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【フランス自転車旅4日目①】朝のブロワとロワール川
2022年9月13日(火)
現在地:Blois(ブロワ)
天気: 晴のち雷雨 18/31℃
距離:45km (Blois-Saint laurent Nouan)
フランスのトゥールからオルレアンまでLa loire á vélo(自転車道路)を走り5泊6日の自転車旅をしている。世界遺産であるロワール渓谷を走る自転車道では多くの古城を見ることができる。
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現在はBlois(ブロア)に一泊し、これから本日の目的地のSaint-Laurent-Nouan(セントルーアンノーアン)の街へ向かう。
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前回の投稿はこちら↓
今日の天気
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昨日調べた天気予報によると14時から強い風と雷雨だったので、電車で行くことも考えていたが今朝調べてみると、雨は17時からで現在は晴れ。自転車で行けるので嬉しい。
7:00 幸せな朝食ビュッフェ
7時に宿の食堂に向かう。朝食は1人8ユーロでチェックイン時に追加した。
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ビュッフェスタイルで、日本のルートインホテルなんかに比べたらあまり選択肢はないが、あれもこれも食べたいと悩まずにすむのが嬉しい。
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フランスのブッフェは数種類のパンに、妥協してない本格的なチーズ・ハムと玉子料理、コーヒーやフルーツジュースなどだ。
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癖のある白カビチーズ”ブリーチーズ”がおいしくてお代わりしてしまった。とろんとした触感がたまらない。パンと一緒に食べるのが最高だ。
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1000年以上前からブリー地方で作られていたブリーチーズ。癖が少ないと書いてあるが口に入れた瞬間、発酵食ならでわのうまみと匂い(臭い)がひろがる(ブルーチーズよりは確かに癖が少ないと思うが)。ルイ16世がフランス革命後に国外に亡命する際、このブリーチーズが食べたいといって、乗っている馬車を止めてまで手に入れた食べ物だったそうだ。
8:20 宿を出発
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ブロア城周辺の庭
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朝のブロワ城
やはり観光は人がいない朝に限る。天気に恵まれて本当に良かった。
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城下町のベーカリー
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すがすがしい朝、ブロワの街をあるく。
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Fontaine Saint-Jacques(サンジャックの噴水)
ルイ12世が街に提供した噴水で、雨水の貯水池でもあった。
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街のモニュメント的存在の巨大な階段(Escalier Denis Papin)
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8:30 坂上の街を覗く
自転車で足を使っているせいか、息切れすることなく上がれてしまった。びっくり。
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通常お城がある街は守備のため真っ直ぐ見渡せる道は造らないと思うのだが
ブロワの街は現在の観光にとって素晴らしい作りだ。
階段を上がるとバーがあった。朝8時半なのにもう開いてる(それとも閉店するのかな?)
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坂下の脇道に広がる中世の世界
私達は脇道(小道)マニアだ。とくにここフランスでは脇道にこそ歴史がつまっている。思った通り脇道には古い建物がぎっしり。
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見逃してしまった。。
コンデ ホテル
一部のゴシック様式の建物は中世初期の建造物らしいが、ルネサンス期後期に改装され、それぞれの特色を見ることができるそうだ。
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脇道の階段を発見。何世紀にもわたって色んな人が色んな思いで、登った階段なんだなと思うと感慨深い(きっと階段は改装されているけれど)
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9:00 朝のロワール川
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中世の建物を色々見ていたらこんな時間になってしまった。
急いで出発しよう。
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川沿いをしばらく走り、森に入っていく。
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森の中に現れた門。
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10:00 Menarsの街
隣町のムナールの街に近づくと、休憩場らしきものが見えた。
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前回みた足湯みたいなものがある。共同浴場か(青空?)
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Lavoirという共同洗濯場だった。
1773年メナール城に住む公爵から共同洗濯場を作るため土地を与えられたそう。2011年メナール市が買い取りこのような憩いの場が作られたのだろう。
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(右)メナールの街角
メナール城の門
見どころが多いせいで、このように写真ばかりとっていると多くのサイクリストに追い越される。
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ムナール城と城壁
ロワール川とムナール城の細いみちを通っていく。雲行きが怪しくなってきた。
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ぽつぽつと雨が降ってきた時にムナール城を見る事ができた。高い城壁のせいで川沿いギリギリまで引いて撮ったのがこちら。
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ムナール城
18世紀のフランス国王ルイ15世の愛妾だったポンパドゥール夫人が1760年代に購入した城。寝室62室、1万㎡以上の広さがあり、広大な園庭もあるそうだ。近代では1980年代から2017年の間、レバノン出身の大富豪が約113臆円以上かけて城の修復を行っていたらしい。2017年に彼は城を愛してくれる人に受け渡す為売却したそうだ。
城の修繕に人生を注いだ大富豪のおかげで、この先数キロに渡り完璧な城壁が続き、中の様子が一切見れないのがとても残念。
ルートではこのまま真っ直ぐだが、脇道にはいって城が見れるポイントがないか探す。
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結局なかったが教会をみつけた。
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教会の脇道を抜けるとロワール川に戻った。
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La Fontaine de Sainte-Radegonde(サントラドゴンドの噴水)
ロワール川の岸にちょこんとある井戸らしきもの。こちらは500年頃のメロヴィング朝時代から存在したらしい。
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この噴水の始まりはラデゴンドという女性がオルレアンからロワール川を下った(曖昧)際にこの地を通ったそうだ。その時彼女は喉が渇いていて、岸にあった石をどかすと水が突然噴出して真水になったそうだ(嘘っぽい)。その奇跡的出来事がロワール渓谷全体の街に広がり、巡礼がはじまったそうだ。(え。)
江戸時代のお寺巡りとにていて、目的のものよりみんな旅をしたかったのだろうか。
さてランチを求めて、先に向かうとする。
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