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【リトリートな旅】 アルプスの国の楽園エンガディン 〜 Retreatの素晴らしさに出逢った旅の話 〜

スイス東南部に位置するエンガディン地方は知る人ぞ知るアルプスの楽園。

私にとっては、日常生活に流されていくうちに鈍ってしまう感性やココロのゆとりを取り戻せる大切な場所の一つ。エンガディンを訪れ、その清らかな自然美と癒しのパワーに魅了されたことがきっかけで、私は「ココロもカラダも健やかになる旅をプロデュースしたい」と思うようになりました。

エンガディンからの招待状
それは、10年以上続けてきたツアコン業を引退し、会社勤め生活を始めてから1年が経った頃のこと。慣れない生活スタイルから原因不明の全身蕁麻疹やストレスに苦しめられる日々、何故かスイスの山々とその凛とした空気の感覚が浮かんでくるのでした。まるで、スイスの山々に「帰っておいで」と呼ばれているかのような…

特に頭に浮かぶのは、エンガディンの美しい湖畔の村「シルスマリア」とその背後に延びる静寂の「フェックス谷」の景色。
その場所は、かつてのスイスツアーで一度だけ訪れた場所でしたが、その時の光景や風の優しさが恋しくてたまらないのです。

しかし、思い出せる情報は村の名前が「シルスマリア」だったということだけ。今のようにSNSや簡単に見つかる情報はありませんでしたが、ネット検索を駆使して「フェックス谷」のこと、そこに佇む「アルペンホテル」などの情報を見つけ出し、恋い焦がれる思いでスイスへの一人旅に出ました。

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2007年7月 エンガディンへの逃避旅行
数年ぶりに訪れたフェックス谷には西洋トラノオが咲き乱れ、谷は一面桃色の絨毯。穏やかな静けさに包まれているその場所は「天国に来てしまったのではないか?」と思わされるほど心地良く、優しさに包まれて、瞬時にココロもカラダも解放されていくのを感じました。

滞在中は周辺の森の中や湖の畔りをのんびりと気ままに歩いて過ごすだけ。
それでも、心の真ん中から歓びが溢れ出て来るのを感じました。
頭の中からモヤモヤとした霧が晴れていき、五感がどんどん目醒めていく。自然界からの清らかなパワーに満たされて自分が生まれ変わったかのよう!
五感が満たされるということが、どれほど豊かなことかを実感。

自然はいつでも私達のそばで惜しみなく、見返りを求めることなくエネルギーを与えてくれていること。私達だって地球上で生きる自然界の一部に過ぎない存在だということ。自然界と寄り添わずして生きて行くことなんて出来ないということ…

そのようなコトを言葉としてだけではなく、肌で実感させてくれたのがエンガディンでの旅でした。
そして、この体験こそが「リトリート」であり、日常の生活や常識から抜け出して身も心も健やかに、朗らかになれる旅となったのです。

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ココロもカラダも健やかになる旅を
元気のなくなってしまったココロやカラダ、鈍った感性を取り戻せる旅。
そのような旅のスタイルを広めていきたいという思いから、2015年にエンガディンの魅力を発信するプロジェクト「エンガディンのささやき/Whisper from Engadin」を始め、2016年2月「SILS TRAVEL/シルストラベル」の開業に至りました。

そして、2022年からは「リトリートからサスティナブルへ」を新たなコンセプトに「新しい旅スタイル」をプロデュースしていきたいと思っています。

Tabi Mari ♡


SILS TRAVEL|シルストラベル
Website  https://www.sils-travel.com/
Facebook  https://www.facebook.com/silstravel/
Instagram  https://www.instagram.com/private.travel.designer/
Youtube   https://www.youtube.com/channel/UCBIF7selumtYhKlEX-RCcVA



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