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本を読んだり、ときどき物語を創作したり。 フィクションと脳内妄想の世界が大好きな完全イ…

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本を読んだり、ときどき物語を創作したり。 フィクションと脳内妄想の世界が大好きな完全インドア派の引きこもり暮らし。 本の感想や日常の徒然を気ままに書いていきます。

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    フィクション(小説)を中心に、自己啓発・スピリチュアル・心理学など、お気に入りの本やおすすめしたい本をご紹介します。

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脳内で遊ぶ引きこもり暮らし

はじめまして。 自己紹介がわりの投稿です。 本が好きですが読書家ではありません。たくさん読んでいるわけでもなく、単純に本という存在が愛しい。本棚にあるだけで幸せを感じます。 基本的にはフィクションを好むことが多く、本棚の9割は小説・文学で占められています。 よく読む作家さんを名刺がわりにご紹介しておきます ・川上弘美さん ・小川糸さん ・小川洋子さん ・江国香織さん ・原田マハさん ・瀬尾まい子さん ・島本理生さん ・西加奈子さん ・恩田陸さん ・沼田まほかるさん ・

    • セレブになりたい妹と庶民派の姉

      セレブになりたいよね。今年55歳になる妹がさらりと言う。 テレビにリモート出演していた、元祖国民的美少女の後藤久美子さんの暮らしぶりを見ての呟きだ。 確かに。本音をいえば「お金持ちになって自由気ままな暮らし」がしたい。生活に困らないお金があれば、なんでもできそうな気にもなる。だけど、それを素直に口にできる大人は案外少ない。 ちなみにセレブになったら毎日どうするのか訊ねてみたところ。 「なんにもせず、のんびりゆっくり、で遊びまくる」そうである。 妹にすれば素直に思ったこと

      • 2022年はアウトプットの年に

        明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 新年の目標・抱負などを本来は掲げる人じゃないのですが、2022年は新生を目指してみたいと思ってます。 2022年はアウトプットをする! これが今年の目標。アウトプットの中には情報・行動・感情・思考なども含まれます。補足として柄にもなく『感謝と貢献』も裏の目標として設定してみました。 というのも、年末は怒涛の試練ラッシュにあいまして。ひとりではとても対処できそうにない出来事が起こり、たくさんの方に

        • この世にアイは存在しますか

          『この世にアイは存在しません』 冒頭の一文から既に世界に惹き込まれていた。 シリアで生まれた主人公のアイは、裕福な夫婦の養子として大切に育てられる。周りから見れば恵まれた環境であり幸せそのものだ。けれどアイは自らの身に舞い込んだ幸運を抱きしめることができない。 なぜ自分が選ばれたのだろう なぜ他の人は選ばれなかったのだろう 選ばれたというより『選ばれてしまった』後悔の念に縛られて生きている。選ばれなかった人たちの『不幸』な現実をつきつけられる度、アイは自分を責めるのだ。

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          余白のある文章を

          ゆっくりとページを捲る。 文章を追うのではなく拾いながら読む。 読書の醍醐味って人それぞれだけど、私は大事な何かを見失ってたなと気づく。いつの間にか「一冊でも多く、そして早く」本を読む行為そのものに重きをおくようになってしまっていたと。 久しぶりに川上弘美さんの短編集を手にし、言葉を拾いながら読み進めてみる。ああ、やっぱり好きだなと感じた。面白いとか感動したとか、何がどうしたという具体的な「好き」は表現できない。 だけれど「しみじみと」した世界がそこに広がっている。この

          余白のある文章を

          ミステリー読破には集中力が必要

          知り合いの娘さん(中学生)にすすめてもらった本が積読の中に埋もれていた。目が合ったというか「そろそろ読みませんか」と話しかけられた気がしたので手に取る。 実はこれまでもページを捲っては閉じ、捲っては閉じを繰り返して、いつの間にか積読の仲間入りをしていたのだ。 正直、本を読むスピードは早い方だと思う。比較対象がいないので自己申告ではあるけれど。自分が読みたくて購入した本ならば2時間で大抵は読み終える。 人からすすめられて買ったものだからなのか。読みたい欲求が希薄だったから

          ミステリー読破には集中力が必要

          ここではないどこかへ

          エッセイを読むことは少ない。 なんとなく哲学的なタイトルに惹かれたのと、偶然目にしたおすすめ本紹介の上位にランキングされていたため購入した一冊。 『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』 若林 正恭著 みなさんご存知の、といって良いのか定かではないけれど、お笑い芸人オードリーの若林さんが書かれたエッセイ本。 正直それほど期待せず購入したので、積読状態で数ヶ月ほど放置していた。ふと読んでみようかなと思い立ちページを捲ったところ、自分でも驚くほど世界観に引きこまれていっ

          ここではないどこかへ