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教育に役立ちそうなこと

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小学校の学級担任や子育てをしている方が読んで役立ちそうな記事を集めたマガジンです。子どもたちをもっと笑顔にしたい、成長の手助けをしたいいう方におすすめです。一人ひとりそれぞれ違う…
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2020年6月の記事一覧

【子どもの動きが変わる】指示の出し方

指示という言葉が適切かどうかはわかりませんが、私たちは、普段子どもたちと接していて、「~してください」といった類の言葉かけを頻繁にしていると思います。 この言葉がけをする際に、私たち教員がやりがちなことがあります。 主な3つを挙げてみます。 ① よかれて思って指示を丁寧にしすぎる ② 指示の内容がはっきりしない ③ 同じ指示を何度も繰り返してしまう以上の3つです。 思い当たる節や今日やってしまったこと等はありませんか? 私は③をやりがちです。 ①~③についてそれぞれ

【学級ですぐ使える】視線について

突然ですが、みなさん、子どもたちと話すときに視線に気を付けていますか? 子どもたちは、私たちが思っている以上に視線に敏感です。 「先生に見られている気がする」といった類の話を子どもから聞いたことはありませんか? ちょっとした意識をするだけで、子どもが、良い意味で「先生にみてもらえている」と感じるテクニック(私が我流で個人的に実践していることですが…)について書いていきます。 というわけで、以下に、明日からすぐ使える視線について書いていきたいと思います。 普段、子ども

【子どもが退屈しない】授業のアイディア

学校が再開して1週間たったという方も多いと思います。 一週間授業をしてみて、「思っていた以上に盛り上がらなかったな」とか「来週の授業はどうしよう」などと考える時間も少なからずあるのではないでしょうか 今回は、誰でもすぐに取り入れられそうな授業のアイディアを1つご紹介しようと思います。 今回紹介するのは、「参加する機会」をコーディネートするということです。授業で誰もが参加できる機会を作ることで、子どもたちが退屈だと感じないように、むしろ楽しいと感じるようにしていきたいなと

【終わらない業務とさようなら】勤務時間を効率よく使うための工夫

皆さんは勤務時間の使い方を意識していますか? 何気なく働いているといつの間にか時間はたってしまうものです。 ですので、生産性をあげるためにも、時間の使い方について今回は考えていきたいと思います。 通常通りの登校が始まって以前のような日々の生活に戻る前に、自分の時間の使い方を見直してみてください。 それでは、勤務時間の上手な使い方について書いていきたいと思います。 勤務時間内に全ての仕事を終わらせようとするならば、前提として、授業の準備等は、ある程度の妥協が必要になっ

知っておくべき授業準備の裏道

授業の準備ですが、普段、毎回1から準備するのってなかなか大変ではないでしょうか? 私は、最初の頃や初めて持つ学年の時、たびたび苦労していました。 その時、私が使った手ですごく有用なものがあったので、今回みなさんにご紹介したいと思います。 知っておくべき授業準備の裏道について書いていきます。 当然、一からしっかり時間をかけて準備して・・・とやっていくのが力はついていくと思いますので、そのあたりは、みなさんの念頭において読んでいってください。 まず、結論からお話すると、

【宿題の丸付け】より効果的な方法

今回は、皆さんも行っている宿題のチェックの仕方について書いていきたいと思います。 効率的なチェックの仕方と相反する部分もあると思いますが、そもそも宿題は、世間体をたもつためにやっているのではなく、子どもたちの力を付けるために行っているものだと思います。 当然、宿題そのものの量を減らしたり、チェックの量を減らしたりすれば、かなりの効率化を図れるのは事実です。 子どものためを思って出す宿題ですから、より効果的なものであってほしいなと個人的には思っています。 今回は、ちょっ

先輩という人材のリソースを生かす

職場で働いているとほとんどの場合、自分よりも勤務経験の長い人がいるのではないかと思います。 みなさんは、その人たちとどのような関係を築いていますか? せっかく先輩がいるのですから、その力を生かさない手はないのではないかと思います。 色々な人たちがいるので、モノ思うところはあるとは思いますが、 もしも上手く先輩の力を生かすことができたなら、自分にとって、とても有意義なのではないでしょうか。 今回は、先輩という人材リソースを生かすことについて簡単にですが書いていきたいと

教室で丸つけや雑務をするタイミング

皆さんは、学校で生活している時の隙間時間について考えたことはあるでしょうか。 私は、業務を効率化しようと思い、学校での1日の生活の中で、丸つけや雑務が可能なタイミングを考えてみましたので、ご紹介します。 なおあくまでも「可能なタイミング」なので、丸つけなどを優先するあまり、子どもと過ごす時間が減ってしまったり、子どもを見守る時間を過度に削ったりしないよう、バランス良く運用してもらえればと思います。 では、可能なタイミングをいくつか紹介していきます。 ①勤務開始から一時

【若手向け】明日の授業の準備どうしたらいいの?

※この記事は、とりあえず明日を生き抜こうという方を応援するために書いています。 細かいやり方云々は別記事に預けるとして、私が最初の頃にしばしば思っていた「明日どうするねん、じぶん・・・」という問題に目下取り組むためのノウハウを簡単に整理いたします。 では、はじめます。 1、まずは、放課後、赤刷りの教科書を見ましょう。何も書いていない教科書からみて・・・・という方法は望ましいですが、明日どうするねんという状態になっている人にはあまりオススメできません。 まずは赤刷りの教

同僚と話すことの大切さ

みなさん、同僚とコミュニケーションはとっていますか? 私は、時短と効率化の側面から、近頃コミュニケーションをとることを減らしていたのですが、そうしてみて、改めてコミュニケーションの大切さを感じています。 確かに人と会話をせずに、仕事をサクサク進めていた方が、仕事自体は早く終わるのですが、私にはどうもしっくりきませんでした。 少なくとも子どもを一緒に見ていくチームの人とあまりコミュニケーションをとらずにやっていくのは、いかがなものかと思ったのです。 例えば、学年単位で考

学級経営を振り返ってみて思う事

学級経営について改めて簡単にではありますが、振り返ってみました・・・ 今回は、思いついたことを主に2つ、書いていきたいと思います。 ①油断しないようにしているけど、油断しているのではないかということ子どもたちは毎年、それぞれ違います。 当然、同じようなことをベースにして行っている自分自身の学級経営の危うさは常にあるはずです。 しかし、現実問題、本当にそれを警戒して準備を可能な限り整えているかと自分で考えると疑問が残ります。 自分のOFFの時間も全て使ってそうすること

【若手向け】子どものできることを増やす

日頃の指導を振り返ってみると、案外同じことを繰り返しているということがあります。 例えば当番活動です。 より良くやるために工夫を凝らしていけるようにしてほしいところですが、アプローチをしていかないと実際問題それはとても難しいと思います。 では、どういったアプローチが効果的なのでしょうか? 今回は、私がよく使うアプローチを2つ紹介したいと思います。 1つは、子どもに気づきを与えるアプローチをすることです。 これは、お手本を提示してあげるイメージです。 ここの部分、

より良いトラブル対応とは?

学校がまたはじまり、時間が少し経ってきました。 みなさんは、いかがお過ごしでしょうか。 今回は、生徒指導について少し書きたいと思います。 子ども同士、緊張もほぐれてきて自然体に近づいてきました。 緊張で抑制されていたことが少しずつ解禁されてくるにつれ、多少のトラブルが散見されるのではないかと思います。 友達同士のトラブルも起きるかもしれません。 今回は、そんなトラブルについての小話です。 あるトラブルが起きたとして、そのトラブルに皆さんはどう対応しているでしょう

トラブル予防について

先日、生徒指導について書きましたが、今回も同系統のことを書きたいと思います。 今回は、トラブル予防の生徒指導についてです。トラブルの予防は、ある側面では積極的な生徒指導とも言います。 この記事では、予防に使えそうな工夫を2つ紹介したいと思います。 1 トラブルになりそうなこととその対策を予め伝えておく子どもたち同士のトラブルは、ちょっとした出来事からの発展が多いです。 そのため、予め、「~のようなことがおきるとトラブルになりやすいよ」といったことを伝えておくととても効