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スリランカアーユルヴェーダ旅行記①(スリランカ入国〜へリタンスマハゲダラ紹介編)

さて、そろそろスリランカアーユルヴェーダ旅行記を書いていこうと思う。
(料金については最後にまとめる)

スリランカへはいつもと同じ、バンコク乗り継ぎのフライト。
往路に6時間トランジットがあること、深夜着になることはネックだけど仕方がない。バンコクでラウンジをはしごしながらコロンボへのフライトを待った。

夜中1時前スリランカに3度目の入国をした後は、過去に数週間滞在したことがあったサーフタウンへ向かい、そこで数日を過ごした。ローカルの友人らとサーフィンのコンペティションを応援したり、ゲストハウス併設のBarの改修を見守ったりしながら移動の疲れを海に入って洗い流す。この時期に暖かい海でサーフィンが出来るのは至福の喜びだ。

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スリランカ4日目、いよいよ西部ベルワラという都市にあるヘリタンス マハゲダラというアーユルヴェーダホテル(今調べたら一応5つ星)を目指す。

トゥクトゥクで埃と排気ガスにまみれながら海岸線を1時間と少しばかり走り、無事ホテルのゲートに到着した。


セキュリティがかなりしっかりしているようで、予約の名前を告げ確認がとれてはじめてゲートが解錠され中に入ることが出来た。
カートでフロントロビーまで移動しチェックインを済ませる。
プルメリアの首飾りで迎えられ、鳥の形を模した立派な燭台に火を灯す小さな儀式を行った。


ウェルカムドリンクはジンジャーとタマリンドのジュース。酸味と辛味が濃厚で、常温というところがさすがアーユルヴェーダ施設だなと感じた。

スタッフにざっとした施設と部屋の説明を受け、アーユルヴェーダドクターによるファーストコンサルテーションは明日行うことになったと告げられる。
部屋でアンパッキングを済ませ、夕食をとりにレストランフロアへ向かうと、壮大な夕焼けが出迎えてくれ、思わず中庭を走ってビーチへでた。
まるで黄金のオーロラのような空。
あまりの神々しさに、しばし言葉を失いながら儚い夕陽を眺めた。

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ちなみにこのホテルは以前ネプチューンホテルといったそうだが、2004年の大津波でダメージを受け、2011年にヘリタンスグループがアーユルヴェーダホテルへと生まれ変わらせ(買い取ったのだと思われる)オープンさせたのだそう。設備こそ古いが、掃除が行き届いていて、とても丁寧に管理されている印象を受ける。


そうそう、なによりここは、「スリランカといえば!」というほど有名なジェフリー・バワ建築。オールドクラシックな佇まいでとても品があるホテルだ。

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敷地内にはとにかく緑が多く、中庭にあるアイコニックなインフィニティプールは、滞在者の憩いの場となっている。

ビュッフェ形式の食事を軽く済ませ、翌日のコンサルテーションに備えてその日は早々と眠りについた。



翌日6時半頃に目が覚める。スリランカに来てから10時就寝6時起きが定着したおかげか、目覚ましが必要ない体になってきている。

窓を開け身支度をしていると6時45分からほぼ毎日プールサイドで実施されているモーニングヨガを教える声が聞こえてきた。


ここでは早朝のヨガ、週に2回の瞑想、仏教の講座にアクアヨガ、料理教室まで色々とアクティビティが用意されていて滞在者は無料で受けることが出来る。
そのほかにも夕食時には民族舞踊や音楽のパフォーマンスなども行われていてずっと施設内にいても飽きることがない。
滞在者同士の親睦を深めるためのモクテルパーティも週に一度開かれ、まさに至れり尽くせりだ。

軽く朝食を済ませ、9時からアーユルヴェーダドクターによるファーストコンサルテーションを待った。
アーユルヴェーダトリートメントや診察などはすべてホテル棟から歩いて3分ほどのアーユルヴェーダセンターという建物にて行われる。滞在者は毎日リスや野鳥やオオトカゲが生き生きと暮らすお庭を通って移動し、治療やトリートメントを受けることになっている。

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ドキドキしながらウェイティングルームで待っていると、とても綺麗な同世代の女医さんが迎えにきてくれた。
ここで働くのはドクターもトリートメントセラピストもだいたい8割が女性なのだという。基本的に同性がトリートメントを担当するため(全裸になるトリートメントもあるためだと思われる)、この比率なのだと言っていた。


初回のコンサルテーションのみ通訳をお願いし、ギトミさんというスリランカ女性通訳の方と一緒に診察室へ入る。

ドクターの隣に座り、覚えている限りでは50以上の質問に回答した。
これまでの自身の病歴、親の病歴、服用中の薬、好きな味、寒い場所と暑い場所どちらが好きか、行動を起こすのは早い方かなどなど西洋医学では聞かれることのない質問などもあった。
問診の後、血圧を測り、手や顔・足などに触れ、最後に3本の指で脈をとる。こうしてドクターはドーシャ(エネルギーの状態)とプラクリティ(生まれ持った本質)を判断する。
プラクリティには、ヴァータ(風と空)、ピッタ(火と水)、カパ(地と水)の3つ(もしくは混合タイプ)があり、どの要素が乱れやすいかという自分の性質を教えてくれる。

私は診察の結果、ヴァータ・カパタイプとのこと。
このタイプがかかりやすいとされている病気など、確かに自分が過去患ったものが多かった。
ドーシャ判定の後、何を食べ・何を食べないべきか、日常生活で控えることなど、普段の生活でどのようにバランスをとってゆくのかについてレクチャーが行われ、滞在中の大まかな治療方針とスケジュールが決定される。
私の場合寝つきが悪いこと、首や肩のこり、むくみや冷えなどが問題としてあったため、それらに対応するお薬が朝晩処方され、症状を緩和するトリートメントが組まれることになった。

さぁ、この10泊11日で何がどう変化するのか、またはしないのか。
わくわくしながら初回のコンサルテーションを終えたのだった。

次回に続く。

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