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【フランス自転車旅 最終日③】フランスの田舎で食べるラーメンは格別だった。

2022年9月14日(水)
現在地: Meung-sur-Loire(ムンシュルロワール)
天気: 晴れのち雷雨 16/28℃

距離:44km Saint laurent Nouan~Orléans (サンローランヌーアン~オルレアン)

私達はフランスのトゥールからオルレアンまでLa loire á vélo(自転車道路)を走り5泊6日の自転車旅をしている。

本日は自転車旅最終日。Saint-Laurent-Nouan(サンローランヌーアン)からOrléans(オルレアン)を走る。Beaugency(ボージョンシー)の街でパリッパリのクロワッサンとラテでお腹を満たしたのに、しばらくすると小腹がすいてきた。ここは何もない。食べるのはあれしかない。。

前回の記事はこちら↓

11:50 食べよう!ラーメン!

街と街の中間地点は写真の通り果てしない畑が続く。

はてぇ~しない♪大空に~♪

お店どころか家を探すのも困難だ。そんな所で食べるのはこれ。
サッポロみそらーめん!!

自転車旅で田舎を旅するときは、お守り代わりに必ずインスタントラーメン(辛ラーメンと札幌ラーメン)をもっていくのだ。毎日ヨーロッパのご飯しか食べられないのは私にはとって大変キツイからだ。


調理開始

一昨日の野菜スープで使った、残りの野菜を細かく切る。

ガスの節約のため薄めに切る。

その間、パートナーはガスで水を沸かす。

野菜を投入!

かなり小さめのガスコンロなので、パートナーが鍋を支える。

野原が似合う男。ショーン。

ガスの力が強いので数分でボスボス沸騰してきた。
さっとラーメンを入れる。うまそう( *´艸`)



12:00 自然の中でラーメンを頂く

海外在住の方ならわかってもらえると思うが、日本で食べるより海外で食べる方が100倍おいしい。特に自転車で疲れた時には命のラーメンと化する。

この記事を書いている今も食べたくなる。

大自然の中で麺を引き上げる。あぁ、、幸せだ。自転車で走っている時は暑いが、止まると風が肌に当たり少し冷える。そんな季節のラーメンは最高すぎるっ!!

この柔らかい麺がいいのだ。

パートナーに食べさせる。私と出会って早7年のパートナーの麺啜り&箸使いは日本人そのものだ。ズーズズズズっ!!と麺をほおばる。

見ていてうまそう・・。
いい写真が撮れた。私のカメラスキルを褒めて頂きたい(笑)

猫舌の彼にとってはまだ熱かったか、ハフハフしながら麺を食べる。それでは湯気がでるほど熱いスープが大好きな私にバトンタッチ。

食べているあいだも、不思議そうにサイクリストが通り過ぎる(笑)

約30年、湯気の立つ味噌汁や辛ラーメンを鍋ごと食べている私にとって、こんなの朝飯前なのだ。鍋を持ち上げ汁をすする。

うまぁぁぁいっっっ(*^▽^*)♪ フランスの田舎でなつかしい故郷の味を楽しむ。私はなんて幸せ者なんだ。


食べたらすぐ片付け、ごみを置いていかないように注意して先を急ぐ。2人で1つをシェアしたので、すぐに自転車で走るにはちょうどいい量だ。


まだまだ続く果てしない道

ロワール川の右側を走る。このあたりも世界遺産のロワール渓谷のエリアに入っていて、古城は少ないものの景色がいい。

斜めに走るトラクターに目がいく。あぁやって丘の芝生を刈っているんだ。

各場所で色んなフルーツが栽培されている。洋ナシみたいな木もあった。


12:50 Saint-Hilaire-Saint-Mesmin(サンティレールサンメマン)の街

しばらく走ってやっと街に着いた。旅人を迎え入れるかのように立つ古い館。整備されているので人が住んでいる様子。

屋敷の横を通り抜ける。

住宅地を抜ける。

Eglise Saint Hilaire
メインストリートから一つはずれると、街の教会が見えてきた。

ジャンヌダルクの足跡がないかなーと、教会を見学することにした。

中はひっそりしていて、入った瞬間もわっと古い匂いがした。図書館で嗅ぐような、、懐かしい安心する匂い。その匂いがさらに教会を神聖な場所にしているがした。中央のステンドグラスには光が差し込み、何かがいるような、、そんな不思議な雰囲気だった。

教会をくまなく見てみると、端のほうにジャンヌダルクと思われる像があった。地理的にはオルレアンからボージョンシーに行く道中でこの街を通り過ぎているはずだ。ここもジャンヌによって解放された街なのか、調べたが見つけられず。。

教会で小休憩して気持ちをリフレッシュさせ、自転車にまたがる。

自然の多い公園を抜けると、ここであってる?というような道に出くわす。

小道に入ると、思った以上に『小道』だった。カントリーロードの映画であったようなシーンでワクワクするo(^o^)o

反対側からきたイングランドのカップルが、私達と同じように『この道で会ってる?』と話していた。自転車道の看板が示しているので間違いない。

ここから自転車道は一部車道と交わう。自転車が走るスペースが狭く、荷物を持っている私達にとって少し居心地がわるい。ただフランスの田舎はドライバーの人たちが大変優しく(特に旅人には)、パリのひき殺そうと企むドライバーとは大違いだ(笑)

ロワール川から派生するロアレ川を渡る。


オルレアンに近づくにつれ、少しずつモダンな建物が増えてきてお店もちらほら出てきた。終わりに近づいていくのを感じてもう少しこの冒険を続けたいなぁと寂しくなる( ノД`)シクシク…。

A71 国道

田舎の風景を割く、コンクリート道路。

街が大きくなるにつれ、道路の数も増えてきて複雑になる。そして私も何度もスマホでルートをチェックする羽目になる。すでに果てしない一本道の田舎道が恋しくなってきた。

13:00 Orléansの街はずれに到着

まだ数キロあるが、ここはすでにオルレアンの区域だった。カフェで一休みしようか考えたが、せっかくならオルレアンの”あの”カフェにいきたいので先に進む。


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