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あまりおすすめしない「そうめんホテルキーの作り方」(流し編)

みなさまごきげんよう、

たべられないアラカルトです。

華金ですけど、みなさまいかがお過ごしですか?

私は偏頭痛で先ほど、お薬を飲みました。ううう。

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(以下、作品PRを含みます)

1.  使用する材料

さて、今日は「流し編」ですね。

「流し」(私の造語です)とは。

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↑この透明なゼリーみたいなところを指します。


ざっくり正確にいうと、これは樹脂です。

使用しているのは、

高透明&難黄変&無臭で計量が簡単

(私の中で)評判の良い、こちら↓。

箱には、流しの素(樹脂)となる

主材と硬化剤の2種類の液体が入っています。

(なので2液性レジンとも言われたりします)

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これを2:1の分量でまぜまぜして、

化学反応を起こします。


混ぜはじめて30分くらいは水っぽいのですが

それ以上経つと、水飴の硬さに変わり、

1日以上経つとカッチカチやぞになります。

なんか今、ザ●ングルっぽいの入りましたね。

お気になさらず。



2.  気をつけている「まぜまぜポイント」

しかし水もそうですが、

液体を混ぜまぜすると、泡が出ますよね。

これを放っておくと、そのまま固まってしまい

すべすべつるんなホテルキーにはなれません

表面と裏面だけは、

泡は出さないようにします。


そのために、

今からお伝えするポイントを抑えつつ

作業します。


3. 基本の「まぜまぜポイント」は4つ!

以下、自己流ですが…

(1)優しくゆっくり混ぜる

流しの素(樹脂)を混ぜる時は、

急がなくても大丈夫


固まり始めるまでに時間はあるので

ゆっくり、

泡立てないように混ぜます。

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ちなみに、

まぜまぜするときに紙コップ使うと

おそらく紙コップの中の空気か水分が入り込んで

細かい気泡が多くなる気がします。

(私調べ/気泡を気にしなくてよい作品なら紙コップでOK)


なので私は、

必ず付属のカップ(1箱に1個ついてます)か、

プラカップを使用しています。


(2)流しの素(樹脂)を温める

まぜまぜした流しの素(樹脂)に

湯気(水分)が入らないよう、

カップ口にラップをして、

ほどよく温めた湯の中で湯煎します。(やけど注意)

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それはバレンタインのチョコ作りのごとく

愛を込めて。


温めると、なぜか気泡が

液体の上方に上がって消えるんですよ。


なぜかは数回調べたんだけど

やっぱり何となくしかわからないから

借りてきてきた言葉でしか説明できないので

ドヤ顔できないけれど。

(私ですか?化学で赤点とったことがあります)


(3)シリコン型を温める

流しの素を、

ホテルキーの形をした

シリコン型に流し込んでいきます。

でも、その前に。


(2)の段階で絶滅したと思っていた気泡も

実は細かくて目に見えないくらい小さくなって

残っていることがあります。

これが寄せ集まると、

大きい気泡になってしまうんですね。

まじスイミーかよっていつも思ってます。


あと、一見滑らかに見えるシリコン型も

きっと小さな凸凹や穴があって、

そこから

気泡が発生していることも考えられます。


なので、

気泡が発生しても消えやすいように、

シリコン型もあたためておきます。


(4)優しくシリコン型に流し込む

あたためた流しの素(樹脂)を、

あたためたシリコン型に、

そろりと流し込みます。


何がなんでも、この1層目のうち

シリコン型に触れる部分だけは、泡を作らない。

という強い信念を持ちます。

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あとは、ホコリがはいらないように

蓋(ラップ)をして待つ。

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たまに気泡が発生していないか確認して、

発生していたら、竹串で1粒ずつ、消す。

隅っこは気泡頻発ゾーンなので、念入りに。

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4. もっと気を付けるポイント

実は、流しの材料は、

まぜまぜしているときに化学反応で

あまり体によろしくないガスが発生します

(かっちかちになるまで発生します)

なので、計量の時から気泡潰しまで、

すべてマスク&手袋&メガネ着用

換気万全で行います。


そして、全工程で

ホコリが入らないよう

めちゃめちゃ目配りします。


「まだ居たんかーーー!」ってなりながら

無言で気泡をつつく毎日です。

まぜまぜするカップも、

まぜまぜするかき混ぜ棒も、

シリコン型も全部、

マステでホコリを一掃してから使います。

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手のかかる子です。

だからこそ、

「そうめんはいいぞ可愛いぞ」

ってなるんですけど。



5. 「流し」は三度繰り返される

実はこの「流し」。

1本につき、3回行います。

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1回目は、ホテルキーの表層。

2回目は、そうめんと具の層。

3回目は、ホテルキーの裏層。

書いてても読み返しても

「これ超めんどいな」って思います。


でも、3回に分けることが、

美しい作品作りの秘訣だったりします。


一番の理由は、一気に流すと

そうめんや他パーツが(軽さで)浮いて

あちこち行ってしまうため


二番の理由は

最初からパーツを入れると

パーツのあるところは

消したい気泡を確認しにくい&消しにくいから

です。


「流しそうめん」なので

特にパーツが入っている層は

大きな気泡以外は

消さないようにしているのだけど。

その塩梅は、毎回試行錯誤して作っています。


6. 実はもうひと手間、かけてます

今日は文章なげーなーと

思われてるかもしれませんね。

ごめんなさいね、

もうちょっとで終わります。


「流しは三度繰り返される」

とお伝えしましたが、

実は、実質4回、「流し」しています。


2回目の流しをするときに

そうめんパーツを入れるのですが、

乾いた粘土のそうめんパーツをそのまま入れると

「入浴剤かな」

っていうくらい気泡が出まくります。


粘土そうめんの表面に

こまかーーい凹凸があり、

そこから空気が出ていくからなんですね。(多分)


なので、一度、串カツのごとく

そうめんパーツだけを「流し」につけ、

固めてから2回目の流しに入れるのです。

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いやー。

なんて効率が悪いんでしょう。

でも作りたいもの作れてるから、幸せなんです!

お買い上げくださった皆様、ありがとう!!



ここまでご覧くださった方は、

今日はそうめん食べ放題の夢が見られるよ。

よかったですね。

ぜひ、薬味選び放題&わんこそばスタイルで

お楽しみくださいね。


あと、

レジンに関してはほぼ独学なので

ここ間違ってるよー!とか

ここはこうじゃない?とか

あったら教えていただけますと幸いです。


次回、「磨き編」。

乞うご期待!






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