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歴史と芸術が街に融合~和歌山・くどやま芸術祭2021~

和歌山県北部にある九度山町は、高野山のふもとにある人口およそ3700人ののどかな街。私でも知っている関ケ原の戦いで、敗れた真田昌幸・幸村親子がここへ流れ着いたことが有名。決して大きな街ではないこの場所に5年ぶりに開催されているのがくどやま芸術祭である。


2021年9月19日から10月17日の1か月間行われるくどやま芸術祭。「町が丸ごと美術館に」のキャッチコピーの元、九度山の街に芸術が散りばめられている。

真田のまちと称した商店街へ入る。小さな個人商店が立ち並ぶ中、ところどころにアートや芸術作品が展示されている。時間の都合上すべて回れなかったが、雰囲気だけでもご紹介できればと思う。(なお写真撮影は可能でむしろインスタグラムで投稿キャンペーンを実施中。詳しくはホームページへ)

今回の旅の相棒のレンタサイクル、役場で借りられるが坂が多い場所なので、体力面が心配な方は注意。1日500円。

民家にも芸術あり。

屋外にも芸術作品の展示あり。

今回は動画でも。

世界遺産に芸術におっぱいに おもわぬフュージョン

世界遺産・慈尊院。ここはかつて空海の母が暮らしており、近くの高野山にいた空海が月に9回会いに来ていたといわれており、それが九度山の名前の由来にもなっている。

高野山は当時女人禁制で女性が入ることが出来ず、そのため慈尊院は別名に女人高野とも呼ばれるようになった。空海の母は晩年までここで過ごし、今でも祀られている。

早速参拝し、よこにある絵馬に目を向けると・・・。おっぱい?

(おっぱいのことなのでふざけて書いてしまいそうだが、ここは真面目に書くとして)前述のとおり、空海の母が祀られているということの由縁から現在は女性の方が多くおとずれる場所となっている。訪問時実際に妊婦の方も見かけた。子守や安産祈願はもちろん、乳がんなど乳房に関しての疫病退散の為に訪れる方も多いそうだ。女性の思いについて、男性である私にはすべて把握するのは難しいと思うので、これ以上深くは書かない。

その寺院にも芸術作品が展示されていた。

ここでちょっとだけ時を戻す。この写真をご覧いただこう。

中ほどに先が見えない階段があるが、なんとその上にも芸術作品があるのだ。

階段を2週間ぶりにひぃひぃと登り、高台にでると、卵型の揺れるいすが置かれていた。座りたいが、壊れたらどうしよう。訪れたのは開催初日。自重しておこう。

まだまだ芸術作品を巡る。

空き家・商店・工場跡・公園・空・・・。九度山の街並みの芸術が街並みに溶け込んでいて見ていて面白かった。大阪難波駅から1時間ちょっとと、決して遠くはないこの芸術の街を訪れてみてはいかがだろうか。

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