないよう後ろからこそっと式典を見させてもらった。この式典にきた人達の先祖の方(または兄弟)も戦争で命を落とされたかもしれないんだと思うと、戦争は二度と起こすべきではないと強く思った。そして歴史が忘れられないようこのような式典をこれからも毎年行うのは大切な事だと感じた。
またルートN7を目指して走りだす。ちょっと変わった建物が目につく。空港の隣の街だから昔は空軍か何かに使われてたのかなぁ。。?
戸建ての高級住宅がずらーっとならぶカルノ通りを通り、ルートN7へ合流。
まーっすぐ続く自転車専用道路。こうゆう道を景色を見ながら走るのが楽しい。寒いけど、サイクリングにはまだいい季節。
パリから南部へ行く特急列車が通る線路。
【水の街 Viry-Châtillon】
セーヌ川の左岸地域に位置する、大きな湖がある水の街。豊富な水があることから、ここに住み着く人達の歴史は古く1093年には街の名前があったという。街の名前のChâtillon(シャテヨン)は小さな城という意味だそうだ。
(エソンヌ湖)
ルートN7から少し外れて湖へ。晴天なら景色はとっても良かっただろうな。
(アルバレート湖)
エソンヌ湖とつながっているアルバレート湖。湖の回りに小道があり、地元の人達が歩いたり、セイリング教室に参加する子供たちの姿があった。
(現地マダムと記念撮影)
記念写真を撮るため、通りかかったマダムにスマホで撮ってもらうようお願いしたのだが、撮り方が難しいようで悪戦苦闘のマダム。
結局マダム含めた3人の脚の記念写真となった。これもまたいい想い出。
(おやつ)
旅をして体が疲れると甘いものというより、酸味のあるものが食べたくなる。だから遠出にはいつも酸っぱいグミを持っていくのだ。
もう少しゆっくりしたかったけど、まだパリから30キロ地点。
夜でもめちゃくちゃ明るい東京生活が長かったからか、地方の夜を甘くみている私。シマウマがいる(笑)ケープタウン郊外で育った田舎育ちのパートナーは暗くなるのを心配している様子だ。半分も来てないので先を急ぐ。
【Évryの街】
エブリーの中心地をすっ飛ばすとだんだんとお店が減ってくる。横断歩道も減ってきていちいち止まることなく、広く確保された自転車道を走るのは本当に気持ちが良い。
(ここまで来て通行禁止?)
自転車道旅って人生の縮図のようだな。と多々感じる事がある。自転車道はいつも平坦で快適な訳ではない。私達が行く道を何かが跨げる事もある。
フランス語が分からなくても通行禁止なのは分かった。でも車道を走るのはなぁー。と考えていたら通行禁止の道からランニングしている人が来たので通れるか聞いてみた。『大丈夫だよ。』と言われたのでそのまま走ることにした。
少し進むとコンクリートがなくなり砂利道が続いた。でも行けなくはないし、短い区間だけだったのでそのまま進む。
(フランスにパゴダ?)
砂利道を越えると何もないハイウェイに突如現れた、仏教の建物らしきものが見えた。
Pagode Chùa Khánh Anh Evryというパゴダで、仏教徒の人達がここでお祈りをしたり、ご飯をもてなしたりするらしい。どこの国かは書いてなかったがベトナム語っぽい表記だった。
なんてあちこち見ているうちに14時を迎えたのでランチにすることにした。いっぱい食べてしまうと動きにくいので、またもやマクドナルドに行くことにした。旅のグルメを何一つ紹介できていなくて申し訳ない。(ブログとして成立しているのか!?)
【心とお腹のオアシス。マクドナルド】
パゴダから少し先にあるMcDonald’s Corbeil-Essonnes店。テラス席が広いが、悪天候と寒さの為か人がいなかった。店内に入ると遅めのランチにきた家族やカップルの人で混んでいた。
家から持ってきてたおにぎりをメインとし、暖かいコーヒーを飲んで体を暖める。
さて今回もマック終わりとする。
次回に続く。。
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