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漢方薬でフレーバー珈琲

「漢方薬ってこんなに楽しめるものなのか!」
コレが今回の「18番」に関する感想です。入院していた病院の麻酔科の先生の影響がずいぶんあるとはおもいます。この先生の説明がとてもわかりやすく、何を訊いても詳細に応えてくださり、なんだか絵本の読み聞かせのようで、私はこの先生との”おはなし”がとても好きです。

さて18番とは?
私がこれまで病院で処方されてきた漢方薬は全部ツムラ漢方薬ですが、すべて「番号」があるようで。今までなんの気無しに飲んできました漢方薬でしたが、ちょっとこの機会に振り返ってみました。

※市販でもよくある風邪ひきそうな時の葛根湯(かっこんとう)。これツムラ1番。

※私、胆石症だったんですが(今も石持ってるけど)、症状が酷かった時にお友達してたのが、大柴胡湯(ダイサイコトウ)。これツムラ8番。

※シンガーやってますので、咳には敏感。喉が痛いわけではないのに咳が続いた時に呼吸器科で処方されたのが、半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)。ツムラ16番。

で、今回の18番。これ、桂枝加朮附湯(ケイシカジュツブトウ)。

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術後の痺れ取りのために「タリージェ」という薬を飲んでいたのですが、どうも私の場合、副作用のひとつである「便秘」が強く出てしまうのもあって、途中から勧められたのがこのケイシカジュツブトウで。これは、退院後3ヶ月経った今も、継続して飲んでおります。

これを飲んでいると身体が「冷えない」感覚があって、ポカポカします。汗もかきます。アツいというより温まってるイメージです。身体の"通り"も良い気がするので、朝ウォーキングする前などに飲むようにしてます。そしてなんと言っても「味が好き」です(笑)

名前にもあるように「桂枝」が入ってます。シナモンです。

入院中、この漢方を薦めて下さった先生が「コーヒーに入れるといいですよ」とのことで、その後ずーっとそうしてるのですが、つい先日「え?混ぜて飲んでるんですか?」と!!!え?先生が教えてくれたんですよ??「わたし一緒に飲むといいとは言ったけれど」と(笑)。私の受け取り間違い???混ぜるんだとばかり。。!「や!でも、それはとてもいいことだと思います」。。。と、言ってくださった(私に合わせてくださった???笑)ので、引き続きそうしてます。

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写真は入院中の時のですが、珈琲と混ぜてシナモンフレーバー珈琲にしてました。

このままでも美味しいですが、牛乳を入れてカフェオレにした方が、このシナモンフレーバーが引き立って、さらに美味しかったです(私の味覚です)。

お薬なのに、お薬でない。そんな感じ(「さよならだけど、さよならじゃない」って歌好きでした)。むしろ、このフレーバー珈琲スタイルにしてから、より珈琲タイムが楽しくなったんですよね。前回も書きましたが(→参考note「珈琲に助けられた入院生活」)、珈琲を飲むこともだけれど、淹れることによる日常の楽しさがあって。そういう意味じゃ、この「漢方薬」にも助けられましたね(趣味と実用を兼ねるとはまさにコレですね)。

ちなみに、入院中、時間だけはたっぷりありましたので、こんな動画(非公開なのでここでだけ観られます)を作りました(笑→ https://youtu.be/67YDEs2fj8k

しかし、退院後の診察で、漢方薬についてもいろいろ訊きましたが、本当に奥が深いですよね。当たり前といえば当たり前なんですが、漢方薬の名前。漢字のひとつひとつに意味があって、その効能がどういうものかわかる。うん、やはり当たり前のこと言ってますね、わたし笑

教えてくださる方で、理解度も変わるから、やはり言葉って面白いなあとつくづく。。。あ、ちなみに退院後のお気に入りは、フレーバーティー!

紅茶に桂枝加朮附湯(ケイシカジュツブトウ)をしっかり溶かして、寝る前に映画やドラマを観ながら、漢方薬ブレンドティーを飲んで過ごす時間がたまらなく好きです。

タイトルの珈琲はどこへ行った?笑笑


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